2012年06月14日

建築装飾セミナーへ・・・

建築装飾セミナーへ・・・

建築装飾セミナーへ・・・
 本日は薬院のパナソニック(株)エコソリューションズ社で開催された
 日本建築装飾史研究セミナーへ行ってまいりました!

日本建築および文化財保存研究の第一人者でおられる窪寺茂氏による講演でしたが、
漆塗りや螺鈿細工に関するお話がたっぷり。
工芸品制作に携わっている身としては、本当に興味深い、勉強になるお話でした!

窪寺氏が研究や保存・修復作業を手がけられた寺院、神社など
超一級の建築物がパワーポイントで次々と!

建築装飾セミナーへ・・・
 この金剛峰寺内にある徳川秀忠霊室(たまや)の内部は・・・
 一般人が目にすることができないというとてつもない装飾でした!!

窪寺氏は、1時間45分という短い時間の中で、
奈良時代~近代までの4つの建築期を、分かりやすく解説。

装飾とは、その時代の事物や現象を人々が知覚し、
造形手法を用いて表現するものと定義。

構造を意匠化、装飾化することで、建築自身が持つ空間的意味がより深まり、
人々と建築の親和性が高まることを説かれていました。

セミナー参加者は、建築、インテリア関係の方々が多かったと思われますが、
氏は講演の最後に、我々参加者に向けて
「生活の中で建築を楽しむ気持ちの開発を!」「住宅に漆塗りを!」と
お願いしておられました。

近代建築の思潮に疑問を持たれている窪寺氏。
我々日本人が、当たり前のように使ってきた漆塗り、装飾などの伝統的文化を
これからも当たり前のものとして現代社会に使っていく、、、というテーゼを
私たちに投げかけておられましたが、
ものづくりに携わる者として、これは重大な指針になると確信!!

今日の講演は、本当に勉強になったと思います!!


螺鈿・蒔絵 装飾工房『瑞緒』HPはこちらicon100








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Posted by 瑞緒(ミズオ) at 21:28│Comments(0)よもやま話
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