2011年07月08日

「古代七つの文明展」へ・・・

「古代七つの文明展」へ・・・

本日は本来授業のところ、学外研修ということで、福岡市博物館で開催の「古代七つの文明展」へ。

 久々の福岡市博物館。

 たくさんの中学生が・・・こちらも研修だろうね。

 館内へ!オルセー美術館を彷彿とさせる内装。

 展示会のポスターも貼ってある・・・

 9月4日まで。夏休みに子供たちにいっぱい見に来て欲しいね。
 大変分かりやすくて楽しいし、勉強になるのは間違いなし!

吉村作治監修のこの展示会、全体計画では福岡市博物館を皮切りに全国11ヶ所を巡回するらしい。吉村教授は福岡のテレビ番組に登場するなど、福岡、九州の人々には大変馴染み深い方だが、今回の展示会を通して、やはり素晴らしい人だな、、、と思った。

同展では、展示会場各所にモニターが設置してあり、吉村教授が各文明の解説をしてくれている。最後のモニターでは、現代文明における問題提起をしているところが素晴らしい。正確ではないが、話の概要は以下の通り。

「古代文明は、自然とともに歩み、その都度生み出した技術を駆使して発展しました。現代文明は、いま、この自然とどう向き合っていくか?という時期に差し掛かっています。古代の人々も、災害や戦争などいろんな問題に直面し、大変な危機を乗り越えてきました。私は楽観的です。必ず現代の人々も様々な問題を克服できると信じています。皆さん、よく考えて素晴らしい未来を築いて行きましょう。この展示会は、その一助になれば・・・と考えています。」

私も先生のお話に同感。

本日帰宅すると、玄海原発絡みで起きた一連のニュースがテレビで流れていた。まさに現代社会が突きつけられた問題が顕著に表れている例だろう。

自然に対しては謙虚であれ!ごまかしも最終的には効かない・・・ということだ。住民説明会も佐賀で開かれているようだが、透明性を持った情報公開と、公平性を保った議論を、今後成される様に望む。

本日のニュースでよく出てきた「ストレステスト」というのは、経済の分野でも盛んに使われる言葉だ。企業等の経営状態の健全性を審査するテストのことで、様々な負担、問題にどれだけ耐えられるかというもの。今回は、原発に対して行われるらしいが、どのような指針・検査基準で実施されるかが問題となっている模様。たぶん、東日本大震災の事柄を受けて現在の基準を大幅に厳しくした内容になると思われるが、電力供給の問題も絡むだけに、ここは国の方針がどうなるか、政府、官僚も頭を痛めることだろう。

経済発展の効率を最優先にしてきた現代文明。しかし、その代償は大きい。「欲望の先取りがもたらしたツケ」は必ず大きなものとなるはずだ。今すぐ原発を全廃することは現実的には大混乱を招くから無理だろうが、自然エネルギーへの転換は必ず必要だろう。できればソフトランディングの方向で移行するのがベターではないか。

原発だけではない。化学物質の問題も含めてもうこの時点で対応しておく必要があるだろう。自然や未来の子供たちのためにも・・・ね。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:45Comments(0)社会つれづれ