2011年07月07日

漆漉し作業・・・

漆漉し作業・・・

本日午後は工房で漆塗り作業。

中塗りとはいえ、黒漆にゴミが入り過ぎているので漉し作業を・・・。

漉し器があれば、絞った状態でほったらかしにしておけるのだが、、、

 手絞り!(本当は両手を使って絞る)

 漉しに使うのは吉野紙という薄い和紙。通称「漉し紙」。

 吉野紙を何重かにして器に置き、その真ん中に漆を垂らして折り畳み、
 あとは絞るのじゃゃゃ

 タラタラとゴミが漉し取られた漆が出てくる。

 漉し前、漆がだいぶ固かったので、、、
 樟脳(ショウノウ)をかなり混ぜ込んどいた。

 漆は樟脳を混ぜると、ヤワヤワになるのじゃゃゃ

 だいぶ絞れてきた・・・

 漉し取られたあとの吉野紙。

 しめ縄のようじゃゃゃ

 漉し作業終了!ラップで漆の表面を覆っとく!

 ラップは、やっぱり「サランラップ」じゃないといかん!

 他のラップだと、空気を通してしまうのじゃゃゃ

だいぶふざけた言い回しをしてしまったが、、、
漆の漉し作業というのはこんな感じである。

漆にホコリやゴミが混じっていると、大変見苦しい塗面になってしまう。
ゆえに、この漉し作業というのは大変重要なのである!
   


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:07Comments(0)漆塗り