2022年03月15日
螺鈿三段箱の修理⑧ 錆削り・・・
螺鈿三段箱の修理⑧ 錆削り・・・
ようやく穴埋め、傷直しのための錆付けが完了。
その固め作業までが終わりまして
本来であれば、錆をちょっと研いでから中塗りへ~なのですが、、、
既存の塗りに負荷をかけないよう、もう一手間かけます~。
こちらは穴埋めが完了した箱正面の三段目。
補修箇所の錆が、均一に塗り厚分凹んでいるよう
ニードルで丁寧に錆を削ることにしました。
このようにしておけば、中塗り後の研磨が楽になり
周囲の既存塗りを傷めるリスクも減ることでしょう。
補修箇所の塗りの厚みは、、、
そうですね~補強の意味も込めて厚目にしたいので
0.2~0.25mmの深さに錆を削っておきましょうか。。。
螺鈿を貼るところもありますし、
特殊な貼り方になる可能性もあるので、少し深めに~。
箱正面の一段目。
ここは良く目立つところなので気を使います。。。
削りが粗方完了し、穴の周囲にまだ残っている錆などを
既存塗りが傷まないよう丁寧に#3000のクリスタル砥石で研磨除去。
上塗りすることにしている箱の底面や小口は、、、
ペーパーで丁寧に空研ぎです。
螺鈿補修は、まだ先になりそうで、
傷直しが大枠完了してからにしておりますが、、、
こちら上蓋で取り外した松葉?の螺鈿は、、、
ちょっとバラバラになり過ぎで。補修がかなり目立ちそうです(^^;
もう取り換えということにしましょう。
さて、ここまでが修理の前半戦で、これから後半戦へ。
今まではひたすら地道な下地作業で、我慢強さが必要でしたが、
これからは修理の結果が目に見えて分かって来ますので
きっと楽しくなって来ることでしょう!(^.^)
つづく。。。
ようやく穴埋め、傷直しのための錆付けが完了。
その固め作業までが終わりまして
本来であれば、錆をちょっと研いでから中塗りへ~なのですが、、、
既存の塗りに負荷をかけないよう、もう一手間かけます~。
こちらは穴埋めが完了した箱正面の三段目。
補修箇所の錆が、均一に塗り厚分凹んでいるよう
ニードルで丁寧に錆を削ることにしました。
このようにしておけば、中塗り後の研磨が楽になり
周囲の既存塗りを傷めるリスクも減ることでしょう。
補修箇所の塗りの厚みは、、、
そうですね~補強の意味も込めて厚目にしたいので
0.2~0.25mmの深さに錆を削っておきましょうか。。。
螺鈿を貼るところもありますし、
特殊な貼り方になる可能性もあるので、少し深めに~。
箱正面の一段目。
ここは良く目立つところなので気を使います。。。
削りが粗方完了し、穴の周囲にまだ残っている錆などを
既存塗りが傷まないよう丁寧に#3000のクリスタル砥石で研磨除去。
上塗りすることにしている箱の底面や小口は、、、
ペーパーで丁寧に空研ぎです。
螺鈿補修は、まだ先になりそうで、
傷直しが大枠完了してからにしておりますが、、、
こちら上蓋で取り外した松葉?の螺鈿は、、、
ちょっとバラバラになり過ぎで。補修がかなり目立ちそうです(^^;
もう取り換えということにしましょう。
さて、ここまでが修理の前半戦で、これから後半戦へ。
今まではひたすら地道な下地作業で、我慢強さが必要でしたが、
これからは修理の結果が目に見えて分かって来ますので
きっと楽しくなって来ることでしょう!(^.^)
つづく。。。
この記事へのコメント
こんにちは、体調を崩し、暫くブログを見ていませんでした。作業が順調に進んでいるようで何よりです。人様の以来を受け作業をする技術は持ちませんが、自分が作業している気分になり、緊張してしまいました。今後の作業に勝手に期待しつ楽しみにしています。
Posted by H.W at 2022年03月17日 11:51
H.Wさま
体調を崩されたとは!どうぞお大事になさってください。
いつもブログをご覧頂きまして感謝申し上げます。
今回の修理作業もまた難しい点が幾つもありますが、
課題克服力を鍛えつつ、何とか頑張って参ります。
引き続き宜しくお願い致します。
体調を崩されたとは!どうぞお大事になさってください。
いつもブログをご覧頂きまして感謝申し上げます。
今回の修理作業もまた難しい点が幾つもありますが、
課題克服力を鍛えつつ、何とか頑張って参ります。
引き続き宜しくお願い致します。
Posted by 瑞緒(ミズオ) at 2022年03月17日 14:37