明日は9月11日・・・

明日は9月11日・・・

明日は9月11日。8年前のあの忌まわしい日を思い出す。21世紀が始まった最初の年に、あのような大規模なテロが起きるとは。まだ20世紀の頃、既に南北問題が世界にとって大きな課題になっていたが、次世紀には、その拡大が危惧されていたのを記憶している。

人間どうしの対立はまだまだ続くだろうが、一人ひとりがエゴイスティックになることを抑えようとしない限り、ずっと続いていくだろう。

現在、アメリカではオバマ大統領が医療保険制度の改革に乗り出している。アメリカでは、市民全員が受けることのできる公の医療保険制度がなく、企業が運営する高額？の医療保険に各個人が入らざるを得ない。私がこのことを知って驚いたのはほんの1年ほど前のことだ。日本との違いに大変驚いた。

オバマ＆民主党は、より安価な公の医療保険を実現し、貧しい人でも医療保険に入れるようなシステム作りを目指しているが、現在保険に加入している人々の中にはかなり反発している人達がいるとのこと。つまり、「自分の分は払うが、他人の分まで払う気はない」ということだろう。残念ながら相互扶助の精神が欠如していると言わざるを得ない。これは現在のアメリカを象徴する問題だろう。社会というものはエゴイスティックな考えでは成り立たないと思うし、アメリカの国の有様として、この問題の行く末は大事なポイントとなる気がする。

この医療保険の問題とテロの問題とは、間接的につながった一連の問題としてとらえることができる。アメリカ人の自己中心主義が無くならない限り、テロを無くすことはできないだろう。もちろん、これは何もアメリカだけでなく、世界全体にも当てはまることだと思うが。


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