2023年01月17日
新頭金完成・・・
新頭金完成・・・
新頭金が完成しました!
お客様へのご確認と承認も得て発送~納品です。

最後の工程=夜光貝プレートの側面に艶アリ黒漆を塗布。。。

乾燥後にマスキングを剥がして、、、

完成です!

裏側から見ますと、、、こんな感じです。

さて、発送へ向けての準備を。。。
今回もカプセル梱包!(^^)

しっかりフタを閉じて、、、

今回は、新バージョンの月面着陸スタイル(^.^)
無事に届いて下さいね~。
楽器パーツの製作は、今回が何度目かですが、
その都度勉強しないといけないことがありますね。
しっかりとご要望に対応できるよう、研鑽を積んで行きましょう。
この度もご依頼頂きまして、まことにありがとうございました!
新頭金が完成しました!
お客様へのご確認と承認も得て発送~納品です。
最後の工程=夜光貝プレートの側面に艶アリ黒漆を塗布。。。
乾燥後にマスキングを剥がして、、、
完成です!
裏側から見ますと、、、こんな感じです。
さて、発送へ向けての準備を。。。
今回もカプセル梱包!(^^)
しっかりフタを閉じて、、、
今回は、新バージョンの月面着陸スタイル(^.^)
無事に届いて下さいね~。
楽器パーツの製作は、今回が何度目かですが、
その都度勉強しないといけないことがありますね。
しっかりとご要望に対応できるよう、研鑽を積んで行きましょう。
この度もご依頼頂きまして、まことにありがとうございました!
2023年01月13日
新頭金 夜光貝プレート接着・・・
新頭金 夜光貝プレート接着・・・
ご依頼で新しく作り直している頭金。
夜光貝フクロウ円盤をいよいよ真鍮土台(ボタン形状)へ接着させて完成です。
お客様へ念のため接着前の確認をしたところ、
頭金は結構高い温度に耐える必要であることが分かり、
接着方法を急遽変更です(^^;

夜光貝プレート接着の為、真鍮土台をセッティング。
さぁ、エポキシ樹脂で接着しましょうか~と思っておりましたが、
念のためお客様へ諸々確認、、、そして、あることが判明!
頭金は「能管」といった横笛の頭に、溶かした蜜蝋で埋め込まれます。。。
蜜蝋は、その位置や分量の増減が、笛全体の鳴りやバランスを大きく左右する要となるそうです。
お客様からご教授頂きましたが、蜜蝋が溶け出す温度は65~70℃。
頭金を取り換える時はアルコールランプで笛の頭を焙って外す、
頭金を取り付ける時はハンダごてを頭金の取っ手に当てて熱し
蜜蝋を溶かしながら嵌め込む等のご説明があり、、、
頭金の耐熱温度は余裕を持って100℃~120℃ほどは必要であろうかと思われました。
今回作っている夜光貝フクロウ円盤の真鍮への接着では
一般的には熱に強いと言われるエポキシ樹脂を予定しておりましたが、、、
使用している樹脂は熱変形温度が60℃、、、ちょっと低いのでギリ却下!と判断。
危ないところでした~(;'∀')
ということで、300℃の熱にも耐え得ると言われる漆での接着に急遽変更です。
但し、漆は真鍮といった金属に塗ると剥げやすいという難点がありますので、
密着性が上がる漆焼き付け実施~と相成りました(^^;

漆を塗って、トースターで焼き付けます。。。

漆が真鍮土台にしっかり融着しました。。。

これを研ぎまして、、、

呂瀬漆(接着用漆)を焼き付けた真鍮の表面、夜光貝の裏面ともに塗り、、、

丁度頃合いの良い半乾き状態になったところで、

慎重に貼り合わせます。。。緊張!!

しっかりと圧着した上、ズレをキッチリ補正して接着完了!
あとはじっと呂瀬漆の乾燥硬化を待つのみですね。
つづく。。。
ご依頼で新しく作り直している頭金。
夜光貝フクロウ円盤をいよいよ真鍮土台(ボタン形状)へ接着させて完成です。
お客様へ念のため接着前の確認をしたところ、
頭金は結構高い温度に耐える必要であることが分かり、
接着方法を急遽変更です(^^;
夜光貝プレート接着の為、真鍮土台をセッティング。
さぁ、エポキシ樹脂で接着しましょうか~と思っておりましたが、
念のためお客様へ諸々確認、、、そして、あることが判明!
頭金は「能管」といった横笛の頭に、溶かした蜜蝋で埋め込まれます。。。
蜜蝋は、その位置や分量の増減が、笛全体の鳴りやバランスを大きく左右する要となるそうです。
お客様からご教授頂きましたが、蜜蝋が溶け出す温度は65~70℃。
頭金を取り換える時はアルコールランプで笛の頭を焙って外す、
頭金を取り付ける時はハンダごてを頭金の取っ手に当てて熱し
蜜蝋を溶かしながら嵌め込む等のご説明があり、、、
頭金の耐熱温度は余裕を持って100℃~120℃ほどは必要であろうかと思われました。
今回作っている夜光貝フクロウ円盤の真鍮への接着では
一般的には熱に強いと言われるエポキシ樹脂を予定しておりましたが、、、
使用している樹脂は熱変形温度が60℃、、、ちょっと低いのでギリ却下!と判断。
危ないところでした~(;'∀')
ということで、300℃の熱にも耐え得ると言われる漆での接着に急遽変更です。
但し、漆は真鍮といった金属に塗ると剥げやすいという難点がありますので、
密着性が上がる漆焼き付け実施~と相成りました(^^;
漆を塗って、トースターで焼き付けます。。。
漆が真鍮土台にしっかり融着しました。。。
これを研ぎまして、、、
呂瀬漆(接着用漆)を焼き付けた真鍮の表面、夜光貝の裏面ともに塗り、、、
丁度頃合いの良い半乾き状態になったところで、
慎重に貼り合わせます。。。緊張!!
しっかりと圧着した上、ズレをキッチリ補正して接着完了!
あとはじっと呂瀬漆の乾燥硬化を待つのみですね。
つづく。。。
2023年01月12日
新頭金の螺鈿パーツ・・・
新頭金の夜光貝パーツ・・・
新頭金の夜光貝円盤パーツ製作を進め、ほぼ完成しました。
お客様のご了承が出れば、真鍮本体に接着して完成です。

艶アリの黒漆をフクロウ彫刻の凹部に塗り込み、乾燥完了。。。

いよいよ仕上げに入ります。まずは余分な所をカットし、、、

ダイヤモンドヤスリで円形に削って、、、

慎重に塗面を研磨します。。。

目の細かい研磨フィルムも使って、、、

大枠で完成しました。

更なる輪郭調整と、、、

裏研磨で厚み調整も。。。

真鍮土台との厚み合計=2.5mm。
図面表示のご指定寸法通り。これでOKです!

微細秤で、頭金のご指定重量=3~5gの範囲内に収まっていることも確認。

これでOKを頂けましたら、、、

真鍮土台にくっつけましょう(^^)/
新頭金の夜光貝円盤パーツ製作を進め、ほぼ完成しました。
お客様のご了承が出れば、真鍮本体に接着して完成です。
艶アリの黒漆をフクロウ彫刻の凹部に塗り込み、乾燥完了。。。
いよいよ仕上げに入ります。まずは余分な所をカットし、、、
ダイヤモンドヤスリで円形に削って、、、
慎重に塗面を研磨します。。。
目の細かい研磨フィルムも使って、、、
大枠で完成しました。
更なる輪郭調整と、、、
裏研磨で厚み調整も。。。
真鍮土台との厚み合計=2.5mm。
図面表示のご指定寸法通り。これでOKです!
微細秤で、頭金のご指定重量=3~5gの範囲内に収まっていることも確認。
これでOKを頂けましたら、、、
真鍮土台にくっつけましょう(^^)/
2022年12月04日
能管頭金の再製作② 真鍮ベース加工・・・
能管頭金の再製作② 真鍮ベース加工・・・
新しく作り直している能管(笛)の頭金。
他の仕事もしながら、まずは真鍮ベースを突貫で完成させました。
やはり金属加工というのは、
本職でなく慣れてない者にとっては手がかかるもの(^^;

最初のマーキングが終わったところから、、、
ダイヤモンド糸鋸でザクザクと切れ目を入れて行きます。

第1カットOK!

カット面をヤスリがけ、、、

ペーパーがけも。。。

突起用のマーキング~

そしてまたカット作業を再開~

断面にも切れ込み入れて行きます。。。

第2カットOK!

そして更に切れ込みをば、、、

第3カットOK!

そして最後=突起側面のマーキング~

2種類のニードルでゴリゴリと穴開け~

ひたすらゴリゴリと、、、

一旦貫通しました。。。

ここからはさすがに機械の手を借りて~(^^;

大枠の加工完了!
ん!?何か見たことあるような、、、

凱旋門!!(;'∀')

さらに突起の頭を削って図面の形状に仕立てます。。。

これでようやく完成!!

何と言いますか、、、う~む工程多し(-_-;)
これで真鍮ベースは出来上がりました。
あとは少し先になりそうですが、
フクロウ絵柄の夜光貝彫刻プレートを作製します。
つづく。。。
新しく作り直している能管(笛)の頭金。
他の仕事もしながら、まずは真鍮ベースを突貫で完成させました。
やはり金属加工というのは、
本職でなく慣れてない者にとっては手がかかるもの(^^;
最初のマーキングが終わったところから、、、
ダイヤモンド糸鋸でザクザクと切れ目を入れて行きます。
第1カットOK!
カット面をヤスリがけ、、、
ペーパーがけも。。。
突起用のマーキング~
そしてまたカット作業を再開~
断面にも切れ込み入れて行きます。。。
第2カットOK!
そして更に切れ込みをば、、、
第3カットOK!
そして最後=突起側面のマーキング~
2種類のニードルでゴリゴリと穴開け~
ひたすらゴリゴリと、、、
一旦貫通しました。。。
ここからはさすがに機械の手を借りて~(^^;
大枠の加工完了!
ん!?何か見たことあるような、、、
凱旋門!!(;'∀')
さらに突起の頭を削って図面の形状に仕立てます。。。
これでようやく完成!!
何と言いますか、、、う~む工程多し(-_-;)
これで真鍮ベースは出来上がりました。
あとは少し先になりそうですが、
フクロウ絵柄の夜光貝彫刻プレートを作製します。
つづく。。。
2022年12月02日
能管頭金の再製作① 図面作成と準備・・・
能管頭金の再製作① 図面作成と準備・・・
9年程前に能管(笛)の頭金(かしらがね)をご依頼頂いたお客様から、
装飾部が傷んで来たということで先月下旬にお問い合わせがあり、
頭金を新たに作り直すこととなりました。
先週から準備に着手しておりますが、
他ご依頼案件と並行して、今月から製作開始です。

前回作った時とサイズは同じ。
その時に割り出した修正値を図面に落とし込み、
尚且つ新しい仕様に対応するようフクロウの図案も少し簡素化。
それでも相当細かい絵柄ですので、
果たしてこのように再現できるか微妙!
テストと修正が必要となりそうです(^^;

数日前に注文先から材料の真鍮が届いたとの連絡アリ!
本日、博多方面へ取りに行きました。

真鍮はベース金具として。。。
金具表面に取り付けるフクロウパーツは
夜光貝の薄板で表現する予定です。

真鍮に加工基準ラインを入れます。。。

テープを加工幅にカットして真鍮棒に貼り付け
テープ目に沿って加工ラインに刃を入れて行きます。。。

この1.75mmという細い幅は、
頭金のベース厚みとなりますので、特に正確に!

基準ラインマーキング完了。
まずは真っ二つにカットして、、、
一つは予備として取っておき、もう一つを本番用として加工。
金属加工は慣れないので、
前回なかなか苦労した工作だったように記憶しておりますが、
今回は果たして!?(^^;
つづく。。。
9年程前に能管(笛)の頭金(かしらがね)をご依頼頂いたお客様から、
装飾部が傷んで来たということで先月下旬にお問い合わせがあり、
頭金を新たに作り直すこととなりました。
先週から準備に着手しておりますが、
他ご依頼案件と並行して、今月から製作開始です。

前回作った時とサイズは同じ。
その時に割り出した修正値を図面に落とし込み、
尚且つ新しい仕様に対応するようフクロウの図案も少し簡素化。
それでも相当細かい絵柄ですので、
果たしてこのように再現できるか微妙!
テストと修正が必要となりそうです(^^;

数日前に注文先から材料の真鍮が届いたとの連絡アリ!
本日、博多方面へ取りに行きました。

真鍮はベース金具として。。。
金具表面に取り付けるフクロウパーツは
夜光貝の薄板で表現する予定です。
真鍮に加工基準ラインを入れます。。。
テープを加工幅にカットして真鍮棒に貼り付け
テープ目に沿って加工ラインに刃を入れて行きます。。。
この1.75mmという細い幅は、
頭金のベース厚みとなりますので、特に正確に!
基準ラインマーキング完了。
まずは真っ二つにカットして、、、
一つは予備として取っておき、もう一つを本番用として加工。
金属加工は慣れないので、
前回なかなか苦労した工作だったように記憶しておりますが、
今回は果たして!?(^^;
つづく。。。
2022年03月16日
ギターヘッドのライン入れ・・・
ギターヘッドのライン入れ・・・
ギターヘッドインレイの製作ご依頼のあったお客様から、
再びご依頼あり!今回はライン入れのご注文です。

今度はヘッド側面へライン挿入。
ということでまずはマスキングから。。。

1.5mmのマスキングラインを剥いで、
#400ペーパーで研磨。

これで準備OK。

硬化剤入りのシルバーウレタンインキを塗って、、、
乾燥させました。

このまま透明クリヤーを上塗りしますと、
ラインのエッジが立ちすぎますので、
マスキングを一旦剥ぎます。。。

剥ぎ終わり~これで終了!!
と言いたいところですが、、、(^^;

ラインエッジから僅か0.05mmほど外側にマスキングし直し、

ウレタンクリヤー塗ります!(^^;
こうすることで、ラインエッジの山が
少しだけ立たなくなることでしょう。

乾燥後にマスクを剥いで完成です。
上の写真となんら変わり映えしませんが~(^^;
ともかくこれで完成です!
ギターヘッドインレイの製作ご依頼のあったお客様から、
再びご依頼あり!今回はライン入れのご注文です。
今度はヘッド側面へライン挿入。
ということでまずはマスキングから。。。
1.5mmのマスキングラインを剥いで、
#400ペーパーで研磨。
これで準備OK。
硬化剤入りのシルバーウレタンインキを塗って、、、
乾燥させました。
このまま透明クリヤーを上塗りしますと、
ラインのエッジが立ちすぎますので、
マスキングを一旦剥ぎます。。。
剥ぎ終わり~これで終了!!
と言いたいところですが、、、(^^;
ラインエッジから僅か0.05mmほど外側にマスキングし直し、
ウレタンクリヤー塗ります!(^^;
こうすることで、ラインエッジの山が
少しだけ立たなくなることでしょう。
乾燥後にマスクを剥いで完成です。
上の写真となんら変わり映えしませんが~(^^;
ともかくこれで完成です!
2020年12月08日
修復琵琶展へ・・・
修復琵琶展へ・・・

本日初日となるドリアーノ・スリス氏の修復琵琶展へ。
修復における専門的な知識や、展示琵琶にまつわるお話など
詳しくご説明を頂き、大変ありがたく思います。
当工房では琵琶に関するご依頼がこれまで幾つかありましたが、
琵琶についてはまだまだ分からないことばかり。
また後日伺って、より詳しく鑑賞するつもりです。

本日初日となるドリアーノ・スリス氏の修復琵琶展へ。
修復における専門的な知識や、展示琵琶にまつわるお話など
詳しくご説明を頂き、大変ありがたく思います。
当工房では琵琶に関するご依頼がこれまで幾つかありましたが、
琵琶についてはまだまだ分からないことばかり。
また後日伺って、より詳しく鑑賞するつもりです。
2020年10月01日
完成した琵琶塗りのご紹介・・・
完成した琵琶塗りのご紹介
ご依頼があってから、構想~完成までほぼ1年をかけて製作した琵琶塗りのご紹介です。

今回は、ご自身が持つ筑前琵琶に塗りと装飾を施して欲しいとのご依頼でした。
ご依頼主は、葵祭で有名な京都上賀茂神社の氏神を祀る加茂氏のご家系ご出身で、
元宝ジェンヌでもらっしゃる方です。
そのようなご自身の生涯、そして筑前琵琶に纏わる内容を
琵琶塗りの中に込めるということで製作を承りました。
ご依頼主のご希望もありましてモチーフは「植物」となり、
お誕生日や宝塚歌劇団での在団年数、筑前琵琶(五弦の琵琶)など、
関係する数(五、六、十一)で構成するという方向で意匠をまとめました。

以上のような内容を軸として図案を作成し、仕様はそこから考えて行く・・・
という流れで制作が進んで行きました。

そして、腹板全体を色漆塗りに、加飾の大半を螺鈿細工にして
部分的に蒔絵を施すということとなりました。

◎琵琶は霊的な楽器。図案をイメージする上で、少しストーリーを考えてみました・・・
「音色の鳴る方へ十一輪の菫が導かれる。」
「背景(中央)には凛として橘が立つ。華やかな流派としての象徴。花と実と成れ。」
「傍らには双葉葵が茂り、菫と橘を見守る。」*源流・守護としての双葉葵
「上方には天を向く橘と菫の花弁あり。『成就』を表す。」*橘と菫の会合。象徴的、紋章的に。
◎意匠的なコンセプトは・・・
女性的に。エレガントで華やかな雰囲気に。
東洋と中東の中庸的なイメージにして、格調ある紋様に。
ベースの色漆には京紫を用いて「京都」を印象付け、緑や橙色をアクセントカラーに。

図柄全体の右下には、、、
源流としての『双葉葵』を。

*『双葉葵』は、京都 上賀茂神社のご神紋です。

中央には、筑前琵琶の創始者=橘旭翁とその流派=橘流に因んで「橘」を。
*橘の実は、橙色の裏彩色を施したアワビ薄貝に金梨子地塗りを施して。

*花弁には白蝶厚貝をレリーフ調に。
*花弁の周囲には、金丸粉蒔絵で五つの音色の輝きを。

そして、加飾全体をまとめるものとして、宝塚歌劇団の象徴=「菫(すみれ)」を配しました。
*自然に見られる菫の姿から、紋様的な「菫唐草」へと変容させてみました。

実際に製作に入ってからも、新たな試みをしていた為に
試行錯誤が繰り返され、かなり時間や手間を要しました。
楽器としての機能の維持(下地設計)、白蝶厚貝を貼るタイミング、
橘の実をどのように表現するか・・・など、幾つも課題がありましたが、
何とか頭をひねりながら一つ一つクリヤーして、
やっと完成にこぎつけることが出来ました。
ここまで到達出来たことは、お客様の熱意とご協力の賜物でもあり、
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!^^
◎琵琶名称
「紫漆蝋色塗 橘葵紋様菫唐草螺鈿琵琶」
☆本日は中秋の名月。ご依頼主が「月見の歌会」にて本琵琶を奏でられました。
幽玄な世界をぜひご堪能下さい^^
https://www.facebook.com/events/317206839724232
10月1日 17:30〜20:00
月見の歌会 -披講と静謐、笛と琵琶の豊かな時間
ご依頼があってから、構想~完成までほぼ1年をかけて製作した琵琶塗りのご紹介です。

今回は、ご自身が持つ筑前琵琶に塗りと装飾を施して欲しいとのご依頼でした。
ご依頼主は、葵祭で有名な京都上賀茂神社の氏神を祀る加茂氏のご家系ご出身で、
元宝ジェンヌでもらっしゃる方です。
そのようなご自身の生涯、そして筑前琵琶に纏わる内容を
琵琶塗りの中に込めるということで製作を承りました。
ご依頼主のご希望もありましてモチーフは「植物」となり、
お誕生日や宝塚歌劇団での在団年数、筑前琵琶(五弦の琵琶)など、
関係する数(五、六、十一)で構成するという方向で意匠をまとめました。

以上のような内容を軸として図案を作成し、仕様はそこから考えて行く・・・
という流れで制作が進んで行きました。

そして、腹板全体を色漆塗りに、加飾の大半を螺鈿細工にして
部分的に蒔絵を施すということとなりました。

◎琵琶は霊的な楽器。図案をイメージする上で、少しストーリーを考えてみました・・・
「音色の鳴る方へ十一輪の菫が導かれる。」
「背景(中央)には凛として橘が立つ。華やかな流派としての象徴。花と実と成れ。」
「傍らには双葉葵が茂り、菫と橘を見守る。」*源流・守護としての双葉葵
「上方には天を向く橘と菫の花弁あり。『成就』を表す。」*橘と菫の会合。象徴的、紋章的に。
◎意匠的なコンセプトは・・・
女性的に。エレガントで華やかな雰囲気に。
東洋と中東の中庸的なイメージにして、格調ある紋様に。
ベースの色漆には京紫を用いて「京都」を印象付け、緑や橙色をアクセントカラーに。

図柄全体の右下には、、、
源流としての『双葉葵』を。

*『双葉葵』は、京都 上賀茂神社のご神紋です。

中央には、筑前琵琶の創始者=橘旭翁とその流派=橘流に因んで「橘」を。
*橘の実は、橙色の裏彩色を施したアワビ薄貝に金梨子地塗りを施して。

*花弁には白蝶厚貝をレリーフ調に。
*花弁の周囲には、金丸粉蒔絵で五つの音色の輝きを。

そして、加飾全体をまとめるものとして、宝塚歌劇団の象徴=「菫(すみれ)」を配しました。
*自然に見られる菫の姿から、紋様的な「菫唐草」へと変容させてみました。

実際に製作に入ってからも、新たな試みをしていた為に
試行錯誤が繰り返され、かなり時間や手間を要しました。
楽器としての機能の維持(下地設計)、白蝶厚貝を貼るタイミング、
橘の実をどのように表現するか・・・など、幾つも課題がありましたが、
何とか頭をひねりながら一つ一つクリヤーして、
やっと完成にこぎつけることが出来ました。
ここまで到達出来たことは、お客様の熱意とご協力の賜物でもあり、
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!^^
◎琵琶名称
「紫漆蝋色塗 橘葵紋様菫唐草螺鈿琵琶」
☆本日は中秋の名月。ご依頼主が「月見の歌会」にて本琵琶を奏でられました。
幽玄な世界をぜひご堪能下さい^^

https://www.facebook.com/events/317206839724232
10月1日 17:30〜20:00
月見の歌会 -披講と静謐、笛と琵琶の豊かな時間
2020年09月14日
琵琶塗り終わり、発送・・・
琵琶塗り終わり、発送・・・
ようやく琵琶塗りが終わり、さきほど発送しました。

最後に磨きを入れた、半手(海老尾)と糸巻棒。
磨き粉を使って布磨きを施しました。

今回の梱包段ボールは、蓋被せ型に、、、
どうか無事にお客様の元へ届きますように~祈!
ようやく琵琶塗りが終わり、さきほど発送しました。

最後に磨きを入れた、半手(海老尾)と糸巻棒。
磨き粉を使って布磨きを施しました。

今回の梱包段ボールは、蓋被せ型に、、、
どうか無事にお客様の元へ届きますように~祈!
2020年09月12日
琵琶の部品修理・・・
琵琶の部品修理・・・
いよいよ最終段階に入っている琵琶塗りは、
納品前の修理も完了しました。
外れかかっていた弦が掛かる部品も、膠で海老尾へ接着。
要のところですから慎重に。。。

琵琶本体に入っている亀裂などは修理済みで、
この部品(右端)が最後となります。。。
竹製ですが、もしかしますとあの高価な煤竹ですかね~汗!

諸々準備して、、、

残っている古い膠を研磨や水拭きで除去して、、、

ニッパーで膠を粉々にして、、、水に入れます。

これを60度以上にならないように加熱して、
オイスターソース似のとろみ加減に。。。
蜂蜜のようなベトベトになってはいけません~
また、サラサラ~でもいけません!(^^;)

慎重に貼り付け!
一回失敗して再度やり直し、、、上手く行きました。

2日経って確認~~ガッチリくっついているようです、、、良かった(^_^;)
さて、琵琶塗りも色々な加飾が全て終わりました。
10月の頭に公開予定ですので、
またよろしくご覧頂ければと思います。。。
いよいよ最終段階に入っている琵琶塗りは、
納品前の修理も完了しました。
外れかかっていた弦が掛かる部品も、膠で海老尾へ接着。
要のところですから慎重に。。。

琵琶本体に入っている亀裂などは修理済みで、
この部品(右端)が最後となります。。。
竹製ですが、もしかしますとあの高価な煤竹ですかね~汗!

諸々準備して、、、

残っている古い膠を研磨や水拭きで除去して、、、

ニッパーで膠を粉々にして、、、水に入れます。

これを60度以上にならないように加熱して、
オイスターソース似のとろみ加減に。。。
蜂蜜のようなベトベトになってはいけません~
また、サラサラ~でもいけません!(^^;)

慎重に貼り付け!
一回失敗して再度やり直し、、、上手く行きました。

2日経って確認~~ガッチリくっついているようです、、、良かった(^_^;)
さて、琵琶塗りも色々な加飾が全て終わりました。
10月の頭に公開予定ですので、
またよろしくご覧頂ければと思います。。。
2020年08月15日
ギターヘッドインレイ完成~納品へ・・・
ギターヘッドインレイ完成~納品へ・・・
ギターヘッドインレイは、艶消しクリヤー塗装の乾燥が終わり、
納品の為の最終チェックと金具取り付けを行いました。

塗装のためのマスキングを取り除いて、
テープの跡などを清掃し、塗面などの最終チェックを完了。
金具をケースから取り出して、、、

所定の位置にセッティング、オン!
金具の裏側をねじ止めします。

ヘッドを表向きにして、、、

ボルト付き弦巻き金具をしっかりペンチで留めて完了~。

ケースに納まって下さい~。
納品まで暫くお休みなさいまし^^
ギターヘッドインレイは、艶消しクリヤー塗装の乾燥が終わり、
納品の為の最終チェックと金具取り付けを行いました。

塗装のためのマスキングを取り除いて、
テープの跡などを清掃し、塗面などの最終チェックを完了。
金具をケースから取り出して、、、

所定の位置にセッティング、オン!
金具の裏側をねじ止めします。

ヘッドを表向きにして、、、

ボルト付き弦巻き金具をしっかりペンチで留めて完了~。

ケースに納まって下さい~。
納品まで暫くお休みなさいまし^^
2020年08月06日
ギターヘッドの仕上げ塗装・・・
ギターヘッドの仕上げ塗装・・・
本日の工房作業は、アワビ貝殻のパーツ加工に加え、
ギターヘッドインレイ装飾の最終工程=艶消しクリヤー吹付塗装です。

800番のサンドペーパーで最終研ぎをキッチリと。
先日行ったピンホールの補修跡なども研ぎ切りました。。。

マスキングの手直し。
6つの穴も詰め直します。。。

艶消しクリヤーを調合して、いよいよ最終塗装。
この調合がですね、、、上手くいってればよいのですが(^^;
ヘッド側面や裏面の元々の艶消し塗装と表情をそろえる必要があります。
何分艶消しなのか、、、4分艶消し(40%艶が引けた状態)くらいとみて、
艶消し剤をクリヤーに25%添加!という決断を!
このさじ加減が仕上げの明暗を分けると言っても過言ではありません(^^;)

吹いてみました(あっさり)。
艶消しクリヤーは、厚吹き禁物!高熱による強制乾燥も✕!
ということで、サラッと吹きます。
厚過ぎ、熱し過ぎだと、艶が出ちゃいますので。

ま~こんなもんでしょうか~(^^;)
吹きっぱなしで仕上げとなりますから、結構緊張するもんなんです。
失敗は許されない~。
あとは3~5日ほどかけて自然乾燥を。
表面の凹凸はもう少し治まることでしょう。
マスクを外した時、側面の艶消しの感じと似てくれれば良いのですが、、、
100%合うことはまず無いと思いますが、80%くらい似れば御の字です^^
本日の工房作業は、アワビ貝殻のパーツ加工に加え、
ギターヘッドインレイ装飾の最終工程=艶消しクリヤー吹付塗装です。
800番のサンドペーパーで最終研ぎをキッチリと。
先日行ったピンホールの補修跡なども研ぎ切りました。。。
マスキングの手直し。
6つの穴も詰め直します。。。
艶消しクリヤーを調合して、いよいよ最終塗装。
この調合がですね、、、上手くいってればよいのですが(^^;
ヘッド側面や裏面の元々の艶消し塗装と表情をそろえる必要があります。
何分艶消しなのか、、、4分艶消し(40%艶が引けた状態)くらいとみて、
艶消し剤をクリヤーに25%添加!という決断を!
このさじ加減が仕上げの明暗を分けると言っても過言ではありません(^^;)
吹いてみました(あっさり)。
艶消しクリヤーは、厚吹き禁物!高熱による強制乾燥も✕!
ということで、サラッと吹きます。
厚過ぎ、熱し過ぎだと、艶が出ちゃいますので。
ま~こんなもんでしょうか~(^^;)
吹きっぱなしで仕上げとなりますから、結構緊張するもんなんです。
失敗は許されない~。
あとは3~5日ほどかけて自然乾燥を。
表面の凹凸はもう少し治まることでしょう。
マスクを外した時、側面の艶消しの感じと似てくれれば良いのですが、、、
100%合うことはまず無いと思いますが、80%くらい似れば御の字です^^
2020年08月03日
真夏の貝磨き・・・
真夏の貝磨き・・・
いよいよ夏も本格化。
昨日は工房でアワビ貝殻研磨作業です。
少し雲が出てましたが、それでもかなり暑くて、
貝殻だけでなく、自分も水浴びしながらの作業に(^^;

まずは、遠方から送られてきた重量級6枚を、、、

うちのエース重量級4枚も加わってもらい、計10枚。
うちのは一番重いもので250g=超特々大であります!^^
これで今回のご依頼製作分は確保できるかと。。。

先日クリヤーを吹き付けたギターヘッド。
ナンと!!左端に気泡が、、、(;'∀')
吹いてた時は分かりませんでしたが、
作業中のあの大雨がやはり原因でしょうか、、、
後から浮いてきんでしょうね(泣)
ま~仕方ないので、この後しっかり研いで、
ほぼ全ての気泡を消しました。
螺鈿付近に残った10数個の気泡(ピンホール)は、
クリヤーを点差しして補修しました。
次こそは、艶消しクリヤーで仕上げ吹きを!(^^;
いや~、それにしても暑かったです。
帰宅してニュースを見ると、35℃くらいはあったらしいですが、、、
もう50過ぎて体力減退して来てますので、身体気を付けんとですね(^^;
いよいよ夏も本格化。
昨日は工房でアワビ貝殻研磨作業です。
少し雲が出てましたが、それでもかなり暑くて、
貝殻だけでなく、自分も水浴びしながらの作業に(^^;

まずは、遠方から送られてきた重量級6枚を、、、

うちのエース重量級4枚も加わってもらい、計10枚。
うちのは一番重いもので250g=超特々大であります!^^
これで今回のご依頼製作分は確保できるかと。。。

先日クリヤーを吹き付けたギターヘッド。
ナンと!!左端に気泡が、、、(;'∀')
吹いてた時は分かりませんでしたが、
作業中のあの大雨がやはり原因でしょうか、、、
後から浮いてきんでしょうね(泣)
ま~仕方ないので、この後しっかり研いで、
ほぼ全ての気泡を消しました。
螺鈿付近に残った10数個の気泡(ピンホール)は、
クリヤーを点差しして補修しました。
次こそは、艶消しクリヤーで仕上げ吹きを!(^^;
いや~、それにしても暑かったです。
帰宅してニュースを見ると、35℃くらいはあったらしいですが、、、
もう50過ぎて体力減退して来てますので、身体気を付けんとですね(^^;
2020年07月29日
梅雨末期~梅雨明け工房・・・
梅雨末期~梅雨明け工房・・・
それにしても、今日の糸島工房作業は、なかなか劇的でありました(^^;

工房に到着してしばらくすると、、、
凄いドシャ降りです。

雨粒がデカい!!

呆気に取られてばかりもいられず、、、
まずはアワビ選別作業。

次に、真珠貝の磨き作業。。。

そんでもって本日のメイン、、、

ギターヘッドの塗装作業。
吹き付けてはドライヤーで乾かし~を繰り返し、けっこう厚吹きします。。。

ナンと!再びのドシャ降り!!
今回の方が凄い~~第2波です(^^;
塗装に悪影響が出るやん!湿気大敵、やめて~!!

工房脇の側溝が、、、
みるみるアップアップになって行きます~
もうオーバー!!汗

大雨止んだと思ったら、、、
いきなりスッキリ!何じゃこりゃ~汗
どうやら梅雨明けのようです(^^;

磨き上がった真珠貝。
来月はどうか穏やかな月になりますように。。。(^^;
それにしても、今日の糸島工房作業は、なかなか劇的でありました(^^;

工房に到着してしばらくすると、、、
凄いドシャ降りです。

雨粒がデカい!!

呆気に取られてばかりもいられず、、、
まずはアワビ選別作業。

次に、真珠貝の磨き作業。。。

そんでもって本日のメイン、、、

ギターヘッドの塗装作業。
吹き付けてはドライヤーで乾かし~を繰り返し、けっこう厚吹きします。。。

ナンと!再びのドシャ降り!!
今回の方が凄い~~第2波です(^^;
塗装に悪影響が出るやん!湿気大敵、やめて~!!

工房脇の側溝が、、、
みるみるアップアップになって行きます~
もうオーバー!!汗

大雨止んだと思ったら、、、
いきなりスッキリ!何じゃこりゃ~汗
どうやら梅雨明けのようです(^^;

磨き上がった真珠貝。
来月はどうか穏やかな月になりますように。。。(^^;
2020年07月27日
インレイの接着・・・
インレイの接着・・・
先日から本作業に入っているギターヘッドのインレイ装飾。
本セッティングが完了し、その後の作業へ。。。

透明クリヤー塗料での接着が完了しました!
インレイの周辺にまでクリヤーが塗られ、段差がついていますので、、、

これを様々な研磨ツールを使って研いで、
クリヤーとヘッド表面との段差を無くしました。。。
さて、この後はヘッド表面全体にクリヤーを吹き付けて行きます。
つづきはまた後日に~。
先日から本作業に入っているギターヘッドのインレイ装飾。
本セッティングが完了し、その後の作業へ。。。

透明クリヤー塗料での接着が完了しました!
インレイの周辺にまでクリヤーが塗られ、段差がついていますので、、、

これを様々な研磨ツールを使って研いで、
クリヤーとヘッド表面との段差を無くしました。。。
さて、この後はヘッド表面全体にクリヤーを吹き付けて行きます。
つづきはまた後日に~。
2020年07月23日
2器が並ぶ珍しい機会・・・
2器が並ぶ珍しい機会・・・

作業中の一コマ~
なかなかこの2器が並ぶ機会は、滅多にないと思うのでした。。。
思わずパチリ☆です(^-^;
両器には同じく貝細工を施しておりますが、、、
楽器によって「螺鈿細工」「インレイ」という風に呼称が変わります。
☆ギターへの貝装飾は、、、どちらでしょうか?(^.^)
作業がまたちょっと遅れ気味になっています~。
引き続き頑張りましょう。

作業中の一コマ~
なかなかこの2器が並ぶ機会は、滅多にないと思うのでした。。。
思わずパチリ☆です(^-^;
両器には同じく貝細工を施しておりますが、、、
楽器によって「螺鈿細工」「インレイ」という風に呼称が変わります。
☆ギターへの貝装飾は、、、どちらでしょうか?(^.^)
作業がまたちょっと遅れ気味になっています~。
引き続き頑張りましょう。
2020年07月22日
インレイのセッティング作業・・・
インレイのセッティング作業・・・
ギターヘッドインレイの本セッティング作業をご紹介。
いつものことではありますが、、、
セッティングというのはだいぶ神経を使う作業であります(^^;

金具を取り外して、、、

まずは研ぎから。。。

ロゴマークよ、さようなら(^^;

研ぎ上がった状態です。
思いの外、表面にうねりがありました(^^;

仮組したインレイを研ぎ面にセット。
ここが本作業の肝ですね!ズレないように。。。

本来の向きにして、インレイの位置や光具合を再確認します。

大枠でマスキングをして、セッティング完了!!
いよいよ次は本作業=接着です。
つづく。。。
ギターヘッドインレイの本セッティング作業をご紹介。
いつものことではありますが、、、
セッティングというのはだいぶ神経を使う作業であります(^^;

金具を取り外して、、、

まずは研ぎから。。。

ロゴマークよ、さようなら(^^;

研ぎ上がった状態です。
思いの外、表面にうねりがありました(^^;

仮組したインレイを研ぎ面にセット。
ここが本作業の肝ですね!ズレないように。。。

本来の向きにして、インレイの位置や光具合を再確認します。

大枠でマスキングをして、セッティング完了!!
いよいよ次は本作業=接着です。
つづく。。。
2020年07月20日
ギターヘッドのインレイ製作・・・
ギターヘッドのインレイ製作・・・
ギターヘッドのインレイご依頼がありまして、現在製作中です。

絵柄はフラワーポッド!
ふたの部分にニュージーランドアワビ薄貝を。
その他は日本産アワビ薄貝(シルバー彩色)です。

製作図面を確認しながらの、加工の様子。。。
これから本セッティングをして、
ギターヘッドに貼って行きます。。。
つづく。
ギターヘッドのインレイご依頼がありまして、現在製作中です。

絵柄はフラワーポッド!
ふたの部分にニュージーランドアワビ薄貝を。
その他は日本産アワビ薄貝(シルバー彩色)です。

製作図面を確認しながらの、加工の様子。。。
これから本セッティングをして、
ギターヘッドに貼って行きます。。。
つづく。
2020年05月01日
補修用パーツほぼ完成・・・
補修用パーツほぼ完成・・・
少し格闘しましたが、まずは琵琶螺鈿補修パーツほぼ完成しました。

入り込み難し!(^^;
こういう所にはダイヤモンドヤスリが入って行かないので、金工用糸鋸歯にお願いします^^

大体できましたね。。。既存の折れたパーツも念のためスペア作りました。
新しく作ったパーツは既存パーツより白っぽいので、、、
エイジング処理して少し黄味がかる感じにしないといけないかもしれません。
いかん!ジ~っとし過ぎて首がっ!パキッ☆
先は長し・・・(^^;
少し格闘しましたが、まずは琵琶螺鈿補修パーツほぼ完成しました。

入り込み難し!(^^;
こういう所にはダイヤモンドヤスリが入って行かないので、金工用糸鋸歯にお願いします^^

大体できましたね。。。既存の折れたパーツも念のためスペア作りました。
新しく作ったパーツは既存パーツより白っぽいので、、、
エイジング処理して少し黄味がかる感じにしないといけないかもしれません。
いかん!ジ~っとし過ぎて首がっ!パキッ☆
先は長し・・・(^^;
2020年04月26日
激動の4月が終わり、混迷の5月へ・・・
激動の4月が終わり、混迷の5月へ・・・
新型コロナウィルスの影響で、
この4月の動きは公私ともに大変なものでした。。。
敢えてここで書かなくても、もう皆さんご存知のことですが、
経済、教育、生活など、社会全般に渡り、公も個人も様々な支障や制約が出たり、
またいろんな動きが日々出てきたりして、難しい局面が続きました。
このような流れは5月も続くのでしょうが、
各方面で、さてこれからどうしたものか!?という事態にも直面し、
どっちの方向に進むか、アレコレと悩ましいことにもなるでしょう。
そして、何らかの決断を下さなければならない時も必ず訪れるはずです。
但し、ウィルスの動静、また人の動きというのはかなり読めません。
一旦何かを決めても、また軌道修正が迫られる・・・ということも多くなるでしょう。
まずはこの5月、、、世間は混迷することでしょうが、
しっかりと先を見据えた方向性を公私ともいかに示せるかが、今後を占う意味で重要です。
当工房では、まずはご予約頂いているご注文案件を着実にこなしつつ、
コロナ収束後の展開や当方ができることを少しイメージしておいて、
ある程度事態が落ち着くまでの間に、それらをまた形にして行く時間を作ろうと考えています。
時には立ち止まってじっくり考える、、、そういう機会が訪れているような気もします。

現在製作を進めている筑前琵琶の漆塗りと装飾。
これから螺鈿細工を施して参りますが、またその様子は5月以降にご紹介致します。

先日加工した厚貝螺鈿。家紋「抱き茗荷」の彫刻を施しています。
この乱れた世相も一旦丸く収まりますように。。。(祈)
新型コロナウィルスの影響で、
この4月の動きは公私ともに大変なものでした。。。
敢えてここで書かなくても、もう皆さんご存知のことですが、
経済、教育、生活など、社会全般に渡り、公も個人も様々な支障や制約が出たり、
またいろんな動きが日々出てきたりして、難しい局面が続きました。
このような流れは5月も続くのでしょうが、
各方面で、さてこれからどうしたものか!?という事態にも直面し、
どっちの方向に進むか、アレコレと悩ましいことにもなるでしょう。
そして、何らかの決断を下さなければならない時も必ず訪れるはずです。
但し、ウィルスの動静、また人の動きというのはかなり読めません。
一旦何かを決めても、また軌道修正が迫られる・・・ということも多くなるでしょう。
まずはこの5月、、、世間は混迷することでしょうが、
しっかりと先を見据えた方向性を公私ともいかに示せるかが、今後を占う意味で重要です。
当工房では、まずはご予約頂いているご注文案件を着実にこなしつつ、
コロナ収束後の展開や当方ができることを少しイメージしておいて、
ある程度事態が落ち着くまでの間に、それらをまた形にして行く時間を作ろうと考えています。
時には立ち止まってじっくり考える、、、そういう機会が訪れているような気もします。

現在製作を進めている筑前琵琶の漆塗りと装飾。
これから螺鈿細工を施して参りますが、またその様子は5月以降にご紹介致します。

先日加工した厚貝螺鈿。家紋「抱き茗荷」の彫刻を施しています。
この乱れた世相も一旦丸く収まりますように。。。(祈)