2010年06月09日

公的債務の増加・・・

公的債務の増加・・・

今日は一日中、学校で講義。今はちょっと一休み中だが、今晩はこれから一仕事あるので、今のうちブログの更新を・・・。

ここのところ、ネット上で経済情報を見ていると、ヨーロッパ諸国の公的債務比率が上昇し、財政が悪化。そして信用不安が広がって・・・という状況が多々見られる。その中で特に注目すべきは英国の情勢。2008年以来、公的債務が急ピッチで増加してきており、このままだと最上級のトリプルAの資格を失うとの警告まで受けている。

ご存知の通り、日本の公的債務は800兆円を超え、数年後には1000兆円に達しようかという勢い。しかし、日本の危険な状態は以前からのもので、現在進行形。実は、債務の増加の具合は英国の方がひどいらしく、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリア、ハンガリーなど、危険水域に達してきている他のヨーロッパ諸国も同様の状況。要は、その上昇比率が問題なのだとか・・・。

このような状況を反映して、一部には安全資産と目されている「金」にシフトする動きも見られ、各国通貨に対する金価格は軒並みアップ。やっぱり、苦しい経済・財政事情を一時的にしのぐためにたくさん刷られた「国債」「紙幣」の価値や信用に陰りが見え始めているということ。ここ2~3年が、資本主義経済の大きな転換点になる可能性は高い。

「日本破綻は今度ばかりは現実性がある」という著名な経済学者もいらっしゃるらしい。さすがに借金が1000兆円を超えるとね・・・。政治的対応が急務であることは間違いないね。あと3年が勝負、といったところだろうか・・・。
  
タグ :公的債務


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 18:51Comments(0)経済つれづれ