2009年02月21日

5℃

5℃

ここ2日ほど九州民芸村内の我が工房でバタバタと作業していたが、山懐深いところなので、普段下界にいるせいか、と・て・も・寒く感じた。午後3時くらいというのに、乾燥炉のスイッチを押すと温度センサーが5℃を示している。北国の人から怒られるかもしれないが、九州の人間にとって5℃はやっぱり寒い。

このぐらいの温度だと、塗料の乾燥もしくは硬化に問題が起きてくる。2液硬化型の目止め剤やパテなんか、かなりの影響が出てしまった。本来2時間もあれば相当硬くなるはずなのに、4時間経ってもまだやわやわ状態。なんじゃこりゃ・・である(漆なんかもやっとられん!)。そこで、炉の設定温度を20℃にし、普段は自然乾燥だけで済むような塗装物をわざわざ炉に入れて、しばらくほたっとく(ほったらかす)ことに。※自然乾燥と言うのは、熱などをかけずに大体20℃ぐらいの外気にさらして乾燥させることを指す。
結果は全然違った。明らかに正常な硬化状態に仕上がっているのだ。やはり、5℃では塗料本来の機能が出てこないわけだ。塗料も寒さに弱い九州人???


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Posted by 瑞緒(ミズオ) at 00:19│Comments(0)制作日記
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