2022年09月15日
螺鈿硯箱の修理⑥ 螺鈿貼付部目止め・・・
螺鈿硯箱の修理⑥ 螺鈿貼付部目止め・・・
昨日、生漆を含浸させた螺鈿貼付部は、カチッと固まりました!(^.^)
しかし、その固まった(乾燥した)様子を見ますと、
やはり木材の導管や凹みが所々現れて来ています。
それもそのはず、膠などの除去・清掃をする過程で研ぎも施し、
元々の塗膜を剥いでしまったのですから(^^;
この硯箱は拭き漆で木地が仕上げられたもの。
ということは、下地の段階で目止めが施されたと考えられます。
つまり、その工程と同様にするのが筋ですから、、、
木固めに研ぎを入れて、、、
ハチ錆漆を作り、、、
貼付部に塗って、、、
余分なハチ錆漆を拭き取り、目止め完了です。
これで、木材の導管や凹みは粗方埋まり、
今後上塗りして行く漆は、木地への余計な吸い込みが防止されますし、
補修螺鈿も安定密着し、剥がれ防止にもつながることでしょう。
つづく。。。
昨日、生漆を含浸させた螺鈿貼付部は、カチッと固まりました!(^.^)
しかし、その固まった(乾燥した)様子を見ますと、
やはり木材の導管や凹みが所々現れて来ています。
それもそのはず、膠などの除去・清掃をする過程で研ぎも施し、
元々の塗膜を剥いでしまったのですから(^^;
この硯箱は拭き漆で木地が仕上げられたもの。
ということは、下地の段階で目止めが施されたと考えられます。
つまり、その工程と同様にするのが筋ですから、、、
木固めに研ぎを入れて、、、
ハチ錆漆を作り、、、
貼付部に塗って、、、
余分なハチ錆漆を拭き取り、目止め完了です。
これで、木材の導管や凹みは粗方埋まり、
今後上塗りして行く漆は、木地への余計な吸い込みが防止されますし、
補修螺鈿も安定密着し、剥がれ防止にもつながることでしょう。
つづく。。。