2022年11月08日

籃胎漆器の修理⑥ 錆研ぎ・・・

籃胎漆器の修理⑥ 錆研ぎ・・・

11月に入って籃胎お弁当箱の修理再開。
もう終盤戦ですが、まずは研いで~。


さすがに1ヶ月ほど放置し、、、
内側の編み部分など錆付け後に漆で固めたところは
しっかり乾いたようで(^_^;)


研ぎましょ~、主に空研ぎで。


ペーパーで撫でる感じで、、、
凸ったブツなども取り除きながら、
全体にペーパーかけて荒らしていきます。


内側の編み目。ここも錆固めがしっかり乾いています。


ここは相変わらず研ぎにくいですね~。
このペーパーがけは上塗りの食いつきを良くする意味もありますが、
ともかく研ぎ過ぎに注意(^^;


ある程度荒らした感じになったでしょうか。
ご予算の関係上、手間をかけるには限界がありますので、
作業的にはこの辺でもう終わらせておきます。


箱を乗っける台座の隅が割れていたので
麦漆を含浸させておきましたが、
さすがに割れが大きいので錆(漆パテ)で埋めておきましょう。
ここはもうひと手間かけて。。。


さぁ~もうちょっと下作業したら、
あとはだいたい上塗りして終わり~と行きたいところですね。

つづく。。。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:40Comments(0)制作日記漆塗り修理