2017年11月06日

白い下地・・・

白い下地・・・

現在、古い品物の修理をしておりますが、
白色の下地が何で出来ているか分かりませんでした。
水で濡らすとベトベトしてきます。

よく調べてみると、どうも胡粉下地が最も可能性が高いようです。
螺鈿もどうやら膠(にかわ)で貼られているらしい。。。
で、、、化学実験のような研究が始まりました。


 膠、水、胡粉、防腐剤を用意。


 60℃以上にならないよう注意しながら、膠を溶かします。
 ☆大学時代以来、久々の作業です。


 濾し紙で、膠溶液を濾します。


 膠液が腐らないよう、防腐剤を数滴混ぜておきましょう。


 一回目に作った膠液は、濃度が低く粘着性も弱かったので、
 更に濃い目の膠液を作ってみました。

品物に施された白色下地は、濡らして暫くすると強烈な粘着性を発揮します。
数百年前のものですが、現在もその効果は抜群。
調合の具合もさることながら、胡粉や膠だけではない何かが混ざっている可能性もアリです。
自然物を使って、このような上手くできた接着性のある下地を作るとは、、、
昔の人の知恵は凄いですね。

合成塗料での補修も検討しましたが、
密着性や再現性の問題が起こることも考えられますので、
まずは出来るだけ現物に近いものをイメージして修理することに。。。
☆果たして再現できるでしょうか?(^^;



同じカテゴリー(制作日記)の記事画像
朱の乾漆粉づくり・・・
尺八 金蒔絵の完成・・・
鞘塗りをアレコレと・・・
8月に入っても漆芸つづき・・・
猛暑の中、工房整備・・・
工房にも夏空・・・
同じカテゴリー(制作日記)の記事
 朱の乾漆粉づくり・・・ (2018-09-25 01:36)
 尺八 金蒔絵の完成・・・ (2018-08-30 13:37)
 鞘塗りをアレコレと・・・ (2018-08-07 23:37)
 8月に入っても漆芸つづき・・・ (2018-08-01 15:18)
 猛暑の中、工房整備・・・ (2018-07-13 22:50)
 工房にも夏空・・・ (2018-07-05 00:40)

Posted by 瑞緒(ミズオ) at 21:06│Comments(0)制作日記漆塗り
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。