2025年01月31日

夜光貝貝殻のバフがけ・・・

夜光貝貝殻のバフがけ・・・

1月も最終日となりましたが、、、
中断していた夜光貝の磨き作業を再開し、
バフ掛けまで進みましてほぼほぼ仕上がった状態となりました。







まだ完成ではなく、
突起部分に少しオイルをなじませたり、
一部の穴の補修をする必要があります。

それらの作業を終わらせ、来週納品となります。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 18:45Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2025年01月22日

荻外荘 応接室家具の螺鈿装飾と漆塗り・・・

荻外荘 応接室家具の螺鈿装飾と漆塗り・・・

当工房では、(株)三越伊勢丹プロパティ・デザイン様よりご依頼を受け、
東京都杉並区の国指定史跡「荻外荘(てきがいそう/近衞文麿旧宅)」応接室に設置される
家具の螺鈿装飾と漆塗りの製作を行っておりました。
*螺鈿の材料には夜光貝を使用しております。

貝殻から直接切り出した材料を曲面に加工するなど、
製作には幾つもの高いハードルがありましたが、
1年以上の期間を経てようやく完成に至った次第です。

ご協力頂いた方々に対し心より感謝申し上げます。


設置された正方形テーブルと椅子四脚の様子です。
螺鈿が随所に象嵌されています。


壁際に設置されたコンソールテーブルです。
こちらは漆塗り工程のみ対応しました。


椅子単独で撮影された写真です。
脚前方にも多くの螺鈿が散りばめられています。


荻外荘応接室の全体写真です。
部屋全体が中国風の美しいしつらえとなっております。


荻外荘は、大正天皇の侍医頭などを歴任した入澤達吉の依頼により
築地本願寺や明治神宮等を手掛けた著名な建築家である伊東忠太によって建てられ、
その後、戦前に3度内閣総理大臣を務めた政治家・近衞文麿に譲渡され、
昭和前期の政治の転換点となる重要な会議が数多く行われた場所です。

数年をかけて復原事業(再移築等)が行われておりましたが、
2024年12月9日からは一般公開となっております。
お近くにお越しの際は、ぜひご覧頂けますと幸いです。


▼杉並区ホームページ 『荻外荘 復原・整備プロジェクト』icon100
https://www.city.suginami.tokyo.jp/kyouiku/bunkazai/tekigaiso/fukugen/index.html

▼『荻外荘公園』icon100
https://ogikubo3gardens.jp/tekigaiso/

※掲載写真提供:株式会社三越伊勢丹プロパティ・デザイン  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:13Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り

2025年01月17日

蝶柄櫛修理 金属パーツの加工・・・

蝶柄櫛修理 金属パーツの加工・・・

蝶柄櫛修理のメイン=翅金属パーツの加工に入りました。
なかなかの難敵であります(^^;


真鍮薄板材料として最適なミニ蝶番を使います。
厚み目標値0.3mmに対し、
この蝶番は0.4mm厚ですから本当に適しています。


トレースして、、、


カット目入りました。


次に毛彫りの練習です。


金属の毛彫りは初めて、、、ですが、
成功させねばなりません。


毛彫り線の太さのニュアンス付けを、、、
難しかったですが、何とかなりました(^^;


左良し、、、


右良し、、、


こんなところでしょう。。。


カットはダイヤモンドブレードで。


ダイヤモンドやすりで形状調整を何度も行い、、、


櫛の曲面に合わせて板を薄く削りつつ曲げ加工、、、
やっとのこさ何とか左翅は合いました~。

今日はここまで!
明日は右翅を~つづく。。。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:08Comments(0)制作日記修理

2025年01月16日

真鍮いぶしテスト・・・

真鍮いぶしテスト・・・

蝶柄櫛の金属欠損パーツ用に、
真鍮のいぶしテストを行いました。

既存パーツに上手く色味を似せることができるか、、、
それが問題ですね(^^;


このテストのために、いぶし着色用液剤「銀黒」くんを購入。
果たして上手く行くでしょうか!?


少量をテスト薄板に塗ってみました。
うん、けっこう黒くなってくれます。。。


さて、テストの本番を。
まずコンパウンドで磨き直して、、、


再度着色です。。。


うん、だいぶ良い色味と濃さ、、、ですが、
既存パーツと比べて少し明るめで青みが強いような?


既存パーツの表面には摺漆が施されていると考え、
ここで透き漆をかけてやることにしました。

ちょっと茶色味に振られて、
色味や濃さがさらに似てくることを祈ります!

つづく。。。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:15Comments(0)制作日記漆塗り修理

2025年01月15日

2025年糸島工房初作業・・・

2025年糸島工房初作業・・・

昨日は今年初の糸島工房作業。
天気予報で比較的気温が高い日を選んで行きまして、
屋外で夜光貝研磨のつづきをやっておりました。


昨年末に散髪した切り株くん、、、
今年もよろしくね(^.^)


さて、こちらの貝殻は突起を削って研磨です。。。


つるんとなってきました(^.^)


正面もつるんと。。。
粗研磨ですので、この先もまだまだ続きます~。


野良仕事もやって日が暮れて。。。
今年も糸島でがんばりましょう。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 11:17Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工

2025年01月11日

室内でもくもくと作業・・・

室内でもくもくと作業・・・

連日寒々とした天候ですが、、、
外出は控えて室内で諸々もくもくと作業しております。。。


篠笛は乾燥と水研ぎを繰り返して、
ようやくベースが整いました。

漆塗りというのは、研ぎ作業がとても大切です。
塗面の平滑さ、滑らかさを出すために
いつも苦心し、気を使う作業となっています。

つい先日、テレビのニュースで
輪島で被災された女性研師(研物師)の方のお話があっておりまして
たいへん悲しい思いをしましたが、
専門職があるくらい、この研ぎが
後々の仕上がりを左右するほど大事なのです。


さて、こちらの蝶柄櫛は、
欠損した翅の金属パーツ修理作業をいよいよ始めます。
まずは透明フィルムで型取りであります。


フィルムにカット目を入れるトレース作業を。
翅の脈?も既存部分に合わせてラインを入れます。。。


割れた部分の補修の続きも。
もう4度は塗ったでしょうか?
ここで一旦研ぎを入れて、、、


おそらく最後であろう筆差し塗りを。
まだまだつづく。。。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 16:28Comments(0)制作日記漆塗り楽器装飾修理

2025年01月08日

栗形螺鈿完成・・・

栗形螺鈿完成・・・

昨年11月にご依頼を頂き、
12月から製作していた栗形螺鈿が完成しました。
今年初の納品となります。


日本刀朱塗りの鞘に取り付けてある黒呂色塗りの栗形に
青貝粒(アワビ薄貝の粒)を貼り付けております。

アワビ薄貝には赤、紫、黄などの色味もありますが、
その中から青味の粒だけを選り分け、
正面から見て輝くよう向きを揃えて貼っております。


この御鞘は全て漆塗りということもあり、
当然ながら螺鈿も漆で貼り付け、
最後は摺漆を施して磨いております。

工程順にご説明しますと、、、(以下)


到着時の写真。
栗形は黒漆塗りの状態で綺麗に磨かれておりました。


お客様へ製作前にお送りした青貝粒貼付シミュレーション。
事前にイメージをお伝えするために作成しました。


粒の大きさを当方で言うところの3号に揃え、
青味のものを選んで漆で貼り付けます。
写真は貼り終えた状態を撮ったものとなります。


次に、螺鈿粒を固定するため
接着用の呂瀬漆を純テレピン油で希釈して含浸させ、
よく乾燥させます。


そして、何回か黒漆を上塗りします。


あとはペーパーの番手を上げながら
螺鈿をしっかり研ぎ出します。
最後に摺漆と磨きを数度繰り返し、
写真のように磨き上げて完成となりました。


鞘全体の清掃チェックを終え梱包完了しました。
明日発送致します。

明後日にかけて日本列島全体が冬型の気圧配置が強まり、
暴風雪もありそうですが何とか無事に届きますように!
配送スタッフの皆様、よろしくお願い致します~。

ご依頼主様、この度はご注文頂きまして
まことにありがとうございました。  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 22:35Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工鞘塗り

2025年01月04日

2025年 仕事始め・・・

2025年 仕事始め・・・

本日は2025年の仕事始め。
篠笛の作業を再開です。。。


昨年末に行った錆付けがしっかり乾きました。


全体を空研ぎして、、、


マスキングを一旦剥がし、
銀巻きの際にせり上がった漆や錆落としを開始、、、


カッターで斜めそぎ落としも行い、、、


またペーパーをかけて、、、


錆の際研ぎも完了です!


銀巻きを再マスキングして黒漆の下塗りを、、、


年末までに出来なかった下塗り完了です。

さて、これから暫くの期間は装飾デザイン作業をしますので、
篠笛本体はこのままじっくりムロの中に置いて乾かしておきましょう。

つづく。。。
  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 21:43Comments(0)制作日記漆塗り楽器装飾

2025年01月01日

2025年 新年のご挨拶・・・

2025年 新年のご挨拶・・・

2025年となりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年の元日は能登半島の地震で大変だったことが
強烈な印象として残っています。
昨年9月の豪雨災害が追い打ちをかけ、
今もなお多くの方々が大変な状況にあると存じますが、
復興への道を一つ一つ歩んで頂きたいと願うばかりです。


自身の毎年恒例となっている元日朝ジョグ。
今年も福岡市南公園展望台へ行って参りました。


昨年の元日とは打って変わって、
今年は清々しい青空が広がる好天に恵まれました。

お日様の恵みが福岡の地に降り注いでおります。
本当にありがたく思います。


展望台北側の景観も素晴らしく、
市街地や遠方の島々がクッキリと見えます。。。


さて、工房運営において恒例となっている今年の目標漢字一字ですが、
今年は「鏡」ということに致しました。

昨年は「結」(結ぶ、結う)という字を目標とし、
これまで培ってきた事物を結実させるよう努めました。
重大なご依頼もあり、結果が求められる年でしたが、
自身の足りない部分と出来ることが鮮明に浮かび上がり、
ハッとさせられる場面が多くあったように思います。

諸々反省することも多かったわけですが、
今年は自身や工房の現状を
今一度しっかりと見つめ直す必要があると考えました。

いわば「鏡」に映った自分の姿をより客観的に捉え、
何をすべきか問い直した上で次なる方向性を見出す、
そんな作業が必要であると考えている次第です。



今年の目標漢字一字のことを考えつつ、
南公園緑地内の散策を。。。
今年も一歩一歩進んで参りましょう(^.^)


孫中山先生(孫文)の記念碑。
先生、どうか東アジアが平和であり続けますよう
しっかりと見守っていて下さい。


動植物園の北側出口には、
新しい花園が作られていました。。。

今年は丸っと穏やかな一年となるよう
この花園を見ながら心から祈願した次第です。

2025年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:56Comments(0)よもやま話