2009年03月28日

福岡の地震観測

福岡の地震観測

御存知の方もいらっしゃるかもしれないが、福岡県西方沖地震が4年前に発生したとき、九州大学は震源地周辺地域の地震観測を強化し、地震活動マップ(自動更新) を下記サイトで公開している。これは、毎日午前4時に更新されるという優れもので、地震を恐れる私としては、毎日欠かさず見ているページである。

九州大学 地震火山観測研究センター 地震活動マップ(自動更新) icon197
http://www.sevo.kyushu-u.ac.jp/2005-GENKAI/#Seismicity

最近はだいぶ地震活動が和らいできたが、本震からかなり時間が経った今でも余震が続いている状況であるのが驚きだ。

4年前(2005年)の3月20日(春分の日)、当日私は父とともに新天町のギャラリーで開いた初の個展の最終日だった。朝一からいらっしゃるお客さんが多くて、「今日はまた、さらに来客が多くなるのでは?」と期待に胸膨らませていたのを覚えている。そんな特別の日に、何も4千年~1万年に一回の地震が起こらなくてもよかろうに。父のステンドグラスのいくつかは木っ端微塵。私の作った一番大きな作品:屏風もひっくり返り、散々な状況に。新天町内のギャラリー2階、3階だったが、古い建物なので、相当揺れた。あの揺れ方は今でも忘れない。それでも、思った以上に私の作品に傷がつかなかったのは幸いだった。

もうあれから4年の歳月が経つが、私はまだ油断は出来ないと考えている。研究者の間でも見解が出ているが、地上側の警固断層はまだ動いておらず、今後数十年以内に活動する可能性は十分あり得るという。上記のマップをご覧になればお分かりとは思うが、見事なまでに地上側が動いていない。断層の海側は水があるので、ある意味地層や岩盤が「ゆるい状態」だろう。そっち側だけ断層が動いて、ストップしているということなのか?力学的な視点から、シーソーに例えるなら、片方が動いて、もう片方が動かないわけがない。インドネシアでも、つい数年前に同じような事が本震から3年以内に起こっている。

福岡市民も、地震対策、危機対策は、常日頃からやっておくべきだろう。


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Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:39Comments(0)社会つれづれ

2009年03月28日

漆工房 制作風景

漆工房

漆工房(九州民芸村)
 漆工房全景       師匠のデスク      乾漆器製作


昨日撮影した漆工房の写真。時には撮影しようということで、バシャバシャ撮りまくり。

最近、私は他の作業をしていることもあり、漆作品製作から遠ざかっているが、もうそろそろやりたい。漆をやると鼻炎に苦しむ私の鼻の調子が良くなるし・・・。

乾漆器を作っているのは民芸村職員の中村さん。部屋中に漆のにおいがバンバンする。漆の成分(ウルシオール)は空気中に揮発し、発酵性の独特のにおいがする。言葉で形容するのが難しいが、なんか牛舎に入ったときのような匂いだ(ウンコ臭いのとは違う)。この匂いをかいだお陰で、今日はやっぱり鼻の調子が良くなった(こんなの私だけだと思うが)。

漆専門の工房なんて、結構珍しいと思う。また後日紹介するが、「漆の乾燥室」も完備している、まさに理想的な建物なのだ。現在、私の師匠のもとに毎週通ってくる生徒さんが、民芸村の職員2名を含め5人いらっしゃる。こんな良い環境で学べるなんて、幸せなことやね。


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Posted by 瑞緒(ミズオ) at 17:11Comments(0)制作日記

2009年03月28日

花冷えぇ~

花冷えぇ~

今日は九州民芸村で作業。

1週間程前までは暖かかっただけに、ここ数日の寒さはこたえる。やっぱり山奥にある九州民芸村は寒い。下界より4~5℃は気温が低いのではないか。

この民芸村でも桜は咲いているが、寒さと風のせいで散ってしまった桜もあり、なんか変な感じだ。掲載している二つの写真は今日撮ったものであるが、なんと落差の大きいことかっ!
晴れているのに相当冷たい風も吹き荒れ、花冷えぇ~、冷えぇ~の一日であった。

九州民芸村の桜


工房と桜


  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 00:26Comments(0)制作日記