2011年08月09日

為替、国債の信用不安・・・

為替、国債の信用不安・・・

本日は自宅で作業。

パソコンでネットを少し見ていると・・・株価が連日大幅続落。そして・・・為替相場ではドル円で超円高、国債の利率が上がる(国債の価値が下がる)局面もありで、金価格が暴騰。

これは、、、やっぱり8月は金融不安の月となるか?(というか、もう既になってるか・・・)

アメリカの大幅な財政赤字がMAXとなり、大統領や議会が慌てて対応策を打つも、市場での信用不安が広がり、アメリカ国債の格付けが下がった。その結果、さらに市場が反応しているということ。

新聞でも「アメリカ・・・超大国からの凋落」というような見出しが出てきている。
凋落という言葉は、まだ相応しくないのかもしれないが、その兆候は既に40年ほど前から出ていた。

1960~1970年代、ドイツと日本の高度経済成長により、アメリカの輸入が急激に増大。当時のニクソン大統領の意向により、急遽、変動為替相場への移行が決定され、戦後直後に成立した為替体制=ブレトンウッズ体制(金本位制)が崩壊。1ドル=360円という固定相場が崩れた。300円→200円→150円とドルは切り下げられ続け、その価値を縮小。そして、いま1ドル77円台という段階まで来た。やっぱり、アメリカはドル札、国債を発行し過ぎたよ(日本も人のこと言えないけど)。

そういえば、、、私が幼児、小学校低学年だった頃には
1ドル=360円~300円くらいというのが常識だったよね~(懐かしい)。

やはり、そろそろ金融体制が大きく変わる時期に入っているのかもしれない。
お金のことは、本当に面倒だ。どうなることやら・・・。


☆ブレトンウッズ体制
 1945年より発効した為替に関する協定のこと。
 金1オンスと35米ドルを固定とし、その米ドルに対して各国通貨の交換レートを定めた(金本位制)。
 日本円は1米ドルあたり360円と固定された。
 1971年8月のニクソン・ショックにより、この体制は崩壊した。(ちょうど40年前やん!!)

 注)2011年8月9日現在、金1オンス=約1750米ドル!!

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 17:09Comments(0)経済つれづれ