2022年05月02日
螺鈿三段箱の修理⑰ 螺鈿の膠接着テスト・・・
螺鈿三段箱の修理⑰ 螺鈿の膠接着テスト・・・
螺鈿接着の本番用テストを実施。
調合が難しそうな膠を使った接着テストとなりますが、
なんせ初の試みですので、、、
何かと調整を繰り返して~のテストとなりました(^^;

まずは材料と容器を準備。。。

この膠は、予め薄く固めたものであります。
既に防腐剤を混入済みでもあります。

これをパキパキに割りまして、、、

このくらい細かくなればOK。

容器に入れ、水でふやかします。。。

ドライヤーで温めながらトロトロに溶かしますが、、、
このとろみ加減の塩梅が難しく、何回も膠粒を加えまして
丁度良いと思われる状態に調整してみました。
後で別の調合も控えているため、
勘ですが、少しだけ薄めに調整するのが今回の肝かな?っと!
そして、何と言っても熱くなり過ぎに注意です!
膠は60℃以上になると接着力が落ちますので、
過去に熱乾燥機などで鉄板を触った時の感覚を思い出しつつ
手で触って判断しながら~となりました(^_^;)

調合完了!!

手に付けて、、、うむ、良さそうな感じ。

次に、調合テストの本丸=膠と砥の粉の混合!
体積比率は、、、何度かお試しした中で
良か塩梅となりそうなラインを見つけました。
温めると柔らかくなり、冷めると硬化するという
膠粘土の誕生です!(^^)/

いよいよ螺鈿を接着、、、
ん?一発OKの感じ!?ホントかな?(^^;
この後、しっかり乾燥、硬化させてから
剥離テストも行ってみましたが、大丈夫そうです。
いやはや、これで何とかなりそうですね~。
別の漆調合による接着テストもやってみましたが、
漆で接着すると均一に綺麗な感じになり過ぎることもあり、
色味や風合いに関してどうも経年変化した既存螺鈿の様子と馴染まず、、、
やはり膠粘土接着が良いとの結論に達しました。
さぁ~これでいよいよ螺鈿修理の本番に臨みましょう。
つづく。。。
螺鈿接着の本番用テストを実施。
調合が難しそうな膠を使った接着テストとなりますが、
なんせ初の試みですので、、、
何かと調整を繰り返して~のテストとなりました(^^;
まずは材料と容器を準備。。。
この膠は、予め薄く固めたものであります。
既に防腐剤を混入済みでもあります。
これをパキパキに割りまして、、、
このくらい細かくなればOK。
容器に入れ、水でふやかします。。。
ドライヤーで温めながらトロトロに溶かしますが、、、
このとろみ加減の塩梅が難しく、何回も膠粒を加えまして
丁度良いと思われる状態に調整してみました。
後で別の調合も控えているため、
勘ですが、少しだけ薄めに調整するのが今回の肝かな?っと!
そして、何と言っても熱くなり過ぎに注意です!
膠は60℃以上になると接着力が落ちますので、
過去に熱乾燥機などで鉄板を触った時の感覚を思い出しつつ
手で触って判断しながら~となりました(^_^;)
調合完了!!
手に付けて、、、うむ、良さそうな感じ。
次に、調合テストの本丸=膠と砥の粉の混合!
体積比率は、、、何度かお試しした中で
良か塩梅となりそうなラインを見つけました。
温めると柔らかくなり、冷めると硬化するという
膠粘土の誕生です!(^^)/
いよいよ螺鈿を接着、、、
ん?一発OKの感じ!?ホントかな?(^^;
この後、しっかり乾燥、硬化させてから
剥離テストも行ってみましたが、大丈夫そうです。
いやはや、これで何とかなりそうですね~。
別の漆調合による接着テストもやってみましたが、
漆で接着すると均一に綺麗な感じになり過ぎることもあり、
色味や風合いに関してどうも経年変化した既存螺鈿の様子と馴染まず、、、
やはり膠粘土接着が良いとの結論に達しました。
さぁ~これでいよいよ螺鈿修理の本番に臨みましょう。
つづく。。。