2018年09月29日

中国古筆の修理が完成・・・

中国古筆の修理が完成・・・


中国古筆の修理(補修)が完成しまして、昨日お客様の元へ直接納品に行きました。

これ迄で一番難しい修理作業となり、色々と試行錯誤するうちに
昨年2月から1年7ヶ月という長期間でお預かりすることとなってしまいましたが、
何とか整えてお渡しすることが出来て、だいぶホッとしております。
今回もまた凄く勉強になったご依頼でした。



 完成した全体像です。
 清朝初期(乾隆帝などの時代/およそ300年程前)のものと思われる筆で、
 お預かりした当初は、螺鈿の約7割が剥離=消失し、朱漆も一部が剥げ、
 金彩も所々大きな傷やこすれ落ちた箇所が見受けられる状態でした。


 基本的に雲竜図です。
 龍の顔はほぼ二つとも剥げ落ちた状態でしたが、
 資料図案やわずかに残った部位を手掛かりに、描き起こしてみました。


 筆筒をはめた状態の全体像です。


 筆筒の拡大写真です。


☆修理に至るまでの高低をいくつかご紹介します(以下)。



 下地がむき出しに。。。
 今回の修理で一番難儀なのがこの下地。何で出来ているかが謎でした。。。
 水が付くと強烈な粘性を帯び、乾燥すると硬化するのです。
 膠ですと通常の温度の水では溶けにくいはずで、小麦粉や米粉とはかなり違う粘性の強さ。
 植物由来のような気もしますが、もう300年も経っているのに、
 粘着性の機能を保持しているとは。。。この組成は何なのか?

 以上の通り、この下地は水で溶け、周囲の朱漆が侵され剥離し出すので、
 水研ぎが出来ないという事態に。
 空研ぎを中心に、水を一切使わない作業での調整が続きました。


 朱漆が剥げたところも大変でした。。。
 だいたい色漆は、元の色と合わせるのが非常に難しいのです。
 色の調合、乾燥条件の研究を進めましたが、
 結局求めるレベルの80%くらいしか到達しませんでした。
 最終的には、エイジング処理で既存の朱漆と何とか風合いを似せることで、
 周囲とのバランスを図った次第です。


 螺鈿補修は、フィルムトレースでの正確な形状写しから実施。


 螺鈿接着の研究。
 膠での接着をまずは試み、アレコレと調合を試すも、、、なかなか上手く行かず。


 研究と並行して螺鈿加工は進め、、、トリーミングを。


 既存螺鈿と色味が合う所を慎重に選んでカット。。。


 螺鈿は、形状が複雑なものもあり、
 尚且つ筆の曲面にも馴染ませなければならないため、
 少し特殊な方法で熱矯正をかけました。


 仮置きをして調整をかけながら、、、


 湾曲具合も確かめながら、、、


 膠による螺鈿接着研究は、袋小路に入り込んでいました。。。
 結果的には接着強度が足らず、既存下地との色味合わせも上手く行かず、
 この努力は結局実りませんでした。。。


 次なる接着手段を発案。。。
 現代的なテクニックを使う方向で研究を進め、、、


 色々と試した結果、接着強度の高い樹脂に着色して
 下地と似た色合いを出すという方向で落ち着きました。


 接着に伴い、螺鈿をガチガチにテープで固定。
 それでも足りない場合は、重石をかけて、、、


 螺鈿接着が終わったところです。
 この後、研ぎを施し絵付けを行って螺鈿は完成。
 金彩は、水を僅かに湿らせた綿棒で金彩表面に付着した汚れを落としつつ、
 傷や擦れたところには摺漆を施して金消し粉を蒔き付け、
 引っかき線を針で入れての補修となりました。

 この金彩も箔なのか金泥なのかはよく分かりませんでしたが、
 強力に漆と密着していることで、清掃作業は比較的楽に進められました。


修理作業の概要は以上の通りですが、
ここまでハードルが高いことになろうとは思わず、
骨董品修理の奥深さを痛感した次第です。

それにしても、先人の知恵には計り知れないものがあるものですね~汗。  


2018年09月25日

朱の乾漆粉づくり・・・

朱の乾漆粉づくり・・・

以前に行った朱の乾漆粉づくりを、再びやることになりました。


 まずは朱漆(赤口)をガラス面に塗ります。


 2度塗るのですが、1回目は少し厚めに塗り過ぎたのか、一部にちぢみが出てしまいました。
 しかし、このくらいのちぢみであれば、しっかり乾かせば問題ありません。


 ガラス板に塗った朱漆を乾燥させて剥がしました。
 まだ少し柔軟性があるのですが、
 これを工房に持って行って、ある処理を施します。
  
タグ :乾漆粉


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 01:36 Comments(0) 制作日記漆塗り

2018年09月22日

ビリヤードキュー届く・・・

ビリヤードキュー届く・・・


 遠方のご依頼主より、ビリヤードキュー:バラブシュカ/BALABUSHKAが届きました。
 素晴らしいキューなので緊張しますが、、、
 これから暫くの期間をかけて、インレイ(シェル象嵌)を施します。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 13:27 Comments(0) 螺鈿(らでん)・貝細工

2018年08月30日

尺八 金蒔絵の完成・・・

尺八 金蒔絵の完成・・・

漆塗りと蒔絵のご依頼を頂いていた尺八がこのほど完成し、
先日お客様がお受け取りに来られまして直接納品致しました。


 朱塗りの尺八にして欲しいという珍しいご依頼。
 モチーフは、山桜に鶯(うぐいす)と半鐘蔓です。


 本当に長い間お預かりしておりましたが、やっと、、、という感じです。
 大変お待たせ致しました!


 鶯は、丸粉蒔絵をベースとして透き漆で描き起こしてみました。
 山桜は、花びらを丸粉蒔絵、枝や幹を梨子地塗りで。


 蒔絵の表現は、多岐に渡って様々なものがありますが、
 試作を重ねながら、取捨選択して本番に臨みました。


 山桜に蔓を二重螺旋で絡ませました。
 変化自在な生命の神秘を意識してデザイン。


 半鐘蔓も丸粉蒔絵にて絵付けしております。


 背面の半鐘蔓。


 山桜の幹たち。根本は途切れた形に、、、生命の根源は謎ですね。


 当工房の銘「瑞緒」を背面に。。。


 尺八を製作した工房の銘(焼き印)はそのまま残しまして、
 その横に当工房の銘を螺鈿で入れております。


 最後の仕事=鶯の眼光を入れる作業。
 梨子地粉3号の一粒を黒目に針で貼り付けてみました。


今回のご依頼は蒔絵を主としたものとなりましたが、
やり甲斐と共にその難しさを痛感した次第です。本当に今後の糧となりました。
お客様には改めて感謝申し上げます。
  


2018年08月07日

鞘塗りをアレコレと・・・

鞘塗りをアレコレと・・・

他ご依頼品と共に、相変わらず鞘塗りも幾つか並行して進めております。

漆塗り用の鞘たちは、下地作業を更に進めて、、、


 布着せの次の工程に入る準備中、作業で使っている新聞にふと目が留まりました。。。
 夏の甲子園=第100回全国高校野球選手権記念大会が開幕(^^)


 貼った絹の目に錆(漆+砥粉のパテ)を擦り込む=布目擦り。



 乾燥しました、、、研ぎます。



 次は、地付けです。



 また乾燥しました、、、研ぎます。☆溶岩の様に硬い!です。


別件の鞘塗りも完成へ。。。最後に栗形を接着です。


 木地に螺鈿装飾とウレタン塗装。栗形・鯉口・鐺部分は黒漆で。
 すみません、螺鈿装飾は未公開で!(^^;
 

 2液型樹脂を接合部に塗布し、
 浸透圧でピタッと納まるように樹脂の量をさじ加減してみました。
 樹脂が接合部からはみ出すことなくキレイに空気が抜けて、、、
 上手く行ってホッとしました~。


諸々、まだ遅々として進んでいないご依頼品もあります。
お盆前にかけて、製作ペースを上げましょう。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:37 Comments(0) 制作日記漆塗り塗装

2018年08月01日

8月に入っても漆芸つづき・・・

8月に入っても漆芸つづき・・・

もう8月になりました。早いものです!

7月は本当に忙しく、
製作業に加えて講師業も特別授業が目白押しで、
さらに猛烈な酷暑も加わって、だいぶヘトヘトになりました。

学校が一区切りつきましたので、製作業に集中です!
ご依頼頂いているうち、漆塗りに関するものも多く、
8月も、これらの製作が続いていくことでしょう。

その内の一つ=日本刀鞘大小拵は、下地の作業が続いています。
だいぶ予定が遅れていますが、他ご依頼と並行して、
この8月で何とか中塗りまで完了させたいところです。


 木地固めが終わり、鯉口を接着したところ。


 下地塗り前のマスキング。経験上、セロハンテープも有効です。
 発泡スチロールも、、、利用価値あり!!ですね。


 布着せの作業へ。鞘の躯体に馴染むよう絹を糊漆で貼って行きます。


 室(ムロ)で乾燥させては研ぎ~を3回は繰り返し、
 出っ張り過ぎたところは刀でカットして、ある程度平滑にします。
 絹や糊漆が厚いところは、どうしても中が乾いていないので、
 表面を研いでは室入れ~を繰り返す必要があります。

今回の日本刀鞘大小拵は、お客様が本堅地(一番堅牢な漆下地)をご希望されています。
着実に積み重ねて行かないといけません。完成まで、まだまだ先は長い、、、です。   


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 15:18 Comments(0) 制作日記漆塗り

2018年07月13日

猛暑の中、工房整備・・・

猛暑の中、工房整備・・・

九州北部も梅雨が明け、本格的な猛暑が到来しておりますが、
最高気温が34~36℃くらいになると、この空調の無い工房での作業は過酷さを増します。
そんな中、塗装作業を伴うご依頼が幾つか控えています。
塗装は工房でしかできません~!汗

最近、吹き付け塗装を伴うような塗装作業をしていなかったため、
まずは、工房の片付けや整備が必要です!(あちこちにガタが来てます)


 工房に着きましたが、、、やはり暑いですね~。


 工房塗装室の外壁として張っているプラダン(プラスチックダンボール)が、
 太陽光によって著しく劣化。南側壁面が、、、バリバリに!!!
 猛暑の中、気合いで張り替えであります!!


 一部手に取ってみると、、、粉々に~!汗


 ということで、、、劣化したプラダンを剥ぎます。
 こういうの見ると、久々にDIYやってる感あります(^^)


 バスッ!!バスッ!!バスッ!!っとやっていると、
 さらにDIY感が増します~(^^)


 スッキリ!! これで、、、


 いよいよミスパリ&ダンディハウス様 店舗認証楯製作へ向けての準備開始。
 この塗装作業でも激烈に暑くなりそうですが、、、こういう時には助っ人が。。。
 学生時代(バブル期)に購入したミニミニハイパワー扇風機くんです!!
 ちょうど30年経った今も健在~ホコリをきっちり拭き取って整備しました。
 フルパワーで、よろしくお願いします!!('◇')ゞ




  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:50 Comments(0) 制作日記

2018年07月05日

工房にも夏空・・・

工房にも夏空・・・

昨日は台風でしたが、糸島の工房は無事でした。。。
☆天井から落ちてきた埃がかなり落ちていましたが~。


 この青さ!夏空ですね~これは。。。
 台風一過で普通は涼しくなるものですが、
 今回は一気に夏が来た感じです!汗


 若姐さんです。これから大姐さんになることでしょう。。。(^^)


今日の工房作業は木工。
だいぶ前から宿題になってた、鞘塗りテスト用の部材加工をしておりました。



 緑豊かな中で作業するのは気持ちの良いものと、、、あらためて思います。


 ノミも用意しましたが、、、結局はカンナのみで大枠加工。。。
 削りカスがクルクルと巻いて、可愛い感じです(^^)


 ペーパーは#120→#320までかけて、、、完成!!
 この後、新たに試みる下塗り剤を一部に塗って。
 明日以降に中塗り、そして上塗りと、、、テストを重ねます。


ともかく暑くなってきました。
明日以降はまた雨が降って気温は落ち着くようですが、
今日の様子を見ていると、本格的な梅雨明けがちょっと怖くなる感じですね~。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 00:40 Comments(0) 制作日記木工

2018年06月20日

雲竜図蒔絵ギター完成・・・

雲竜図蒔絵ギター完成・・・

様々なこともあって半年以上を要しましたが、、、
雲龍図蒔絵ギターがやっと完成!!
今週初めに、ご依頼主であるギターショップ「糸島の音風」様へ納品致しました。


 ギターの全体写真です。


 龍頭部分の様子。龍は本蒔絵(金丸粉)、雲は梨子地塗り(金梨子地紛)で表現。
 龍の眼にはローズレッドの彩色を裏側に施した螺鈿を入れております。


これだけ広い面積に蒔絵を施したのは初めて。
いろんな意味で研鑽を積むことができたご依頼でした。
次なるステップアップに繋がることと思います!

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 12:48 Comments(0) 制作日記漆塗り楽器装飾

2018年06月15日

ギター蒔絵は最終工程へ・・・

ギター蒔絵は最終工程へ・・・

ギター蒔絵は、やっと終盤戦に向かってきました。

蒔絵で一番手のかかっている龍は、、、
金丸粉を蒔いて乾燥させた後、生漆を浸透させて丸粉を固め、その後に摺漆。


 大枠で研ぎを入れてから、鯛牙(たいき)で丸粉の表面を潰すように撫でて磨きました。
 この作業を施すと、キラキラと丸粉が光ってきます。

雲の部分は、全て金梨子地紛での蒔絵を施していますが、
その上から梨子地漆を重ね塗りしております。
雲の流れごと(エリアごと)に塗り重ね回数や研ぎの程度を変えることで、
上塗りされた梨子地漆の厚みを変え、金梨子地紛の色味に変化をつけました。
摺漆や磨き作業でペーパー等の研ぎ足を段階的に無くしながら、艶上げに持って行きます。
 

 そして、最終工程。。。
 龍、雲、ベース黒、ギター表面全体に摺漆を施してよく乾燥させた後、
 呂色磨き粉で全体を手磨きです。


 一旦磨き上がりましたが、研ぎ足が少し目立つところを無くしたり
 艶のレベルをもう一段階上げるために、再度摺り漆と呂色磨きを施します。
 「もう一丁!」という感じでしょうか。
  


2018年05月14日

「にわか面」螺鈿装飾が完成・・・

「にわか面」螺鈿装飾が完成・・・

4月になって急に知人から依頼のあった
三味線糸巻「にわか面」螺鈿装飾が本日完成しました。先程納品です。


 やはり、黒檀に螺鈿は映えます。


 5mm幅の螺鈿ライン組み上げは、凹みへの現物合わせで。結構精度が必要でした。


 黒檀は堅めの木材ですが、きめが細かいのか、
 こうした直線的な加工では結構削りやすい素材であることが分かりました。


 今回もまた新たな発見や課題が見つかりました。ご注文毎に勉強です。。。


 こちらはデザイン画です。


☆この「にわか面」、あの博多を代表する老舗=にわか煎餅『東雲堂』様が商標登録されてらっしゃるもの。
 今回の装飾では、本家本元の「にわか面」を少し乙女風に表情を変化させたデザインにしておりますが、
 『東雲堂』様に使用の可否を問い合わせたところ、快くご承諾頂きました。
 この場を借りまして、改めて感謝申し上げます。  


2018年05月10日

雲の蒔絵開始・・・

雲の蒔絵開始・・・

ギター蒔絵は、いよいよ雲の金粉蒔き工程。
少しテストをした後、本番に入りました。


 粉筒は大き目のものを使用。ぼかしを付けつつ、雲どうしのバランスを考えて。。。


 蒔き終わりました。良く乾燥させてから、余分に蒔いた金粉を掃います。

金梨地紛を蒔いておりますが、この前製作した粉筒はまずまずの働きをしてくれています。
状況をよく見ながら、雰囲気良く仕上がるよう頑張ります。



 昨日は貝殻にバフがけ(磨き)を行う作業をしておりましたが、、、
 超特急で関東方面へ出荷。

それにしても、このように最近はご依頼が多岐に渡っております。
昨日遅くには貝殻に加えて木材を削る作業もしておりました。
こうした状況に伴って、様々な種類の装飾技法が必要となり、取り扱う素材も様々です。
かなり応用力が求められますが、何とかこなしてまいりましょう~。

☆お待たせしているご依頼主様には、本当に申し訳なく思っております。
 多くの手間を必要とし、難しい課題を克服しつつの制作であるため、
 もう少し猶予を頂けますと幸いです。
   


2018年05月07日

連休中の切り株くん・・・

連休中の切り株くん・・・

あっという間にゴールデンウィーク終了。
今年は、ひたすら仕事ばかりしておりました。
今は働く時だと思い、仕事に集中している毎日です。

工房には1日だけ行きましたが、、、
わが工房主=切り株くんは元気いっぱいです。


 この前より、随分と葉っぱが生い茂ってきました。。。


 お隣工房のM氏からご連絡があり知っていましたが、、、
 切り株くんに、ナンと鳥の巣が出来ていました!


 その切り株くんの前で貝殻加工開始!
 
研磨作業の騒音にびっくりして、巣から鳥が飛び立っていきましたが、、、
その特徴的な飛び方から、ヒヨドリの巣ということが判明~。
うるさくて申し訳なかったですが、少しの間だけ我慢して下さいね~^^


 それにしても、この日は随分と貝殻を削りました。

アワビ貝殻は在庫が相当溜まってきましたので、ドンドン活用しないといけません。
今回はその中でも特に大きな長径16~17cm級を研磨しました。
この後、お客様からご注文のあった形状に加工して終了。
だいぶ数量がありましたので、この日は久々に夜遅くまで工房作業したのでした。。。


  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 02:38 Comments(0)

2018年04月25日

諸々立て込んできました・・・

諸々立て込んできました・・・

かなり久しぶりのブログ更新です。
(約1ヶ月ぶりでしょうか~汗 FBでは記事アップしておりますが。。。)

ちょっとここに来て、また立て込んできました。



 貝殻加工のお仕事も。。。
 バキバキやっております(^^;



 ギター蒔絵の制作は、絵柄の下塗りが終わり、、、


 諸々下準備した後に、やっと龍の蒔絵を開始です。
 一番の見せ所である龍の顔から。。。
 まだ先は長い感じですが、頑張りましょう。

今年の目標からすると、、、もっと飛ばさないといけないですね~(^^;  


2018年03月26日

年度末の東京出張・・・

年度末の東京出張・・・

3月という年度末の時期、東京出張に行って参りました。
お取引先での打合せと私用も兼ねての出張となりました。


 東京駅に到着。大規模な改修&拡張工事がだいぶ終わっていました。
 丸ビルへの地下通路は完成していて、東西のアクセスがしやすくなっておりました。
 本当に、東京の経済規模は大きいものだと改めて実感。


 到着当日は、仕事が1件とプライベートが2件。
 ちょっとハードでしたが、何とかこなして。。。
 写真は新宿のロシア料理店。FBお友達のご夫妻にご招待されました(^^)


2日目も私用・仕事ともにありまして、都心をぐるぐると回る感じ。


 お堀端の桜は、まだ二分咲きという感じでしょうか?
 でも蕾は大きく膨らんでます。


 立ち寄った飯田橋駅入り口には、、、何やら凄いモニュメントが。。。


 小石川後楽園には、、、今度ゆっくりと見学に訪れましょう(^^;


 立ち寄った湯島天神でパチリ。立派な狛犬がいらっしゃいますね。


 これまた通りすがりの上野では、、、何やら面白そうな展示会が開催されているようです。
 日本刀を帯刀した外人さん!


3日目は私用や取材で動きました。
刀剣博物館では、沢山の日本刀をじっくりと。。。

 墨田区の旧安田庭園内に移転した刀剣博物館。モダンな外観と充実した設備になっています。



 現代の優れた刀工による逸品や、刀装具の作品が展示されていて、大変勉強になりました。


4日目はお客様との打ち合わせがあり、その後は神楽坂周辺を散策。
夕方に飛行機で帰福しました。


 この日は天気がだいぶ持ち直し、、、


 それとともにお堀端の桜も満開へ。。。


 街行く人たちも、懐からスマホを取り出して、、、(^^)


今回の上京では、様々な方とお会いできて良かったです。
20数年ぶりに会うことのできた友人たち、新たにお知り合いになった方々、そしてお客様方。
大変お世話になりました!


 「時には昔の話を」歌:加藤登紀子 icon137

また東京へ行く機会はあると存じますが、
その際は何卒よろしくお願い申し上げます。


  桜「独唱」作詞作曲:森山直太朗icon113











  
タグ :上京東京


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 15:38 Comments(0) よもやま話経済つれづれ

2018年03月19日

ギター漆塗り~蒔絵の工程へ・・・

ギター漆塗り~蒔絵の工程へ・・・

ギターの漆塗りは、黒呂色塗りが終わり、蒔絵の作業に入っております。


 黒呂色塗りと研ぎが終わって一旦艶上げです。
 最終的な艶上げは、蒔絵が終わる時に再度行います。


 蒔絵開始です。まずは下塗りから。。。


 置き目(図柄のトレースと転写)をしながら下塗りを。。。


 下塗り完了。龍と雲は、見分けが付きやすいように下色を変えてみました。


 さて、小さく加工した砥石で研磨です。


 地面(ベースの黒漆)を傷めないように、慎重に研いで行きます。
 この作業にも結構時間をかけます。

今回は大き目の蒔絵なので、一つ一つの作業に時間がかかりそうですね。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 12:59 Comments(0) 漆塗り楽器装飾

2018年03月02日

3月に入って・・・

3月に入って・・・

2月中旬~下旬にかけてインフルエンザにかかってしまいました。
その影響もあって、諸々作業が遅れてしまっております。
お待たせしているお客様には、本当に申し訳なく思っている次第です。

それでも、ようやく最近は暖かくなり、いよいよ3月(春)になりました!
先日私用で訪れた下関も春の訪れを感じさせる陽気でした。


 下関と彦島の間に流れる運河?を望む。

年度末に入るこのシーズンは、学校(講師)の仕事では、何かと会議や式典が続きます。
また、製作業務でも、新たなご注文が幾つか入ることが多い時期でもあります。
しっかりと気を引き締め、気持ちを上げて、様々な仕事に励んでまいりましょう!
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:55 Comments(0) 制作日記よもやま話

2018年02月13日

ギター漆塗り作業続く・・・

ギター漆塗り作業続く・・・

自宅作業では、ギター漆塗り作業が続いております。
もう少しでベース塗りが完了すると思いきや、この寒さで。。。


 研磨~清掃の繰り返し。
 細かめの番手に上げて、、、


 微妙な曲面ですから、、、やはり研ぎ具合が難しい。仕上げ研ぎになるとなおさらです。
 それにしても塗面が冷たいです!


 清掃作業を終え、縁取りの白い装飾部分(パーフリング&バインディング部分)は
 マスキングを剥がしてクリヤーを塗布(筆差し)×2回。
 漆塗りとの面を大体合わせる感じの研ぎに入りたかったのですが、、、
 やはりこの寒さでクリヤーが乾きません!
 やっと今日になって少し研いでみましたが、まだ駄目です。
 もう少しクリヤーが硬く締まってこないと。。。
 強制乾燥出来ない点が、楽器塗装の特徴ですね。

それにしても、遅々として諸々進まない感じです。
他のご依頼品も並行して作業しておりますが、ここは何とか頑張りたいです!  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 20:59 Comments(0) 制作日記漆塗り楽器装飾

2018年01月25日

ギター装飾の製作も進行中・・・

ギター装飾の製作も進行中・・・

幾つか並行して製作しているものの一つ=ギター装飾も、
ベースから始めて、何度か塗った状態になってきました。


 暫く前に行った、ベースの研ぎ作業。
 ここでしっかり丁寧に研いでおかないと、、、
 漆を無駄に使うことになってしまいます。


 ちょっとしたひび割れなどの補修は昨年中に済ませていましたが、
 状態を見ながら綿密に研いでみました。


 今回は、以前製作した時と違うマスキング手法=透明テープ重層マスキングで。。。
 この円形ラインを残す(マスキングする)のが難しいんです。


 何度か塗った状態。漆がちぢむのが怖いので、薄塗りしています。
 もう2~3回は塗りましょうか。。。


 久しぶりに登場の大きめ漆刷毛。広い面積の時はコレでないと。。。
 今回も早速活躍しています。よろしくお願いします!



  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:27 Comments(0) 制作日記漆塗り楽器装飾

2018年01月21日

家紋彫刻も・・・

家紋彫刻も・・・

今年納品三つ目となりそうな家紋彫刻。
お客様の先方がある関係で、そろそろ納品しなければならない短納期ご依頼品です。

並行して長期ご依頼品(製作に時間と手間を要するもの)も
コツコツ段階を追って製作を進めておりますが、
ここはまず短納期の品の歩を進めておかないと。。。


 昨年レーザーで下描きしていた線を、刃でなぞって、、、


 欅の木彫は難しいと思っていましたが、やはり。。。
 木目を意識しながら、こりこりと彫って行きます。


 まずはここまで、、、と、ここでお腹の調子が!!
 お腹の風邪をひいて一晩熱出してしまいました。
 仕事で行っている学校でうつってしまったのか!?
 インフルでないようで良かったですが、なかなかしつこい感じです(^^;

だいぶ体調が回復して、、、引き続き歩を進めましょう。


 そして本日、だいぶ荒削りですが彫刻が終了しました。
 彫刻を終えて、サンドペーパーで研磨。


 生漆を吸わせると、さすが欅です、、、
 様相がガラッと変わりますね。木目がくっきりと。。。
 乾燥したら目止めをして、あともう何回か摺漆をして完成とします。


 彫刻が出来上がってみると、なんてことはないですが、、、
 なかなかこの三つ橘(たちばな)の彫刻には労力を要しました。


 彫刻が終わった際、裏面を改めてよく確認すると、、、
 ワンちゃんが見えてきました。さすが戌年ですね!(^^)
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:37 Comments(0) 制作日記漆塗り木工