2022年08月10日
新作鞘塗り⑬ 切粉地固め・・・
新作鞘塗り⑬ 切粉地固め・・・
先日ヘラ付けした切粉地は、
湿気のある室(ムロ)でしっかり乾きました。
さて、まずは切粉地を研ぎましょう。
指南書では「水を付け、荒砥にて精確に研ぐ」と記されています。
その書の通り、精確さがこの段階で求められます!
切粉地の水研ぎは鞘形状の骨格となるため
非常に神経を使う大切な作業であります。
写真のように何度も鞘のラインを確認しながら研ぎます。
研ぎ上がった状態です。
今回はけっこう綿密に、慎重に、3時間くらいかけて研ぎました。
次は、「地固め」の時と同様の作業。
生漆を切粉地に含浸させて乾燥させ強固にする工程です。
下地は、各工程のヘラ付け作業後に
だいたいは固め作業を行うもの。
水研ぎの後は下地が弱くなるので尚更です。
下地は、乾燥後の粒子間に漆を含浸させますと、
より強固になり耐久性は格段に上がります。
ヘラでしごきながらしっかりと生漆を含浸させます。
そして余分な漆を拭き取りです。
拭き上がった状態です。
また、室(ムロ)でしっかり乾かせましょう。
室と言いましても、簡易的なダンボール製の箱(^^;
鞘は縦長ですので、うちのような手狭な所では
スペースをとらないためにもこのやり方が合理的なんですね~。
当方で独自に作った箱もあるのですが、
今回はメーカー様から届いた時の梱包箱を大切に活用しています。
しっかりとした造りでたいへん重宝しております(^.^)
つづく。。。
先日ヘラ付けした切粉地は、
湿気のある室(ムロ)でしっかり乾きました。
さて、まずは切粉地を研ぎましょう。
指南書では「水を付け、荒砥にて精確に研ぐ」と記されています。
その書の通り、精確さがこの段階で求められます!
切粉地の水研ぎは鞘形状の骨格となるため
非常に神経を使う大切な作業であります。
写真のように何度も鞘のラインを確認しながら研ぎます。
研ぎ上がった状態です。
今回はけっこう綿密に、慎重に、3時間くらいかけて研ぎました。
次は、「地固め」の時と同様の作業。
生漆を切粉地に含浸させて乾燥させ強固にする工程です。
下地は、各工程のヘラ付け作業後に
だいたいは固め作業を行うもの。
水研ぎの後は下地が弱くなるので尚更です。
下地は、乾燥後の粒子間に漆を含浸させますと、
より強固になり耐久性は格段に上がります。
ヘラでしごきながらしっかりと生漆を含浸させます。
そして余分な漆を拭き取りです。
拭き上がった状態です。
また、室(ムロ)でしっかり乾かせましょう。
室と言いましても、簡易的なダンボール製の箱(^^;
鞘は縦長ですので、うちのような手狭な所では
スペースをとらないためにもこのやり方が合理的なんですね~。
当方で独自に作った箱もあるのですが、
今回はメーカー様から届いた時の梱包箱を大切に活用しています。
しっかりとした造りでたいへん重宝しております(^.^)
つづく。。。