2021年06月08日

貝殻整理 次の段階へ・・・

貝殻整理 次の段階へ・・・

今日は工房に行きまして、
この前分別した貝殻整理の続きを。。。

今回からは、いよいよ「取捨選択」→「ケース収納」という段階へ!!
大袈裟ですが☆(^^;

取捨選択というのは、、、
つまり使いづらい貝殻を処分する!ということでありまして、
勿体ない精神の強~い私にとっては
「苦渋の決断」に迫られるわけであります(・_・;)


 メガイアワビ(下)、黒アワビ(左上)、マダカアワビ(右上)。
 日本産アワビ貝は、大きくはこの3種ですが、、、
 この前までに、全ての貝殻を3つに分別しておりました。


 メガイアワビが一番多くて、、、
 13cm級だけでもこの量、いや!この倍以上あるのです(^^;
 従って、波打っている形状や薄いもの、虫食いの酷いものは、
 いくら真珠層がきれいなものであっても、
 やはり使えないものとして処分して行かねばならない時期に来ました。
 このままだと、本当に工房内が貝塚になってしまう!(;'∀')


 決断の前に、改めて素晴らしい形状の貝殻たちを眺めて
 集中力を高めます(^^;


 ということで決断の結果がコレ!
 今回だけでおよそ200枚余りでしょうか。。。
 処分対象になりやすいマダカやクロちゃんに加え、メガイさんも随分と、、、
 すまん!粉々になっておくれ~(涙)

彼らは、まずは金づちで割られてから、
工房周辺脇道の窪地に埋められて行く運命であります。
どうか穏やかに、土に返ってちょうだい~(◞‸◟)


 そして、選ばれし者たちは、、、
 このように収納ケースに収められるのでした。。。
 活躍の場へ出でるまでは、しばしこの中でお眠り下さい(-_-)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:19Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年05月31日

螺鈿細工の整理・・・

螺鈿細工の整理・・・

螺鈿細工の予備がだいぶ溜まった来ましたので、
今後の制作に活かすためにも、ちょっと整理してみました。


 こうやって眺めてみると、、、
 ほんといろんな螺鈿細工を作って来ましたね~。

ご依頼や自分の創作では、必ずと言って良いほど
予備分の螺鈿を用意します。

それは、やはり失敗を考慮して・・・の対応なんですが、
工芸品、美術品制作においては、
螺鈿に限らず、パーツの予備は作っておくことが多いと思います。

一から作り直すのが大変だからこそ、
特に量を作らねばならない部品や細工は多めに作っておく・・・
ということですね。

但し、大きかったり、細かすぎたりして
余りにも作るのが大変なものについては1点のみ制作し、
その代わり、失敗をしないような手順や配慮を持って本番に臨みます。
もし、それでも失敗した時は、、、、汗をかくだけですね(^^;

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 11:27Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年05月26日

貝殻洗浄作業・・・

貝殻洗浄作業・・・

昨日は工房へ行き、貝殻洗浄作業などを。。。


 洗いたてのアワビ貝殻たち。


水洗する前は、表面に付着したフジツボなどを金ベラで落とし、
まずはピックアップ=選別作業から始めます。
その手順は以下の通り~です^^

①種類ごとに分別
 アワビ貝には「メガイアワビ」「黒アワビ」「マダカアワビ」の三種があり、
 まずは各種類に分別します。

②質の良くないものを除去
 巣穴が多かったり、変質したものを除きます。

③サイズ別に振り分け
 *重量別に選別する場合もあります。

④良品選別(特注の場合)
 更に、ご注文・ご要望に合わせて、
 凹凸やシワがない曲面がなだらかなもの、厚みのあるものを選びます。
 
以上①~④の作業を経て、
水洗作業を行う・・・というわけですね。 


 長径15cm台のメガイアワビを選別している様子。
 メガイアワビは、他種に比べて平坦で厚みもあるので、
 螺鈿細工や各種加工に適し、引き合いも多い種です。


以上のような水洗された「原貝」は、
加工を自らされるお客様向けにご購入頂いておりますが、
表面の粗研磨まで施した「アワビ厚貝材料」も販売しています。

貝殻外側の表面に積層した茶色い層を研磨するのは大変で、
研磨粉も凄いので、どこでもできるというわけではありません。
お客様によっては、「厚貝材料」をご所望される場合があります。


さて、長々と貝殻作業のお話をしましたが、
昨日の工房の様子は?と言いますと、、、


 黄砂と風が凄く、空の様子がいつもと違う(^^;
 まるで映画「ハムナプトラ」の砂嵐のような様相で、
 ちょっと異様な感じでありました!


  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 13:30Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年05月22日

ヤシ貝のフォルム・・・

ヤシ貝のフォルム・・・

先日行った工房で、ヤシ貝をじぃ~~~っと眺めておりました。


 クリエイティブな変化のある姿と大きさ、、、
 日本本土にはおらんね~。
 なんでこんなフォルムになったとね、、、?
 と、思わず頭の中でそんなブツブツ言葉が。。。

しかし、数週間前にインターネットで調べて見つけた
ヤシ貝の生きている写真を思い返し、、、合点。

食用として流通している生身のその姿は、
殻の入り口の大きさに比例して
驚くほど大きく、立派なものなのであります。

このヤシ貝は「イナヅマツノヤシ」
という和名が付けられているそうですが、
ヤシ貝というのは、そもそもヤシの実に似ているからでしょう。
磨き甲斐のある貝殻であります。

想像を超えた生物というのは、まだまだ知らないだけで
たくさんおるとですね(^^;

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:38Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年05月20日

貝殻の表情・・・

貝殻の表情・・・

先日、貝殻の選別をしておりましたが、、、
あらためて、その姿・表情には、様々なものがあるな~っと思いました^^


 一つとして同じものはなく、本当に多様であります^^
 フジツボの付き方と言い、積層の具合と言い・・・

我々人間もそうですが、自然物・生命の多様性というは
大変興味深く、且つ味わいがあり、神秘性があるものだと、
今更ながら認識した次第です。

同じ種であっても、環境の違いで生育具合がかなり異なってくるわけで、
当たり前のことではあるのですが、、、
「ここまで変わるの!?」という驚きもあります。

一生の中でも、進化の過程の中でも、
少しずつ、もしくは大きく変わることがあるのでしょう。

貝殻一つをとっても、そのことが如実に表れています。
見れば見るほど、面白いものですね~(^^)  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 15:48Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年05月11日

貝磨き作業開始・・・

貝磨き作業開始・・・

昨日は工房で貝磨きなど。
お天気も良く、だいぶ作業がはかどりました。


 磨きご依頼のあった白蝶貝2枚を、、、
 まずサンダーで研磨。最初の工程です。
 何せ100年以上前の貝殻です!
 最初は部分的にお試しをしてから、大丈夫と見るやGo!でした^^


 ビフォ~


 アフタ~


 そんでもって内側のビフォ~、、、


 アフタ~
 まずは#120のペーパーディスクで水研ぎです。
 このつづきは、また工房へ行った時に。。。


 相当たまっていた未整理のアワビ貝殻たちを、、、
 ひたすらフジツボ落として分別です。。。
 何とか大枠整理までこぎつけました(^^;


 16cm級~の超特大シリーズは、、、
 水洗まで済ませました(^^)/


 わが工房へようこそ!(^.^)  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:00Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年05月02日

連休中もコツコツ作業・・・

連休中もコツコツ作業・・・

連休に入ってからもコツコツと作業を進めております。。。
仕事合間の植物観察も(^.^)


 連休明けの本番作業に向けて、、、
 ともかく、地道にコツコツですね~(^^;


 厚貝加工も何件か、、、
 なかなか時間がかかります。


 側面に対し、ヤスリは立てて当てるのが基本で、、、
 輪郭整ったら、そこからアレコレとヤスリの向きを変えながら進める感じです。 


 チョイと一息。。。
 またまたジョグ中に、今度は階段坂で
 この前とおんなじ赤ちゃん見つけました(^.^)


 うわっつ、、、大群です(^^;


 番外編。。。
 ピタッと貼り付いて? 巣ごもりですか(^^;


室内作業でカチーーーン‼となって、身体が固まってきたら、
やっぱり外の空気を吸ってくるのが一番です^^
  


2021年04月26日

珍しい貝殻届く・・・

珍しい貝殻届く・・・

遠方より磨き貝のお問い合わせがありまして、
ご依頼主より白蝶貝2枚と珍しい貝殻が届きました。


 お問い合わせの際に送って頂いた写真を拝見したところ、
 見たことが無いですね~という感じ。

ご依頼主のお話では、お爺様が100年以上前に
東南アジアから持ち帰って来た食用貝で、
東京駅前KITTE内の東京大学総合研究博物館「インターメディアテク」を見学された際、
きれいに磨かれた同種の貝殻をたまたまご覧になられ、
お手持ちの貝殻も磨いて綺麗にされたいと思われたそうです。
しかし、貝殻の種類がハッキリしないとのことでした。


 外側はこのような模様のある外観。


 凄い角が生えています!

お問い合わせがあってから、色々とネットで調べたところ、運良く貝種が判明。
「イナズマツノヤシ」という貝であることが分かりました。
長さが275mmで、この種の中では最大級クラスのようです。

他ご依頼物がありますので、
手を付けるのはもう少し先になりそうですが、
付着物を取り除いて、しっかり磨いて行きましょう。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:16Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年03月06日

青貝の選別・・・

青貝の選別・・・


 新たな制作のため、青貝(アワビ薄貝)端材を分別。
 色味で分けていますが、、、大量にありまして、
 結構時間がかかります!(^^;

1枚ものの薄貝から必要な色味を切り出していましたが、
これだけでは足りなさそうなので、
この端材の中から追加で特定の色味を抽出する予定です。

なかなか根気のいる作業ですが、
しっかりやって次の工程に備えます。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 12:31Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年02月24日

貝殻カット作業・・・

貝殻カット作業・・・

この前の土日は、
糸島の工房でひたすら貝殻カット&加工でした。


 ハンドルーター&ダイヤモンドミニディスク歯で、、、


 ガシガシとカットして行きます!外での作業は気持ち良かですね。


 南西?の風が吹き、ポカポカです(^.^)


 切り株くん、もうすぐ春ですよ(^.^)


 いろいろやって日が暮れて。。。
 また3月に!!  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 14:26Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年02月16日

久々に貝殻研磨・・・

久々に貝殻研磨・・・

昨日は久々に糸島の工房でアワビ貝殻を研磨しました。


 特大もしくは特厚ものをピックアップして。
 お客様の要求される厚みや輝きを満たす部位を取り出すため、
 16cm級という大き目のものがズラリです。


 大きいだけあって、粗研磨だけでも結構時間がかかります(汗)。


 夕方5時半まで粘って、何とか17枚を研磨&カット。


 こんなところでしょうか。。。内側も白い層があるので、
 これを#120のペーパーディスクでそぎ落とすと更に薄くなります。
 厚いところ残っといて~~~です。


 切り株くん、春までもう少しね(^_^;)
 先っぽについたカマキリの卵、、、孵化はまだ先ですなぁ~。


 冷たい風が、、、バリスゴカです。
 原チャリ吹き飛ばされそうになりながら何とか無事帰還(^_^;)


雨が上がって強い季節風が吹いて来ました。
これからまた寒くなりそうですね。(^_^;)  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 17:38Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年02月13日

真っ白いアワビ・・・

真っ白いアワビ・・・


 仕入れた中に、真っ白いアワビ貝殻(右です)を発見!!
 ここまで白いのは珍しいですね~。


 左の貝殻と見比べると、明らかに白い。
 通常アワビは虹色に輝くものですが、、、
 太陽に照らされたのか、熱で茹でられたのか、
 もしくは、、、突然変異!?(^^;  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 14:37Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年01月22日

派手色の螺鈿をピックアップ・・・

派手色の螺鈿をピックアップ・・・


 当工房で通称『派手色』と呼んでいる色味の強いアワビ薄貝をピックアップ中。
 同じ派手色でも、黒と白の台紙の上でこんなにも違って見えます。
 薄貝は厚み0.1mmですから、背景が透けるんですね(^^)
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:19Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2021年01月16日

夜光貝が来ました・・・

夜光貝が来ました・・・


 南の島から、夜光貝を仕入れました。かなり大きい貝殻です。

真珠層も良さそうな感じですが、
今度糸島の工房で削ってみて確かめましょう。
楽しみですね(^^)  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 12:54Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2020年12月28日

2020年工房仕事納め・・・

2020年工房仕事納め・・・

本日は2020年糸島工房の仕事納めでした。
貝塚と化した工房内で、ひたすら貝殻整理を(^^;
ちょっとくたびれましたが、良い一日でした。


 本日は晴天なり。
 片付けには持って来い~の日でした。


 ぞろぞろと貝殻たちが連なっとります。。。
 ほったらかしにしててすみませんでした(-_-;)


 まずは特大級くんたちから優先的に分別です。
 フジツボを落とし、水洗いして丁寧に収納~。
 ☆超特大級17cm以上もゾロゾロと発見!^^


 ひたすらフジツボ落としして、、、今日は手と肩が痛くなりました!!
 約5時間かけて、やっとこの状態に。分別できて良かったです。
 収納ケースを入手していて助かりました。今年はここまで!!

あまりにも真珠層が傷んでいたり、虫食い穴だらけだったりする貝殻たちは、
申し訳ない感じでしたが粉々に割って工房敷地内の道路補修に(^^;)

たまたまうちの工房に挨拶に来られた陶芸のO氏が、
いらなくなった貝殻の一部を引き取り、焼いて釉薬に出来るか試して頂くことになりました。
来年は、可能な限り多くの貝殻たちが再利用されて欲しいものです^^


 いろいろやって日が暮れて、、、
 今年の工房もこれで終わり。


もう来年の工房目標漢字一字は決めていますが、
どうか良い年になって欲しいと願うばかりです。

今年もありがとうございました(御礼&合掌)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 21:56Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2020年12月23日

茶合塗りが完成&納品・・・

茶合塗りが完成&納品・・・

茶合塗りが完成し、本日お客様へ直接納品しました。


 モチーフは「藤袴」。
 大きい茶合には煤紅、小さい茶合にはピース紺の色漆を塗り、
 裏彩色を施した螺鈿で藤袴を表現しました。

だいぶお待たせしてしまいましたが、、、
年内にお渡しできて本当に良かったです(^^)  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:01Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り

2020年12月21日

今年最後の山場・・・

今年最後の山場・・・



 工房作業は今年最後の山場を迎え、勝負の10日間でした!
 なんとかお待たせご依頼品を幾つか納品できそうです。

片付けなどにそろそろ手を付けたいのですが~
もう暫くはバタバタとしそうですね(^^;

心安らかに年越しができますよう(願)。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 17:37Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り

2020年12月01日

2020年~師走の作業開始・・・

2020年~師走の作業開始・・・

12月=師走に入りました。
今年中に納品を!と考えているご依頼品は急ピッチで製作を進めないと~です。

よく考えたら、毎年のことながらこの時期はそう言ってますね(^^;


 それでもこの茶合塗りは・・・「急がば回れ」でやってしまうと、
 螺鈿裏の漆が固まり切らずに後で剥がれそうでしたので、
 11月中は上塗りせずに固着&乾燥を促進させ、
 塗り進めるのをためらっていました。

さぁ~これからまた!ですね。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:44Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り

2020年11月24日

螺鈿貼り直し・・・

螺鈿貼り直し・・・

先日行った茶合塗りの螺鈿貼付ですが、
なかなかそう容易くは行かないもので、、、螺鈿貼り直しです(^^;


 手前茶合の外側に貼った方は、
 曲げたつもりの螺鈿が浮き上がって来て~、
 一旦剥がし~の、無念の貼り直し!

貼り直しって言うのは、気を取り直す必要もありまして、、、
心を強く持たないといけない作業です。
補修などと同様、かなりの時間を要します(^^;



 貼り直して、更に漆で固めます。


材料のアワビ薄貝は自然物。
そういうものはクセがあり、そう人間に都合良くは出来ていないものです。
良い色の材料を選んでいるので、色味優先ということで、
このまま剥がした螺鈿に「割り」を入れ、
曲面に馴染ませるように貼り直しました。。。

妥協というべきか、折り合いを付けるというべきか(^^;  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 18:26Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工

2020年11月20日

茶合への螺鈿貼付・・・

茶合への螺鈿貼付・・・


 茶合塗りの螺鈿貼付が完了しました。

なかなかこのような曲がり具合に螺鈿を貼り付けるのは難しいので、
貼り付けた直後に螺鈿の際へ接着補強のための漆塗り(固め)を丁寧に施し、
圧着固定措置を再度施しました。
しっかりと室(ムロ)で乾かせば茶合躯体への螺鈿固着が安定するでしょう。

今回は細身の絵柄ということもあって、何とか大丈夫のようです(^^;  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 15:46Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り