2009年06月05日

英国政界の腐敗

英国政界の腐敗

最近のニュースで出ていたが、英国の多くの国会議員が、法律で認められていない経費を申請して不正受給しており、問題になっているという。選挙にお金がかからないような体制を構築し、まともな議会制民主主義を実践してきた?と思われる英国で、なんとも言いようがない、みっともない事態が発生したものだ。

以前私のブログで、英国について書いた。日本に比べて政治腐敗が起こらない体制を築いた議会制民主主義の先進国だと思って相当持ち上げたのに、何だこの「体たらく」は! 所詮、権力を手にしてしまった人は、いつの世も、どこの国でも、こうした汚いことをやってしまいがちなのだろう。

しかし、英国ではこのような事態を国民が見過ごさないで、とことん追求するような雰囲気はあるようだ。新聞での取り上げ方が辛らつで、結構バッシングがきつい感じ。長年培った、腐敗を除去しようとする政治土壌のあらわれかもしれない。日本では、喉もと過ぎれば何とやら・・・。少し時間がたつと、追求の眼が弱くなる。国民の意識の差が、こうした報道から見え隠れする。

それにしても、この前の鴻池官房副長官(現在辞任)のニュースは驚いた。すっぱ抜かれた後に入院して雲隠れするし。あれは本当に「みっともない」。私だったら、腹切る覚悟で絶対議員辞職する。国民は許しちゃいかん、ああいう人を。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:45Comments(0)政治つれづれ