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2023年12月18日

ハンドルーター買い替え・・・

ハンドルーター買い替え・・・

貝殻加工用に使っていたハンドルーターがとうとう昇天してしまい、、、
急遽買い替えであります。


ホームセンターのナフコに急行!
一台残ってて助かりました~(^^;


壊れたルーターくん。
最近バシバシと貝殻削ってましたからね。
大量の研磨粉を吸ってモーターが焼き付いてしまったのか、
全く動かなくなりました。

10年以上よく頑張ってくれたね。。。


さて、新人くんを試運転であります。。。



なかなか良い感じ。
君もよろしくね!  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 21:15Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2023年11月26日

観測史上最長の温暖つづき・・・

観測史上最長の温暖つづき・・・

昨日からようやく平年並みの寒さになってきましたが、
数日前の工房や自宅周辺ではかなりの暖かさで、
ムシくんたちの活動が未だ活発でありました。

やはり今年は、産業革命以来、
観測史上最長の温暖つづきのようで。。。(^^;


切り株くんも、、、芽吹き活動が未だ活発!!
11月も終わろうかという時に、
これはどういうことでしょうか~(^^;


カメムシくん、、、動きが良いですね。


そりゃ~いかん、そっちは危ないですよ!


気温23度以上~
汗をかきかきひょいと上を見ると、、、キリギリス!!!
ふつう見ない、この時期には見たことない!!(^-^;


自宅に戻ってのジョグ時にも、、、
咲いたばかりのツバキ?に、
こちらさんはクモさんですかね~?

ミドリのクモいるのかな!?


貝殻パーツの大量加工のため、
交換用のダイヤモンドブレードを購入。

屋外で水を使った加工作業は寒くなるのでそろそろ終了し、
室内での加工作業に~と思って購入しましたが、、、
この暖かさが続くようであれば、まだまだ屋外作業出来そうですね。

ありがたいと言うべきか、それとも、、、(^^;

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:24Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2023年11月24日

マダカアワビ磨き・・・

マダカアワビ磨き・・・

糸島工房の作業が多くなっている11月。。。
諸々の作業の合間を縫って、
ご依頼頂いているマダカアワビの磨き貝を作りました。

磨き貝にする貝殻は、
特に虫食い穴(巣穴)の少ないものを選ぶようにしており、
今回は長径160mm程度の突起の大きいものをピックアップです。


まずはディスクグラインダーで粗研磨開始。
石材用の粒度#36~60回転ディスクを使用。


当工房での通称「皮剥ぎ」という作業ですが、
茶色いアワビの表皮をドンドン削って行きます。。。

荒削りすると虫食い穴の確認が改めてよく出来るのですが、、、
ここで穴がたくさん発見されるとNG品に!
しかし、、、大事な巻きの頭のところも含め大丈夫。
ほっと一安心です(^-^;

マダカアワビは波打つ凹凸感と大きな突起が特徴。
これを残しながら磨き貝にするのでとっても難儀ですが、
磨き上がった状態は迫力ある姿になるので楽しみです(^.^)


さて、大枠削ったところで、凹み部分に残った表皮を
今度はルーター砥石で地道に削り落としていきます。


この作業が結構時間がかかり、、、
だいたい1時間半から2時間程度でしょうか(^^;


その後はグラインダーの回転ディスクを
#120のペーパータイプに切り替え、研磨痕を消していきます。

あとは手作業で水研ぎペーパーで研磨。。。
凹みの研磨痕も地道に消して、#700程度まで研磨します。


最後にクリヤーコートをかけて完成です。

#2000程度までペーパーをかけてから
バフがけをして磨き上げることもありますが、
今回は塗装仕上げということに。。。

マダカアワビは、その凹凸感がある特徴故に
螺鈿の材料としては不適なのですが、
世界最大級のアワビ種であることと、迫力のある形状から、
磨き貝としては素晴らしいものになります。

今回もその良さが充分に表れた品になりましたね(^.^)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 11:58Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2023年10月08日

薄器螺鈿修理④ 完成・・・

薄器螺鈿修理④ 完成・・・

御品をお預かりしてから約半年、、、
ようやく螺鈿修理が完成致しました。


最終磨きの様子です。
ともかく蒔絵の金色が剥げないよう、
細心の注意をもって呂色磨きです。


無事完了し、中性洗剤で油分を落として完成です!


反対側からの方が、螺鈿が輝きますね(^.^)


薄器本体の上に蓋をしてみて。。。
あらためて、この器は美しいですね~。

修理した蝶翅螺鈿は、かなり複雑に割れた状態でお預かりしましたが、
割れ目が多いと、漆で接着修理しても至る所で黒い線が出て来てしまい、
見栄えが全くしないことが予想されました。

そこで今回の修理では、割れ目に樹脂継ぎ(接着)を施してから貼り直すという
新たなチャレンジを行いました。
透明な樹脂による割れ目の接着は、
螺鈿の次がある程度目立たないという良好な結果が出ましたので、
今後の修理ご依頼でも使ってみようと思います。


さて、お客様に完成状態をご確認頂き、
ご了承頂けましたら納品へと進みたいと思います。


一旦お包みしておきましょう。
どうか無事にお客様のお手元へと届きますように。(^.^)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 17:25Comments(1)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り修理

2023年10月07日

機械の固定台座をカスタマイズ・・・

機械の固定台座をカスタマイズ・・・

諸々準備のため、急遽糸島工房へ。
幾つかの段取りを行いつつ、
貝殻加工用ディスクグラインダーの固定台座もカスタマイズしました。


台座の板がボロボロになっており、切り替えが必要に。
古い桐板を用意してみましたが、、、


う~む、大正期か昭和初期に作られた箪笥の板なんですが、
接ぎ合わせ板になってます。

膠とか使われていたら、
水を使う工作機械の台座には不向きですね(^^;


ということで、板変更です。
こちら集成材ですが、表面はコーティングされているので、
切断面さえ合成塗料で補強すれば良い台座になりそうです。


ギコギコと、、、汗


カット完了。
表側は木目板のような雰囲気です。


アレコレと工作して、、、


完成であります!


さぁ~試運転してみましょ。。。


よかよか~ですね。
これで安心して貝殻加工ができます(^.^)

この台座、、、半固定型でグラインダーの角度を変えられます。
とある梱包に使われていたプラスチック固定材を転用しておりますが、
なかなか使い勝手が良し。

さぁ~これで一つ準備が完了。
色々と計画していることを進めましょう。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:59Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2023年10月06日

薄器螺鈿修理③ 磨き作業と蒔絵補修・・・

薄器螺鈿修理③ 磨き作業と蒔絵補修・・・

薄器の蝶翅螺鈿修理は、
補修した螺鈿の接着が終わり、いよいよ最終局面に。。。

蒔絵補修を行い、磨き作業を繰り返します。


まずは螺鈿補修した箇所に一旦研ぎや磨きを施した後、
摺漆を行って10時間ほど乾かし、さらに磨きを施します。

この段階の磨き作業は非常にデリケートな作業に。
先が尖ったタイプの綿棒の先をカットし、
キャノーラ油で溶いた呂色磨き粉(微粒子)をつけ
ピンセットでつまんで磨きます。

既存蒔絵の金粉は、磨き過ぎると剥げて来るので
蒔絵の線を極力避けながら、螺鈿表面のみ磨きます。
なかなかこれが難しい作業でしたが、
ある程度上手く行ったかと思います。。。(^^;


次に、毛打ち(蒔絵の細線)で描かれた翅脈(しみゃく)の補修です。
ほんの一部欠損しておりますので。


まずは弁柄漆でこれを描き、、、


金粉を準備して、、、


弁柄漆が半乾きになった所で金粉を蒔きます。。。


しっかり乾燥させてから、
真綿で余分な金粉を絡み取り、、、


また摺漆を施して、しばらく乾燥させましょう。

この後、磨きをまた施して果たして完成となるか!?ですが、
それは明日やってみて判断しましょう。

つづく。。。
  


2023年10月02日

夜光貝 解体作業・・・

夜光貝 解体作業・・・

ここ数日は糸島の工房で連日作業です。
本日からは、夜光貝の解体作業を開始!


過去の分解作業を一部変更。
夜光貝の頭を先にカットしてみました。


分解パーツ一同さんです^^


おっと、、、お頭さんは杯になりそうですね!


連日作業しておりますと、
色んなことが起こります。。。


カマキリの姐御、突如舞い降りる。。。


そして、夜光貝に囲まれる!
姐さんピンチ!!

程なく、わたくしの手により、
安全な場所に退避して頂きました。
とてもお怒りでしたが。。。(^^;)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:35Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2023年09月30日

薄器螺鈿修理② 螺鈿の再接着・・・

薄器螺鈿修理② 螺鈿の再接着・・・

薄器の螺鈿修理は後半戦に。
剥がれた蝶翅螺鈿の再接着であります。。。

前回までは、蝶翅螺鈿の割れたところや
欠けた部分の補完をしておりましたが、、、


接着のためエポキシ樹脂を含浸させていたところは、
固定のため螺鈿裏側に貼っていたセロハンテープを剥がし、、、
はみ出たエポキシ樹脂に研ぎを入れて、ある程度除去します。

研ぎ入れ過ぎると、また螺鈿が割れたり取れて来るので
この作業は要注意であります!


そして、表側にセロハンテープの脚を付けて、、、


またひっくり返して、呂瀬漆(生漆+黒漆)を裏塗りしておきます。。。


2日後、、、乾いた状態です。


表側から見るとこのように。


裏側は、傷口などがボコボコしておりますので、
しっかり研ぎを入れ、より平滑にします。。。


接着面は、漆の厚み分で螺鈿が出っ張って来ないよう
更に研ぎを入れて、底を下げます。。。


最終的にはカッターの刃の裏で削り、
微細な底辺調整を行います。。。

これはけっこう手間ですが、大切です(^^;


一旦嵌めてみて、、、何度か微調整し、
ほぼOK(90%)の適合をもって良しとします。

そして本日、、、いよいよ再接着であります。


スタンバイOK!


蒔絵筆で丁寧に呂瀬漆を塗って行きます。。。


螺鈿裏面にも、、、


一旦、湿気ムロに両者を入れ、
半乾きにさせたところで、、、


慎重に貼り付けます。。。


しっかりと圧着を!


やはり螺鈿の歪みなどあり、
浮いてくる可能性もありますので、
セロハンテープで固定します。。。


数時間置いて、呂瀬漆がある程度硬化したところを見計らい、
螺鈿の際から、ダメ押しの呂瀬漆注入を行います。


はみ出た呂瀬漆を拭き取って、、、
このまま数日おきましょう。

つづく。。。










  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 18:12Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工修理

2023年09月29日

琵琶梱包・・・

琵琶梱包・・・

螺鈿の修理が完了した筑前琵琶。
お客様のご確認とご了承を頂きましたので、
いよいよ返送であります。

返送の際に必ず行うのが梱包作業。
お送りする品物に合わせて、
梱包材料の選択や梱包方法を考えなければなりません。

今回は「琵琶」という非常に特殊な品となりますので、
かなり対応力が求められます。
まずは琵琶から飛び出たパーツの保護から。。。


弦(糸)をくくり付ける覆手前板の部分は、、、


このようにスポンジ材を上下から挟み込ませて、、、


後部をエアパッキンで包み込むように養生。


海老尾が外された糸巻部分は、、、
出っ張った尖った螺鈿が非常に危ういので、、、


海老尾の取付口に発泡スチロールを噛ませてから
エアパッキンで養生です。


その後に、琵琶全体をエアパッキンで包み込みました。


糸巻が付いた海老尾も、、、エアパッキンで養生です。


そして、琵琶袋に本体を入れ、、、


エアパッキンでもう一度包んだ上で、
エアークッションがつめつめの箱内に挿入です!

当方に届いた時に使われていたダンボール箱や梱包材を
今回はほぼ再利用することができましたが、
お送り頂いた時との相違点として挙げられるのは、
海老尾は取り外した形で本体と分けて梱包したことと、
飛び出たパーツの保護をより厳重に行った点です。

楽器である琵琶は、その名の通り流麗なビワの実の形であるため、
箱の中で動きやすく、固定しにくいという特徴があります。
また、飛び出た複雑なパーツもあるが故に、
配送時の振動で負荷がかかりやすい部位も持ち合わせていると言えます。

安全な運搬を遂行するためには、
これらの点を考慮した梱包方法が求められます。

当方にお送り頂いたご依頼主様は、
琵琶全体をエアークッションで包み込むという
たいへん理に叶った梱包方法を採用されていました。

この手法ですと、琵琶が箱の中で宙に浮いたような状態となり、
ほぼ傾きもせず、箱の面に当たることなく、
琵琶を安全に送付することが出来ますね。

何かしら固定しようとしてしまうと、琵琶のような自由形体のものは
大変難しい形の固定具やクッション材を用意しなければなりません。
以前、当方は琵琶配送でそのような手法を使ったことがありましたが、
かなりの労力を要したことを覚えております。

今回はご依頼主様(お客様)に梱包方法を学ばせて頂きました。
ありがとうございました!
また別の難しい形状の品でも、この方法で梱包したいと思います。
但し、、、非常に重たい物ではNG(使えない)と思いますが。。。(^^;

ともかく、今回の梱包はたいへん上手く行ったかと、、、
後は無事に届くことを祈るばかりですね。

行ってらっしゃい~(^.^)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 17:30Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工楽器装飾修理

2023年09月28日

琵琶螺鈿修理③ 螺鈿接着~修理完了・・・

琵琶螺鈿修理③ 螺鈿接着~修理完了・・・


お預かりしている琵琶の螺鈿修理は、
割れた螺鈿の樹脂接着が完了。
接着部の状態を確認してから、、、


はみ出た樹脂を研いで、、、


全体的にも表面が劣化しておりましたので、
細かめのペーパーで研ぎを入れ、、、表側はこれでOK。


裏面に回った樹脂も研ぎを入れて、、、OKです。


そしていよいよ琵琶本体への螺鈿接着です。
まずはセッティングしてみて、キチッと嵌るか確認です。


各螺鈿パーツは問題ないということで、
接着剤として使う膠づくりであります。。。
膠の材料棒をゴリゴリと削って、、、


小瓶の中に入れ、水を垂らしておきます。


温かい電気温水器の上に一時間ほど置き、、、
膠が溶けてドロドロになったところで、
防腐剤を2滴垂らして、またかき混ぜて、、、


さぁいよいよ接着です!
大きいパーツは特に一発勝負、、、

ドライヤーで温めてドロッとなった膠を
冷めないうちにたっぷり目に一気塗りして、サッとくっつけます。

失敗すると相当厄介ですから、集中力が必要。
予めスマホにスタンバらせていましたが、
この余裕のない場面でよく写真が撮れたものかと。。。(^^;


15分ほど冷ました後に、
ぶにゅっとはみ出た膠を拭き取り、、、


指で軽くたたいて、音を確認。。。
接着が上手く行っているか打刻検査します。


これで覆手前板螺鈿が接着完了!


次に、いまくっつけた覆手前板螺鈿裏側左右に嵌める
爪型の螺鈿を接着です。。。


まずはサッとくっつけて、、、


隙間に膠を練り込みます。。。


はみ出た螺鈿を拭き取って、
爪型螺鈿も完了!!


そして、今回の最大の山場、、、
最も難しい糸巻部分の螺鈿接着を。。。


まずは既存の劣化した膠を拭き取りまして、、、


そこから第1の難関に入ります。。。
実は、糸巻部分の向かって左側にある、
既存の細長い外角ラインの螺鈿が、膠が弱まって
剥がれかかってパカパカと動いているのであります(^^;


テープで仮止めしておりましたが、
これをまず剥がし、、、


水をしっかり裏側まで浸透させ、
非常に細い針でコスコスと、、、(^-^;


しつこくコスコスと粘り強く、、、
既存の膠を水でふやけさせつつ、こそぎ出します。


慎重かつ粘り強いこの作業を終え、、、
新たな膠でしっかりと固定させました。。。


そして、糸巻部分両サイドの螺鈿欠損部に、
補完螺鈿をしっかりと圧着です!

複雑な形状ですので、手先の感覚を頼りに
神経をかなり集中させて一気にくっつけました。
何とか無事接着出来ましたが、
この部分の作業はこれで終わりではありません。。。


既存螺鈿と補完螺鈿の継ぎ目には、、
真珠貝の微粉を指で擦り込んだ上で膠を浸透させ、、、


継ぎ目が目立たなくなる様な補修処置も施しました。


糸巻部分にはもう一つ小さい山場が残っておりまして、、、
糸巻突端の帯状螺鈿に空いた二つの穴の補修を実施です。。。


こちらの穴=凹みには、まず真珠貝微粉を膠で練り込み、
ある程度この穴を埋めた上で、、、


白蝶薄貝の厚手タイプを穴の形状にカットして
膠で埋め込んだ上で研磨し、補修完了です!


非常に小さい穴でしたので、形状カットや嵌め込みに手間取り
思った以上に時間がかかりましたが、、、
何とか補修できて良かったです(^.^)


これで糸巻部分が全て完成!!


海老尾(糸巻の折り返しパーツ)を嵌めても問題なし。

接着修理が完了した後は、新旧螺鈿の違和感を無くす処置も実施。
新しい補完螺鈿は白く初々しく、既存螺鈿は表面が劣化し汚れも付着。
この差異を埋めるため、既存螺鈿の表面を研磨して
それぞれの印象を近づけるようにしました。



これでやっと修理が完了です。
修理完成写真は、お客様へメールでご確認頂き、
ご了承を頂けましたら琵琶をお返しすることに。。。

今回も中々難しいご依頼ではありましたが、
当方でお請けする修理案件にしては
比較的短期決戦にて終えることが出来そうです。

膠は使い方は難しいですが、微妙な表現も可能と分かり、
今回の修理を通して更に新しい技を身に付けることが出来ました。

いつもながら、古い品の奥深さに学ぶべき点は多いですね。
有難いことです(^.^)  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:05Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工楽器装飾修理

2023年09月23日

薄器螺鈿修理①・・・

薄器螺鈿修理①・・・


4月にお預かりしてから長期で中断していた薄器の螺鈿修理。。。
8月の末から修理を再開してコツコツと進めております。


まずは、外れた蝶翅螺鈿の裏側に貼り付いている
漆と思われる接着塗料を除去です。。。


次に綺麗に研いで、、、


割れが入った部分を樹脂を浸透させて補強・接着です。


螺鈿が貼られていた部分も、、、
残っている螺鈿の裏表皮や漆と思われる接着塗料を除去します。


数日後に1次接着していた樹脂が硬化したところで研ぎを入れます。


一旦嵌めてみて、、、
やはり蓋の木地が経年変化で縮んで
螺鈿が嵌らなくなってますね(^^;


輪郭を慎重に研いで、、、


ここが最も難しい作業の一つです。
ピッタリ嵌るようになるまで3時間以上かかりました(^^;


そしてまた次なる難関、、、
螺鈿欠損部分の補完であります。


欠損部分をフィルムトレースをしてから、、、


色味の合う螺鈿部分を探し、、、


適当と思われる箇所に研ぎと磨きを施した上で、、、


カットです。。。

但し、すんなりとそのままOKとはならず!
色味が合うと思って作っても、光る角度が微妙に違うことばかり。。。
欠損部は3ヵ所ですが、結局はそれぞれ2~4個作る破目になるのでした(^^;


ようやく3ヵ所とも出来上がりました~。
この作業だけで4~5時間であります。

そして、、、補完螺鈿を本体と樹脂で接合します。
この作業、ひと手間掛かってしまいますが、
貼付する際に本体と補完螺鈿に漆が浸透しないようにする処置でして
どうしても必要な作業となります。

この処置をしないと、漆が継ぎ目に浸透して
必ず黒い継ぎ目がクッキリと出てしまいます。


まずは螺鈿を本体から取り外して、、、


裏側の補完部分にセロハンテープを貼ってから、
表側のセロハンテープを剥がします。。。


そして、今度は表側から樹脂を浸透させます。。。

割れ部分の補強時と同様に裏側から浸透させても良かったのですが、
テープが表側ですと樹脂がテープの裏に浸透して面倒なことになりますので、
その逆で行うことにしました。

ここで、琵琶の螺鈿修理も同時進行です!
割れた覆手前板螺鈿の接着を行いました。


前板の割れ(向かって右側)の合わせをまずします。。。


何度か固定を修正して、やっとセッティング完了!
割れ部分は、裏側は全部止め、表側は一部止めにしました。


表側で顔をのぞかせている割れ部分から樹脂を浸透させ、、、


そこに真珠貝の微粉を擦り込んで傷埋めしてから、、、


テープを貼り替えます。。。


今度は割れ中央部で同じ作業を繰り返し、、、


割れ全体をテープで貼って、全固定であります。
ギブスでガチガチに固定した状態と似てますね~(^.^)

これで、後は数日後の樹脂硬化を終えて、
いよいよ躯体(薄器や琵琶)への螺鈿貼付作業に進みます。

修理はようやく終盤戦へ!
つづく。。。






  


2023年09月16日

琵琶螺鈿修理② 白蝶貝加工・・・

琵琶螺鈿修理② 白蝶貝加工・・・

夏の終わりにお預かりした古い琵琶。

こちらは白蝶貝で作られた螺鈿の修理を行いますが、、、
諸々の事情あって作業スペースを確保する必要があり、
先行して修理を行うことに。。。


まずは欠損部分のトレースから。
紙を当てて鉛筆でなぞります。。。


こちらも同じく。。。


覆手前板裏面に付いている固定薄板(爪)の螺鈿も、、、


しっかりと採寸です。。。


これで採寸が完了しました。


次にフィルムにトレースして、、、


材料選びです。。。

ちょっと多い!選ぶのに苦労しました(^^;


まずは爪の螺鈿から、形を写し取って輪郭加工。。。
擦り板とヤスリ、そして水を使います。


他のパーツも大枠で加工~OK!


その次は厚み加工。。。
ここは一工夫~~~両面テープで留めて、、、


ダイヤモンド砥石に押し付けながらスリスリと。。。


厚みも計りながら、、、OK、、、
いやっ!!削り過ぎました~(^^;

1.2mm厚にしたかったところを1.0mmに。。。
やり直しです(~_~;)

さて、ここからが時間がかかりました。
現物合わせで欠損部の凹み、継ぎ目に合わせる必要があり、
精度がハンパなく求められる作業が続き、、、


4時間以上の作業の後に、ようやく補完パーツが完成!!

この4パーツだけ(+やり損じ2パーツ)で4時間以上とは、、、
複雑な形状もありましたので、ピタッと合わせるには
当然と言えば当然でしょうか。。。

現物合わせの難しさを、今回もしっかり味わったのでした(^^;


こちら糸巻接合部右側は、、、


こんな感じで。。。


左側も、、、


このように。。。


覆手前板裏面の固定薄板(爪)も、、、


ピッタリと。。。

さぁ~この突貫作業で螺鈿加工が完了しました。
次は割れた覆手前板螺鈿の接合と、、、
膠による補完螺鈿の接着であります。

つづく。。。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 07:59Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工楽器装飾修理

2023年09月14日

和櫛修理④ 完成・・・

和櫛修理④ 完成・・・

和櫛修理が昨日完成しまして、
お客様にも先程ご確認頂き、ご了承頂きました。
近日中に発送します。


螺鈿の輝き、ふたたび♪


裏側センターも、菊の花なんでしょうね。


桜の花弁も、暫くは落ちないでね。


最後の磨き作業の様子です。
どうぞ末永く輝きが保ちますように。。。

この度はご依頼頂きありがとうございました。
いってらっしゃい(^.^)  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:12Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り修理

2023年09月12日

和櫛修理③ 錆付け・・・

和櫛修理③ 塗りの補修・・・

和櫛の修理は、補完する螺鈿の接着まで終わりました。
次の工程は塗りの補修となります。


まずは、接着した螺鈿周囲の大きく欠落した塗りの補修から。。。
こちらは厚みのある塗りがごっそり剥げておりますので、
漆パテ(錆)を付けて土台を作ります。


上から見るとこんな感じで。。。
ちょっとこの写真ではお分かりにくいかもしれませんが、
螺鈿縁に向かって駆け上がる感じにパテ付けしております。


夏場で厚いためか、半日で錆がしっかり硬化しました(^^)/
これを研ぎまして、、、


生漆で固めます。。。


翌日、、、固めた錆を仕上げ研ぎしてから、
塗立漆(艶アリ漆)で上塗りです。

通常は呂色漆で中塗りなのですが、
ここは、乾燥の遅くなった塗立漆をたっぷり目に塗り、
ひとつ工程を省いてみました。

写真は撮っておりませんが、この螺鈿周囲の上塗りの際に、
他の小さな塗りの剥がれ、亀裂、隙間などを全て補修塗りしました。
また、これら上塗りが乾燥した後、
清掃時に研いでいた櫛の隙間も全て塗り上げました。

ここまでが最初の清掃作業から数えて大きくは12工程。
細かい工程も合わせると20工程近くになります。。。
なかなか修理というのも、工程数が多いものですね。

残るは仕上げ作業ですが、、、
最後の最後まで気を緩めることなく進めましょう。
つづく。。。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 14:46Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り修理

2023年09月12日

和櫛修理② 螺鈿の修理・・・

和櫛修理② 螺鈿の修理・・・

修理を開始した和櫛は
清掃が終わり、いよいよ本格的な修理に入ります。


まずは欠損部分の確認を。。。
一番大きな剥がれた螺鈿=菊花の横に、
少し欠損部があるようですね。

こちらは、シャープペンシルで示した葉と
その右側にある最小の葉で補完します。

既存螺鈿の図柄を見て気付いたのですが、
全く同じ形、大きさの螺鈿があちこちに沢山使われています。

これは、大正や昭和初期の螺鈿職工さんたちが、
生産費用の抑制と、作業効率を上げる手段として、
パーツの大量生産をしていたことを伺わせます。。。


櫛上面の欠損部分。
こちらは、他の図柄の様子から、
どうやら桜の花弁ペアが付いていたようです。

ここで、使用する貝種を検討。
ご依頼を請けた当初はアワビを想定しておりましたが、
よくよく既存螺鈿を確認すると、真珠層の様子がなんか違います。
この淡いグラデーション、、、アワビのうねうねした層ではなく
夜光貝のそれに似ておりますね。

以上の確認から、補完する螺鈿を作って行きましょう。



はじめは図柄のトレースから。
フィルムで既存螺鈿の形をトレースして行きます。。。


夜光貝の厚貝材料を使用し、
厚みは0.2~0.3mmという薄さに研磨調整。


輪郭をトレースして、、、


加工完了であります!
次は、いよいよ螺鈿の接着へ。。。



予め前日に裏塗りし、乾燥させていた菊花螺鈿。

大きな螺鈿は、裏塗りは必須ですね。
接着~乾燥時、裏側に空気が入ってしまいますと、
螺鈿裏側部分に黒漆が無いか薄い状態となり、
こうした部分が表側から白く見えてしまいますので。


蒔絵筆で、接着用の呂瀬漆(生漆、黒漆が半々)を
櫛の接着面と、螺鈿の裏側に塗って、、、


湿気のある簡易ムロで半乾きにさせ、、、


螺鈿を貼付(接着)します。。。


ピタッと貼れましたね。


セロハンテープで固定させ、
一晩乾燥させます。。。

螺鈿貼付完了しました。
次は、漆塗りの補修へと移ります。
つづく。。。


  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 13:40Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り修理

2023年09月12日

和櫛修理① 清掃作業・・・

和櫛修理① 清掃作業・・・

4月にお預かりしてから長期間中断していた和櫛の修理。。。
9月に入ってから突貫作業であります。

もう完成間近のところまで進んでいるのですが、
まずは最初の作業=清掃の様子をアップします。


ビフォー状態。。。

こちらは少しだけ清掃等の作業が進んでおりますが、
まだまだ沢山の汚れがこびり付き、
塗面や螺鈿表面の劣化が著しい様子です。


まずは表側の菊花螺鈿カクニンであります。。。


付着した漆らしき部分を削り取り、、、


彫刻平刀で表面を均して、、、


それでも菊花螺鈿が嵌らないので、
慎重に凹みの外縁部を削ります。

櫛自体が相当ちぢんでいるらしく、
けっこう削りました!(^^;


ようやくピタッとハマり、、、


清掃開始!
まずは最小限度の水を使って、アルコール等の溶剤も使用。


綿棒、カット綿、キムワイプ、竹串、
そして、カッター、サンドペーパーなども駆使して。


櫛の隙間は、製作当初の塗りムラやバリが残っており、
清掃しにくい状態でしたので、こちらもついでに研磨です。。。

写真は撮っておりませんが、やはり大量の汚れが付いてましたね~。
積年の汚れは凄し、、、です。(^-^;

汚れ以外でも判明したことがありました。
やはり、螺鈿接着には膠も使われていたようです。
菊花螺鈿の接着面に水を付けると少しベタベタしましたので。。。

昨年から、古い工芸品の修理に共通していたのがこの膠。
間違いなく、この和櫛も水洗いは厳禁!!であります(^^;

修理の最後の最後で漆を全体に含浸するまでは、
水洗いや大量の水を使った作業はご法度!ということで進めます。


清掃完了~表側。


清掃完了~裏側。

これで次の作業へ進めますね。
古い品の修理は、ともかく最初は徹底した清掃が肝心。
清掃、洗浄無くして修理は成らず、、、なのであります。

さぁこれから修理の本番へ向かいましょう。
つづく。。。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 12:58Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工修理

2023年09月04日

琵琶螺鈿修理①・・・

琵琶螺鈿修理①・・・


夏の終わりに届いた琵琶。
梱包を解いて、、、だいぶ古い琵琶のようですね。

今回は螺鈿修理のご依頼であります。
割れや欠損した白蝶貝のパーツを直して行きます。。。


大きい箱で届き、立派な袋に入っておりました(^.^)


まずは弦を結ぶ覆手(ふくじゅ)部分を確認。。。
前板の螺鈿が取り外されております。


次に糸巻との接続部分を確認。。。
螺鈿の先端が割れて欠損しております。


取り外された覆手前板の螺鈿は、
右側が割れて二つに分かれていたものをセロハンテープで仮固定。
他の部品もアリ。。。


覆手前板螺鈿を仮置きしてみました。。。


まずはピッタリと嵌りますね。
しっかり修理して行きましょう。


前板の裏側に取り付けられていた爪(小さな固定薄板)と、
正体不明の波型螺鈿、、、


御依頼主様に確認したところ、
琵琶の中で何かが動いてカラカラと鳴っていたらしく、
躯体修理をご担当された琵琶職人の方が、
胴の中からこの波型螺鈿を取り出されたそうです。

この波型部品は、恐らく製作者が作り置きしていたものを
胴の中に落としてしまったものでしょう。
覆手前板の波螺鈿に似た箇所があります。

興味深いことに、貝殻切り出し用の図(和紙)が
片方の表面に糊付けされたままになってますね。

当方でも、以前お預かりした琵琶で同様のことがありまして、
わたくしも何とか木片を取り出した記憶があります~(^^;

さぁこれから型取りなどして、
螺鈿の修理をしっかりして行きましょう。
つづく。。。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 16:07Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工楽器装飾修理

2023年08月27日

鞘塗り完成・・・

鞘塗り完成・・・

鞘塗りが完成しました。

今回はデザイン作業から完成まで本当に長い期間を要しましたが、
御依頼主様の心温かいご理解を頂きながら進めることが出来ました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


鞘前面は、梅鉢羽紋、城山三峰、塩飽波に梅、そして二大松と盛りだくさん。

以前にもお話をアップしましたが、
ご依頼主は塩飽水軍から20代以上続く武家の当主。
御一族の逸話などを元に加飾したものとなっています。
出来上がってから気づきましたが、、、
ちょっとした絵巻物のようになっている感じですね。


鞘背面は、金鵄梅鉢紋、夜の城山三峰、塩飽波に梅を配していますが、
前面に比べて静寂な雰囲気になるよう仕立てました。

前面の紋が「太陽」とすれば、
背面の紋は「月」ということになるでしょうか。。。


最後の作業は、栗形への銀シトドメ接着。
形状や嵌り具合の調整で、なかなかこの栗形には苦労しました(^^;


今は無き二大松。
御一族の本家に空高くそびえていた二つの大松は、
第二次大戦で空襲の的となることが恐れられ、切られてしまったとのことです。

戦争は、、、大切なものを奪っていきます。
しかし、記憶と精神は残されていますね。


天界での安寧を祈ります。


瀬戸内に浮かぶ島に見立てた梅たち。


夜の城山三峰は、青貝粉蒔きで。
ようやく磨き上げることができ、輝き出しましたね~(^.^)


木製刀身が取り付けられた柄を鞘に差して。。。


これで一旦は当方での作業が終了しまして
最後の仕立ては鞘師さんや研師などの方々にして頂くこととなります。

鞘は、塗りを施すとベースの木地が僅かに動くこともあるらしく、
刀身のはまり具合を最良の状態にするため、
刀身と鞘内双方の微調整(研磨等)が必要となるというお話でした。
繊細な仕立て作業が最後に待っているわけです。

ブログでの更新は以上となりますが、
以上の通り、まだ最終的な納品には至っておりませんので、
お客様のお手元に届くまで、引き続き気を抜かずに対応して行く所存です。



これで見納め。。。
どうか最後まで無事に・・・と願いつつ送り出しましょう。
いってらっしゃい。

  


2023年07月07日

鞘塗り蒔絵 漆上げ・・・

鞘塗り蒔絵 漆上げ・・・

7月に入り、今日は七夕です。
しかし、相変わらずの大雨で七夕どころではありません。
せめて、作業ではキラキラと行きたいところです(^-^;


鞘塗り蒔絵の作業は、コツコツと進めております。
7月に入ってからは、レリーフ状に絵柄を盛り上げるため
「漆上げ」という技法で漆を何度も重ね塗りしています。


テスト用の蒔絵でも同様に漆上げを行いました。
梅鉢紋はフレームベースの色味を弁柄と黒の2色に塗り分けてテストです。


このフレームや松葉に研ぎ出し梨地漆を塗って
梨地粉を蒔きます。。。


テストですから、粉の大きさや量も変化させて蒔いてみました。
上から描く細かい金蒔絵との関係なども確認して行きます。


さて、別のご依頼案件も幾つか並行して進めております。


こちらはある程度進んでいる薔薇のチャーム。
思いのほか手間取っております(^^;


そしてこちらは、、、卓上プレートのご依頼品。
個人所蔵されてらっしゃる著名な方の書を
卓上プレートにされたいとのことで、製作を承りました。


桂材を購入し、、、


レーザー彫刻を施して、、、


基本的に拭き漆で仕上げて行きます。。。

う~む、カットする前に木固めしてしまうとは、、、
ちょっと工程が逆転してしまってますね。

本来は、カット(加工)→レーザー彫刻→漆塗り
だと思いますが、カットするタイミングを逸してしまい、
先走りしてしまいました!(^^;

ま~それでも何とか仕立てて行きましょう。
つづく。。。
  


2023年06月20日

粒貝確認・・・

粒貝確認・・・

あっという間に6月も後半へ。。。
もう様々な業務で超多忙の6月であります!
ここまで来ますと、何かと空回りです(^^;

また、こういう時期に限って、
ご訪問のお客様やお客様対応も集中。
過去にも同様のことがあったような。。。
大変ありがたいことではありますね。

さて、そういうことで久々のブログ記事アップです。

来週来られるお客様のために、
粒貝の在庫チェックを。。。


写真上の丸ケースにはアコヤ真珠貝粒が。
そして下のパックには青貝粉が入っており。
粒の大きさ別に仕分けしております。


ふるいにかける網の目の大きさ別にして
1号、2号・・・といった具合に仕分けしているのですが、
様々な製作をこなして行く中で端材が溜まって来ましたので、
またそれらを砕いて粒貝を増量しておかないと~ですね。


諸々のご依頼案件も溜まっていて時間に余裕がない状況ですが、
焦りは禁物!失敗しないように~というのが大切ですね(^^;

何とか時間のやり繰りを上手くやって、
的確に、着実にこなすよう努めて行きたいと思います。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:16Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工