2013年11月07日

偽装はいかんですばい・・・

偽装はいかんですばい・・・

久々に社会ネタであります。

最近ニュースになっている、食品の誤表示問題。
安い食材を使っているにもかかわらず、高級なものとしてお客様に提示してしまったという・・・
まぁ~ナンともプロらしからぬ失態と私は思います。。。

が、、、世間は限りなく「偽装」ではないかと怪しんでおります。
組織的に、確信犯的に、、、儲けを出そうとしていたのではないかという疑惑の目が、
問題が発覚したホテルや百貨店などに向けられています。
会社やお店を維持するため「偽装」に手を染めたのではないかと。。。

但し、消費者側にも問題が無いとは言えません。
「安い、安い、、、よかよか、、、」と言って、お客が安い方ばかりひいきにしていたら、
売る側も、ひょっとしたら良からぬことを考えてしまうかもしれません。
今の世の中、そういう風潮になっているのではないかと思います。
私も偉そうに言えるわけでなく、その安売り合戦の渦中に入っちゃってるのではないかと
思ったりするわけです。

「安いものには、安いなりの理由がある・・・」ということに気づかないといけないんでしょうね。

良質なものを見分ける目や感性は、持たないといけないと思います。
私も勉強や努力が至らず、常に反省です。


一方、塗りものに関してですが、やはり一般の人には、
何の塗料で塗られているのか、なかなか見分けがつきにくいものです。

漆で塗られているのか、それとも合成塗料で塗られているのか、、、
塗装や漆塗りを生業にしている者でも、
塗面の具合からある程度の察しはついたとしても、
下地に何を使っているのか、分からないことが多いくらいですから。

従って、一般の人々で塗りに詳しい方はわずかだと考えられます。
だからこそ、これは売り手と買い手の信頼関係が大事だと思うんです。

うちの工房では、お客様に対して
何の塗料を使っているか隠し立ては一切なくお伝えするようにしております。
下地は何ぞや~、中塗りはこうで仕上げはこういう風にしてます~~~という感じです。

美しいものを作る、美に殉じる、、、という覚悟でやってれば、
人をだましてまで儲けを出そうとは思いません。
そんなことしても、気分は良くありません。
もし、どうしても利益を出さなければならないとするなら、別の手段を考えます。


外食産業の方々には、苦しい経営環境とは存じますが、
ここは原点に立ち戻って頂いて、真摯な姿勢で臨んで頂きたいと考える次第です。
誤りがあったら、そこはきちっと正して頂きたいですね。
何卒宜しくお願い申し上げます。




  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 21:43Comments(0)社会つれづれ