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2022年04月30日

螺鈿三段箱の修理⑯ 螺鈿テスト・・・

螺鈿三段箱の修理⑯ 螺鈿テスト・・・

修理の要=螺鈿貼付のテストを開始。


まずは本格的テストのための簡易テストを実施です。


本番では膠を使う予定ですが、
取り扱いの簡単なタイトボンドでお試し。
砥の粉に混ぜて接着してみました。


どうやら厚塗りより、薄塗りで接着した方が
既存螺鈿の様子に似てくるようです。


単純に剥がれたところには、水で濡らして螺鈿を仮置き。
膠での接着でも同様の雰囲気・色味になると思いますが、、、
うん!OKのようです。


今回は、既存螺鈿の元々の貼付方法が分からないのと
現状の傷んだ様子と符合させる必要もありますので、
テストするのはだいたい6パターンくらいを想定しています。

①剥離箇所の傷んでいない下地にそのまま螺鈿を貼る
②剥離箇所の傷んだ下地を作り直して螺鈿を貼る
③剥げかかって浮いている螺鈿を補強・接着する

以上のように現状の傷んだ様子は3パターンありますので、
それぞれどのような接着方法にするか選ぶ必要があります。
テストの結果次第では、その方法に修正を加える必要もあるでしょう。


下地を作り直している箇所は、
このようにニードルで錆に最終成形を加え、、、
いよいよ②のパターンでの本番待ちです(^^;

つづく。。。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:36Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2022年04月29日

螺鈿三段箱の修理⑮ 底面上塗り・・・

螺鈿三段箱の修理⑮ 底面上塗り・・・

螺鈿三段箱の修理シリーズも15回目に到達。
これだけ工程をこまめにアップすることは珍しいですが、
引き続き宜しくお願い致します(^^)

今日は底面の上塗りをば。。。
上塗り後は、研いで磨いて~の仕上げ工程に入りますので、
それ故にかなり緊張感を持って塗るのが毎度のこと。


まずは幾つかの種類の漆を調合して、、、


濾し紙で調合漆を濾して、、、


小さめの漆刷毛で塗ります~。

今日も雨がよく降って湿度が高いです。
表面の漆が湿気を吸って早く乾燥し過ぎ、
これがちぢみを起こす原因にもなりますので
遅乾タイプの漆を黒漆に混ぜて、
乾燥を遅らせて気味にしました。

塗りにくいところはヘラ付けしましたが、
出来るだけ薄く均すよう努めました。
いつものことですが、、、厚塗りもちぢみの原因になりますので
本当に気を付けねばなりません~(^^;

問題なく上手く乾いてちょうだい!(祈)と手を合わせるのも
やはりいつものことであります(^_^;)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 16:56Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り

2022年04月28日

螺鈿三段箱修理⑭ 小口上塗り・・・

螺鈿三段箱修理⑭ 小口上塗り・・・

螺鈿三段箱の修理は、傷埋め(補修塗り)が完了し、
研ぎ上がった小口から上塗りを開始しました。


一昨日に塗っていた上蓋の小口は、
もうしっかり乾いていますね。


箱本体の小口上塗り作業の様子。
透き漆をだいぶ多め(2倍程)に混ぜた特別調合の黒呂色漆で
本当に薄っすらと塗って行きます。

小口の厚みが増しますと、
箱どうしの重なり具合に支障が出るかもしれませんので
出来るだけ薄~く塗るよう、いつもと違う塗り方にしております!

実は漆刷毛や平筆でなく、
調合漆を薄くヘラづけしてから、指で均(なら)していくという方法。

手油が指に付いていると漆に混ざって乾かなくなりますので、
無水エタノールでしっかり指先の脱脂を行ってからの作業です。

かなり薄く塗れましたので、これで一先ずOK!
次は箱の底面上塗りに移ります。

つづく。。。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 12:08Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り

2022年04月25日

緑地の葉っぱ・・・

緑地の葉っぱ・・・

先日の朝ジョグ時に、いつもの浄水緑地にて
今年も生えてきた好きなつる草の葉っぱを発見しました。


相変わらず良か形をしとんしゃ~ですね(^^)


そして、根性階段脇にも、、、
人知れず根を生やす切り株くんにも新芽が!
ニョキニョキと!!(・□・;)


こちらさんは葉っぱじゃないですが、、、
銅にできる錆の緑青に色味がそっくりさんの鮮やかなる苔?
大きな木の幹に沸き立っております(^^;


ん!?こちらの下り坂脇の石にも(^_^;)


雨上がりの茂みには、ツツジの蕾があちこちに。。。


こちらさんはもう咲いとりますか~。

最近、雨がけっこう降っていて、
しかもかなり暑くもなって来たので、
木々や草花は一気にブレイクしているようですね(^.^)

ただし!!こういう時に気を付けねばならないことが、、、


あ~濡れ濡れの葉っぱたちよ、、、


君たちでズルっといかんよう歩を進ませねばならん~(^^;
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 17:40Comments(0)よもやま話

2022年04月24日

螺鈿三段箱修理⑬ 研ぎ・・・

螺鈿三段箱修理⑬ 研ぎ・・・

螺鈿三段箱の修理は、諸々あって、
約1ヶ月ぶりに再開であります(^^;

既存漆面の凹みや傷の補修塗りがほぼ完了し、
昨日からは、塗った部分をひたすら研いでおります。


上蓋の補修箇所は目立ちますので、
特に神経を使いながら研ぎを施します。


螺鈿に掛かった部分の研ぎも行い、、、


後から螺鈿を貼り付ける凹みのところは、
小刀でちょっと輪郭成形も施します。


凹みの錆を削り過ぎてましたので、、、
もう一回仕上げの錆を擦り付けました。

ここは乾燥しましたら、最終的な凹み成形を行いまして、
いよいよ螺鈿貼りですね!


上蓋の内側は、外せなかった布部分を何とかマスクでき、
布と接している面を塗ることが出来ました。
ここも小口をしっかり研いで、必要あらばもう一回薄~く塗ります。


他に、研いでない補修塗り箇所がまだまだ沢山あります。

この三段箱の螺鈿補修は、まずは実験が必要な内容なので、
本作業まで暫くかかりそうですね~。

引き続き頑張りましょう。
つづく。。。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 21:56Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り

2022年04月24日

化粧錆・・・

化粧錆・・・

生漆と水練り砥の粉(きめの細かい土)を混ぜて作る錆=さび。
漆塗りの時の下地としてヘラ付けされます。

私は「漆パテ」という言い方も独自にしておりますが、
この錆の調合は難しいもので、温度や湿度でも変わって来ます。

基本的に、水練り砥の粉1.0に対し、生漆0.7という比率なんですが、
夏場は生漆を少し少なめ、冬場はちょっと多めでも良し、、、といったところ。

夏場は錆がとても早く乾燥(硬化)しちゃいますので、
生漆の分量を多めにしてしまうと、錆の表面がサッと乾いた時
中が膿んだり、シワが出来る(ちぢんだりする)トラブルが発生しがちです。

反対に冬場になると、錆はゆっくり目に乾燥しますので、
生漆が多少多めでもそういうトラブルは発生しにくいんですね。
とは言え、多めにしすぎたり厚付けは禁物です。

ともかく、錆が上手く調合出来た時は、
ヘラ付けした時の仕上がりや乾燥の具合、
そして乾燥後に研いだ時の肌合いが素晴らしくなります。



前日の作業で作った錆はかなり上々。
大きな板の上に乗った小さな木っ端の片面に
作業で余った錆をヘラ付けしていたのですが、
中々良い感じで砥ぎ上がりました。(^.^)

このような肌合いになってこそ、
専門的にも以下のように呼ばれるんですが、、、
黒漆などで中塗りする前の美しい下地として
「化粧錆」という称号が与えられますね!(^^)/


余った錆は、このような大きな板にもヘラ付けし、
厚くなった段階で平滑に砥ぎ、
中塗りも施して試作用の手板にします。


さて、今回もまたまた余った漆が出来ましたのでヘラ付けします。
今度の錆は、上手く調合出来ていたかな?(^^;



  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 13:34Comments(0)制作日記漆塗り

2022年04月22日

春うららかなる工房・・・

春うららかなる工房・・・

1ヶ月ちょっとぶりと、ひさびさに糸島の工房へ行きましたが、、、
やはり切り株くんはモリモリになっていました(^^)/


今日は暖かくて気持ち良かったですね~切り株くん!


ちょっと来ない間に変化が、、、盛り土!?


お向かいの工房の方が砂利を引くとかで、土の表層を削ったのだとか。。。
こっちもモリモリ!!(^^;


今日のミッション=アワビ特大貝殻磨き。
作業完了!明日発送しましょう。


およよ!?工房入り口付近で、サビ散らかした百円玉発見!!
こちらさんも今度磨いちゃりましょか~(^.^)

ともかく、今日の工房は気持ち良かった!
春の暖かさが心地良く、うららかなる日和でありました(^^)/  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:09Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2022年04月21日

春の落ち葉シーズン・・・

春の落ち葉シーズン・・・

仕事の合間の健康ジョグシリーズ。
今回は春の落ち葉のお話です。


最近は日差しが暖かく、過ごしやすくて
本当に気持ちの良い季節になりました。


そして今は新緑が美しい時期ですが、、、


健康ジョグルートの根性階段では、たくさんの落ち葉が!!

たぶん新しい葉に衣替えする時は、
木々はこのように古い葉を散らすんですね~(^.^)


味わい深いもんです。。。


おっと!緑地の上の広場でも、たくさんの葉が落ちてますね。


ん!?こちらさんは間違って落ちてきたようです。。。(^^;


最近はお見せ出来ない仕事が多くて、
作業の写真があまりアップできないのが残念です。

また、製作以外の業務や短納期ご依頼品を先行していたため、
先月よくアップしていた螺鈿三段箱は修理を中断しておりました。

今週後半から作業を再開致しますので、引き続きご覧頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します(^^)/

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 09:46Comments(2)制作日記よもやま話

2022年04月19日

ニュージーランドアワビ貝の加工・・・

ニュージーランドアワビ貝の加工・・・

☆よかよかブログは、表示が正常になりました。
☆今日からまた記事アップを再開致します~。

先週後半にかけては、ご依頼案件に従って
ニュージーランドアワビ薄貝の加工を行っており、
用途に応じた分別や、端材の整理までしておりました。


薄貝の色味を確認しながらトリミングして
3種の色味に分別を行った様子です。

具体的なご依頼内容はここでは記載できませんが、
ニュージーランドアワビ貝やメキシコアワビ貝は、
たいへん色味が鮮やかで魅力的ですので、
使い方も様々であろうと思います。

但し、このような変化に富んだ色味の様子から、
制作イメージに落とし込むのは難しい点も多々あります。



ニュージーランドアワビ貝の同じ材を、
表裏の両方から撮影して比較した様子です。

このように、色味の様相が
表と裏でかなり違っている部位もあります。

これまでの経験からしまして、
ニュージーランドアワビ貝やメキシコアワビ貝は、
様々な方向から確認して用途に適した部位を見つけ
しっかり活用することが肝要ですね。

作品や商品への魅力を凄く高めてくれるので
ありがたい素材ではあります!(^.^)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 15:56Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2022年04月15日

ブログの表示について・・・

ブログの表示について・・・

日頃より当工房ブログをご覧頂きまして、まことにありがとうございます。

ブログ運営サイトのシステム障害など何らかの事情により、
昨日(2022/4/14)よりページの表示が簡易的となり、
写真などが表示されずご覧頂けない状態です。

先月の同様の事態が起きた時と同じく、
他ブログサイトを下記ホームページ内にご案内・表示しておりますので、
復旧するまでの期間はそちらをご覧頂けましたら幸いです。

装飾工房『瑞緒』HP:http://colorplanet.sakura.ne.jp/mizuo.html icon100

☆瑞緒アメブロ
https://ameblo.jp/mizuo-blog icon100

☆noteへの記事アップも開始致しました!
https://note.com/mizuo_raden icon100

引き続き当工房ブログを宜しくお願い申し上げますm(__)m  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 10:28Comments(0)よもやま話

2022年04月11日

ペンギン卵・・・

ペンギン卵・・・



1週間ほど前に動物園で発見したペンギン卵!

調べますと、、、孵化するのは、35日~45日だとか。。。
ということは、、、5月上旬~中旬には赤ちゃんが続々と!(^.^)


他のお家でも、巣づくりに余念なく!

漆芸では、白彩色表現として「卵殻」という技がございますが、
あの比較的大きそうなペンギン卵の殻でやったらどうなのるか!?

そんな余計なことまで考えてしまいます~欲しい!(笑)
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 16:57Comments(0)制作日記漆塗り

2022年04月09日

緑地のお掃除・・・

緑地のお掃除・・・

健康散歩のルート=浄水緑地では、
土日になりますと、お掃除の方を見かけます。


根性階段もこの通り!
落ち葉がきれいに掃き取り除かれています(^.^)

お掃除をされてらっしゃるのは、
ボランティアの方々のようですが、
ちょっと調べたところ、このお掃除活動の中核となっているのは
特定非営利活動法人グリーンシティ福岡の皆さんということでした。

☆特定非営利活動法人グリーンシティ福岡icon100

この活動名称は「まちなか里山事業:浄水緑地 森の手入れワークショップ」とのこと。

今日は日頃の感謝を込めて、ボランティアのお一人に
初めてハッキリとお礼のあいさつをさせて頂きました(^^)


緑地の方には落ち葉や折れ枝を貯めてある場所「バイオネスト」が
そこかしこにありますが、、、


根性階段横のバイオネストはだいぶいっぱいになって来ましたね~(^^;
お掃除の方のお話だと、まだ肥やしになるまで
だいぶ時間がかかりそうだ、、、とのこと。


でも、このバイオネストは、
今や浄水緑地にしっかりと根付いている感じ。
森と人との温かい繋がりを感じまっす(^.^)



先日は緑地内の道に木の実?がたくさん落ちていました!
さすが植物の生命活動は凄いものがあります。


しかしま~このお掃除も大変そうですね~。
引き続き宜しくお願い致します(^^;





  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 18:14Comments(0)よもやま話社会つれづれ

2022年04月05日

動物園散歩~シロテナガザル編・・・

動物園散歩~シロテナガザル編・・・

仕事の合間の健康散歩=動物園ウォーキングシリーズも
回数を重ねて行きそうな気配(^.^)

今日のハイライトは、活発な動きを見せたシロテナガザル夫婦でした。


もの凄い運動神経を見せるこのお二匹!
ジャンプする妻、構える夫(^^;


ちょっかいを出す夫、怒る妻!(笑)
☆写真クリックすると動画になります。


夫婦の戦いは続く、、、(^^;


勝利の体操!? 妻は強し、、、(笑)
☆写真クリックすると動画になります。









  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:11Comments(0)よもやま話

2022年04月04日

ニュージーランドアワビ貝研磨・・・

ニュージーランドアワビ貝研磨・・・



ニュージーランドアワビ貝の薄貝研磨(摺り貝)作業の様子。


いま、大量に使うご依頼案件がありまして、
加工するのに程良い薄さにしようとしております。

上の写真で少し現れておりますが、、、
アワビ薄貝の時とちょっとだけ違うことが一つ。。。
研ぎ汁が茶色いのです(^^; それはなぜか!?

ご覧の通り、ニュージーランドアワビ貝の真珠層には
黒い層が幾重にもサンドされており、
鮮やかな真珠層の白い研ぎ汁と混ざって、薄い茶色になるんですね。

ということは、、、この黒く見える層は!?
そう、相当濃い目のこげ茶~ということになるようですね!(^.^)

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:56Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2022年04月02日

ペンギンさんいらっしゃ~い・・・

ペンギンさんいらっしゃ~い・・・

健康散歩シリーズに新たな楽しみ加わる。。。^^


福岡市動物園に、確かこの2月から新ペンギンエリアがオープン!

既にたくさんの方々が、やっと戻って来たペンギンたちの様子を
SNS等でアップしていることでしょう。
この楽しげな様子を、みんなに見てもらいたいに違いないでしょうから。
かく言うわたくしも!(笑)


このペンギンプールは素晴らしか。。。


ペンギンさんたちも広々としたあそび場でゆったりと。。。


ペンギンさんたちのおうち、、、
今は出払ってて遊びに夢中!(笑)


最近は皆さん卵抱えてまっす(^.^)


上のエリアには様々なペンギンのイラスト壁面あり。
一番手前の巨大ペンギンは、×種となってしまったのでしょう。


☆写真をクリックされますと、FBの動画に飛びます~。
楽しんどりますね~。癒されまっす^^
また何度も足を運びましょう~。



  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 10:46Comments(0)よもやま話