2018年08月01日

8月に入っても漆芸つづき・・・

8月に入っても漆芸つづき・・・

もう8月になりました。早いものです!

7月は本当に忙しく、
製作業に加えて講師業も特別授業が目白押しで、
さらに猛烈な酷暑も加わって、だいぶヘトヘトになりました。

学校が一区切りつきましたので、製作業に集中です!
ご依頼頂いているうち、漆塗りに関するものも多く、
8月も、これらの製作が続いていくことでしょう。

その内の一つ=日本刀鞘大小拵は、下地の作業が続いています。
だいぶ予定が遅れていますが、他ご依頼と並行して、
この8月で何とか中塗りまで完了させたいところです。


 木地固めが終わり、鯉口を接着したところ。


 下地塗り前のマスキング。経験上、セロハンテープも有効です。
 発泡スチロールも、、、利用価値あり!!ですね。


 布着せの作業へ。鞘の躯体に馴染むよう絹を糊漆で貼って行きます。


 室(ムロ)で乾燥させては研ぎ~を3回は繰り返し、
 出っ張り過ぎたところは刀でカットして、ある程度平滑にします。
 絹や糊漆が厚いところは、どうしても中が乾いていないので、
 表面を研いでは室入れ~を繰り返す必要があります。

今回の日本刀鞘大小拵は、お客様が本堅地(一番堅牢な漆下地)をご希望されています。
着実に積み重ねて行かないといけません。完成まで、まだまだ先は長い、、、です。   


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 15:18Comments(0)制作日記漆塗り