2009年03月23日

カエルのピョン吉

カエルのピョン吉

本日九州民芸村で作業。

品物の清掃作業で一日が終わってしまった。隅からスミまで拭き上げる作業。この品物はすごく複雑な構造なので時間がかかる。う~ん、こればっかし延々と続けるのも結構つらいが、きれいになると嬉しいもの。しかし、まだ補修作業が残っている。金箔や消し粉の補修などはやっかいだ。補修というのは、それなりに時間もかかるし、なかなか上手くいかないもので、満足な仕上がりになったものは少ない。ま、次週やるっきゃないか・・・。

帰りがけに、ガラス工房に顔を出すと、ガラスのY氏とステンドグラスのMさんがいたので、「ちょっと何か話してから帰ろ」と思い、そのまま三人で雑談。先日はヒヨドリ:ヒヨりんの惨劇があったばかりだが、今回はそこから話がつながり、動物ネタへ。

ガラス工房付近の階段を登ったところに筧(かけい)と手水鉢(ちょうずばち)があるが、今年もそこにカエルが卵を産みつけたらしい。最近仲の良いカエルのつがいがいるらしく、どうやら彼らの卵だと思われる。今年は春の訪れが早いので、カエルたちの気も早いのかもしれない。なんとY氏とMさんは、この二匹を「ピョン吉」と「ピョン子」と名付けているとのこと。Y氏が撮った彼らの写真を見せてもらったが、結構いかつい感じで、頬や鼻先が少し尖っている。おまけにピョン吉がしっかりピョン子の上に重なっているので、まるで八本足の新種カエル状態。たまたま工房に動物図鑑があったので、調べてみると彼らはヒキガエルによく似ている。ピョン吉は左足先が無く、昨日も一昨日もピョン子の上にしがみつきっぱなしとのこと。奥さんに世話になっている感じやね、これは。

それにしても、手水鉢には水がわずかしかない。図鑑によると、ヒキガエルは一度に7000個程の卵を産むそうだが(ホントか!)、そんなところで卵がかえったら、オタマジャクシたち、みんな酸欠になるのでは・・・。心配である。


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Posted by 瑞緒(ミズオ) at 00:35│Comments(0)制作日記
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