2011年06月09日

なかなか改善の兆しが見えない世界経済・・・

なかなか改善の兆しが見えない世界経済・・・

本日は自宅にて作業。木加工の品が13点、、、ひたすら下地調整。


さて、久々の経済ネタである。

いくつかの経済関連サイトを日常的に閲覧しているが・・・どうにもこうにも良い情報が品薄状態の世界経済。というか、悪い情報が圧倒的に多いと言った方が良いだろう。

一番大きな問題、、、となるであろうアメリカ経済。どうも例の住宅公社問題が、にっちもさっちも行かない状態とのこと。消費者の買い控え傾向が強くなっている中で、当然マイホームを買う人も増えないわけで、新築が頭打ちな中、中古住宅市場も厳しい。ゆえに多くの空き家がそのまま放置され・・・ホントにどうしようもない感じだ。

バーナンキFRB(連邦準備制度理事会)議長はいろいろと策を講じてきたが、とりあえず破滅的な経済危機は回避できているとしても、経済回復への目立った動きまでに至っていない模様。雇用統計も悪い数値が続き、失業者は相変わらず多い。財政と貿易の双子の巨大な赤字もどんどん増えている。あ~なんか限りなくブラックに近いグレーって感じだ。

中国が台頭してきたといっても、アメリカ経済が世界経済に占める割合は依然として大きいので、その行く末が本当に案じられる。このまま破綻・・・ということにならなければ良いが、、、これはアメリカに限ったことではないのはもうみんな分かっている。世界中、破綻の危険が迫っている国がわんさか状態。いまは、世界の首脳たちが火消しに躍起になっているが、たぶん、どこか一国でも「デフォルト」=国家財政破綻ということになれば、加速度的に連鎖反応が起こるのではないか?素人の私でもそんな予感がする。

資本主義経済という仕組みは、あきらかに行き詰っている。

何か打開する手立ては無いものか?少なくともソフトランディングしないと・・・経済的破滅は戦争を呼ぶこともある。破滅が連鎖すれば、各国は自国の防御に邁進し、世界中至る所で軋轢が一気に高まることは必至だろう。

そもそも、世界経済の規模、科学技術の進歩が急激に進んだのは、ここ150年ほどの間に過ぎない。あまりにも急すぎるんじゃないか?五木寛之先生の「下山」の考え方というのもあるが、ただの拡張主義に走らず、この時代で一旦踏みとどまる覚悟も必要なのでは?(私もまだまだこの覚悟が出来ていないが・・・)

築き上げるのは大変な労力と時間がかかるが、「壊れる」のは一気に、、、だ。

取り返しのつかない破滅を向かえる前に、人間は理性的に知恵を出し合い、互いに協力することができるだろうか?


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タグ :世界経済


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:18Comments(0)経済つれづれ