2009年11月30日

「孫文」を描いた映画を鑑賞・・・

「孫文」を描いた映画を鑑賞・・・

チケットがあったので、本日午前中に映画鑑賞。観たのは、「孫文-100年先を見た男」というタイトルの映画。

私は、近代に偉大な足跡を残した人物として、ガンジーとともに孫文を尊敬している。孫文は、7度もの武装革命に失敗し、最後に辛亥革命を成功させるに至る不屈の精神を持った革命家。映画は、その7度目の革命に失敗したあと、亡命先のマレーシア、ペナン島における物語。

映画では、彼の人間性や活動を中心に描かれていた。孫文は、当局から命を狙われたり、革命に失敗し続ける孫文に疑いの目を向ける華僑の支援者達に冷たくされるが、それにめげず自分の理想と信念を貫き通すあたりがかっこいい。戦争のような大きなドンパチは無し。しかし心温まる内容に仕上がっていて良かった。

孫文は医者でインテリだ。いまだ民主性が育っていない中国人民のこともよく分かっていた。しかし、清朝や西欧列強の脅威にさらされる中国の人々の、自由、平等、平和を切望し続け、決してあきらめなかった。素晴らしい人間だと思っている。

中国、台湾で敬愛され続けている孫文。日本では「孫文」の名で知られるが、私が大学の卒業旅行で行った広州では、「孫中山先生」という垂れ幕や文字を目にした。地元では「孫中山」という呼び名が一般的であるらしい。  
タグ :孫文映画


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 20:43Comments(2)よもやま話