組み貝細工で半月を・・・
組み貝細工で半月を・・・
ご依頼頂いております琵琶の半月。
半月とは、琵琶の両サイドに空いた二つの共鳴孔のこと。
共鳴孔の縁には動物の角や貝殻などで出来た飾りが付いています。
今回のご依頼では白蝶貝での製作になります。
しかし、厚くて大きい貝殻でないと、
なかなか一体型での琵琶半月は作れません。
これまでは何とか作れていましたが、、、
いよいよ一体型が作れるような材料は尽きてしまいました。
ということで、頭をひねって一計を案じ、
半月を四つのブロックに分割して作ることにしました。
貝殻の厚い部位や端材を組み合わせて作ることになりますが、
言わばこれは「組み貝細工」ということになりますね。
まずは材料の選別と、
自宅で作業可能なものは裏面の研磨、平面加工をして、、、
半月の形状を裏側もしくは表側に一旦トレースしました。
そしては本日は、糸島の工房で本格的な加工作業を実施。
裏面の平面化を進めつつ、形状加工や厚み調整もします。
材料の状態も見極めながら慎重に作業を進め、
大枠の加工が完了しました。
まずは少し大きめの状態まで出来上がりましたが、
琵琶が届きましたら、これから更に形状を整えて行きます。
つづく。。。
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