印象に残る夏の終わり・・・
今日で2021年の夏が終わります。
午後は糸島の工房に来ました。
気温は結構高めです。
昨日、粕屋の叔母宅で積んできた部材や工具の荷下ろしを。。。
解体した和箪笥の四角い化粧扉。
何か重要なものをしまっておく箇所に付いた扉のようでして、
鍵金具も複雑な構造になっているようです。
金具の細工や毛彫りが素晴らしく、
これだけは壊さずに記念として取っておくことにしました。
また時間が出来たら、漆の塗り直しや金具の磨きをしたいと思います。
それにしましても、この夏は大変印象に残ることが多く起きました。
近しい親族が深刻な病気になるという私事もありましたが、、、
社会的な側面から見ますと・・・
新型コロナウィルスのデルタ株感染拡大、、、
東京オリンピック、パラリンピック、、、
日本各地で起きた集中豪雨、、、
アフガニスタンのタリバン攻勢と政変、、、
そして本日=8月31日、アメリカ軍のアフガン撤退と20年戦争終結。
わたしはペシャワール会の会員として、
アフガニスタン東部の緑化事業を支援しております。
アフガニスタンは、皆さんもご存じの通り、
長年にわたる戦争、民族・宗教対立、干ばつ等の自然災害に苦しめられた国です。
ただ、これは決して他人事ではなく、まさにアフガンは世界の縮図みたいなもので、
人間が直面している問題をギュッと凝縮し、内包している国だと私は捉えています。
この国の瀕死の状態に陥った人々は、
もしかすると未来の我々もしくは子孫たちの姿であるかもしれないのです。
だからこそ、何とかせんといかん・・・と言って
問題の本質に真正面から向き合い、立ち上がった中村哲先生の活動に共鳴し、
寄付という形でしかありませんが支援をしている次第です。
アメリカ軍が撤退し、今後の情勢は予断を許さない感じではありますが、
タリバンもしくは今後形成される政府が、ペシャワール会の活動に賛同し、
維持・継続できるよう取り計らってくれることを願ってやみません。
日差しの強いこの夏は、空を見上げると
アフガニスタンのことを考えることが多かったような気がします。
本日の夕日。
少し沸き立つ雲間から、強い光が覗いていました。
去り際は色合いが綺麗な雲が現れていました。
希望の見える秋になって欲しいなぁ~と思います。。。
この8月は、一つ嬉しいことがありました。
かねてから曲名を知りたかったものが分かったのです。
1990年代の中頃に、以前勤めていた美術品制作会社(東京)の
長野県の工房へ再び訪れた際、CDで流れていた曲なのですが、
最近よく利用している音楽配信サイトSpotifyがチョイスした曲にあったんですね~。
実は祖母が2000年代に亡くなった時も、
お寺であったお葬式で流れていまして、、、あっ!と思ったんですが(^_^;)
良かったらお聞きください。。。
♪アンドレ・ギャニオン「めぐり逢い」