2011年10月05日

経済・・・暗黒の10月を回避するには?

経済・・・暗黒の10月を回避するには?

いよいよギリシャ支援の輪にヒビが入ってきている模様で、8月辺りから何とか持ち堪えてきた世界経済は、崖っぷちに追い込まれている状況になってきた。

ことはギリシャだけの問題では済まない・・・というのが、経済アナリストの見方。国家のデフォルト(債務不履行)が一度起これば、連鎖波及的に他の国々にも影響が及ぶ可能性があるとのこと。現にイタリアの国債格付けも引き下げられていて、市場は反応している。

クレジットデフォルトスワップ(CDS)という危険な金融商品をも考え出したニューヨークウォール街=金融村の連中(連中呼ばわりである)は、この経済危機が本格化すれば、ますます民衆の怒りの矛先が彼らに向き、槍玉に挙げられることだろう。身の丈に合わない借金をし続けたギリシャの問題も然り、「欲望の先取り」を助長した彼らの罪は重たい・・・と私は思う。

10月というのは、「経済危機が勃発する月」という印象がある。

世界恐慌を引き起こした1929年10月24日の「暗黒の木曜日」=ニューヨーク証券取引所株価大暴落。1987年10月19日に起こった史上最大規模の世界的株価大暴落。そして、リーマンショックに端を発した2008年10月25日のニューヨーク証券取引所株価大暴落と・・・いずれも10月というのが不思議だ。

今回、暗黒の10月を回避するためには・・・
ギリシャ問題がユーロ圏の手に負えないというのであれば、IMF(国際通貨基金)といった国際金融機関による国際協調体制の下での救済が必須。ユーロ圏に限らず、世界各国が出資し合って火消しにまわる必要が出てくるだろう。先進国だけでなく、中国に代表されるような発展が著しい国々も協力して一致団結できるか、否か・・・これがポイントになるような感じだ。果たして・・・。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:22Comments(0)経済つれづれ