2009年08月12日

泊り込み制作つづく

泊り込み制作つづく

今日明日と自宅で仕事をするが、昨日までの4日間と、明後日からの3日間は、九州民芸村の工房に泊り込んで制作。集中してやらないと効率が悪いから、時々泊り込んでの作業となる。食料を持ち込み食堂で調理して食べ、マイカーであるライトバンの後部座席を倒して簡易ベッドにし布団を敷いて寝るという日々が続く。

慣れてくるとそれほどきつくはないが、広い村内で、夜は自分ひとりになるから、誰も助けてはくれない恐怖が付きまとう。周囲に村落はないし・・・。

やっぱり怖いのは自然。虫、動物などの脅威が、モロにやってくる。今は夏だから、昼間だとスズメバチやアブ、ムカデか。夜中だと、食堂の光に誘われて大量の羽虫やその他もろもろの虫たちが向かってくる。また、日が出ているうちに食堂内に入ってきた何匹ものアブを退治しなければならない(ハエたたきで)。寝るときは蚊にさされるし、ムカデにも注意。

今回は、塗装室内に入ってきたスズメバチが厄介だった。広い塗装室内で彼を退治するのは大変だ。戦闘機のようにブ~~~ンと飛び回り、天井の上のほうに留まって降りてこない。しょうがないから退治用のテニスラケットをそばに置いてそのまま作業。しばらくすると、耳元でブ~~~ンとくるから、すぐラケットをかまえて体を動かさず戦闘体制をとる。彼らは動くものしか見えないから、体を動かさないようにするのがコツだ。近くに来たら、彼に向かってラケットを振り抜く。すばしっこいアブにも有効な手段だ。しかし、このやり方も失敗したら怖い・・・。丸二日彼が侵入した状態が続いたが、結局、塗装スプレーを一度吹きかけた末、大きく開放させた窓から彼が出て行ってくれたので助かった。できれば彼とは戦いたくない。

スズメバチには一度も刺されたことはないが、2度目に刺されたときショック反応で命が危険にさらされるらしいので、人生中、ともかく一度も刺されないようにしなければ・・・。

もうひとつ、今回車中で寝ていたとき、事件が起きた。深夜、車の下になにやら大きな動物が侵入。ゴンッ!バンッ!と大きな音がし、ゴソゴソ、ゴソゴソ、と延々なにやら動き続けている気配が・・・。お手洗いに行きたくなっても行けない状態に。もしかして猪ちゃん?・・・と思いつつ、気味悪くて眠れない状態が朝まで続いた。車の中だからいいが、これがもし外界だったら・・・自然は恐ろしい。


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タグ :スズメバチ


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:48Comments(0)制作日記

2009年08月12日

東海トラフ付近での地震

東海トラフ付近での地震

先月末、東海トラフ付近(静岡県沖)のドーナツ現象(地震空白域)について、当ブログで書いたばかりだったが、よもや昨日地震が起きるとは・・・。地震というのは本当にいつ起きるかわからないが、前触れとまではいかないまでも、予見させる現象は常に存在する。起きることを前提に普段の備えをされている方々が静岡県には多くいらっしゃるので、比較的被害が軽微に済んだ。これは素晴らしいことだ。

福岡では、数年前に福岡県西方沖地震が起きたが、その地震を引き起こした断層帯(直線状)の先、福岡県と大分県の県境付近で、少し大きめの地震が起きている。しかし、その間を直線で結ぶ警固断層で地震が起きていないわけで、ちょっとした空白域が生まれている感じもする。私たちも本当に気をつけねばならない。

しかし、今回は想定される東海地震ではなくて、関係者はホッとしていることだろう。日本では、科学的理論構築と検証に基づく世界初の巨大地震予知に向け、この東海地震を監視してきたわけだが、何の前触れもなく東海地震が起きることを科学者や行政関係者は一番恐れていると思う。その可能性は充分あり得るから怖い。

今回の地震に際し、東海地震判定会の会見があったが、阿部東大名誉教授の「自然に対して謙虚にあらねばならない」という言葉が印象的だった。


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タグ :東海地震


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 10:49Comments(0)よもやま話