2020年05月16日

螺鈿(らでん)の奥深さ・・・に思う・・・

螺鈿の奥深さ・・・に思う・・・

昨日から今日にかけて、だいぶ雨が激しく降っており
梅雨の前触れ・・・といった感じのしっとりした天気です。
こういう時は、おこもり作業にはもってこいですね。頑張りましょう。

最近は螺鈿の作業を幾つかやっておりますが、、、
その中でかなり特殊なご依頼もあり、難題が出て来ましたので、
かなり深掘りする研究が必要になりました。
そのおかげで、あらためて螺鈿の奥深さを認識しています。

螺鈿(らでん)の奥深さ・・・に思う・・・
 ニュージーランドアワビ貝の確認・研究の様子。

特殊なご依頼の場合は、研究(調査・考察・検証)が必要になって来ることが多いですが、
全ての労苦を代金としてお客様に請求することはありません。
テストをする場合は、材料などの費用が発生する為、
多少の工賃と共に請求することがあります。
(サンプル製作は基本的にご請求対象となりますが(^^; )


私は、ご依頼によってもたらされた問題や課題を克服するために行う研究は、
製作品を完成させる為だけでなく、当然ながら工房の今後の利益に資するものだと捉えています。

これはもう難しい!えらい特殊な・・・といったご依頼があった時は、
「それ、出来ませ~ん!」「無理です!」と即答することはだいたい無くて、
「厳しいですが、まずは検討してみます・・・」とお答えすることが多いです。
ご依頼があったその日からアレコレと頭をひねっているうちに、
アイディアや解決の糸口がちょっと出てきて、
「これは見通しが立つか・・・な?汗」くらいになってきたら、
研究に着手する旨ご依頼主に連絡をする・・・というパターンがこれまでも多々ありました。


よく世間でも言われていることだと思いますが、
難しいご依頼は、結果的に見ると、逆に「チャンス」「ご依頼に感謝~!」というケースが多いですね。
いろんな事情もあってか、ご依頼をすぐ断ってしまう人の話をたまに聞きます。
また、自分のこれまでのやり方に固執して、ご依頼に柔軟に対応しない人の話も聞きます。
しかし、これはチャンスを逃がすことになっていないかな~?とよく思います。

もちろん、いくら考えても、試してみても、難しい場合はあるでしょう。
難題に挑戦している最中は正直言ってキツイです!逃げたくもなります!
しかし、例えチャレンジした結果が芳しくなくても、そのチャレンジが次に活かされます。
決して無駄に終わることはないですし、未来の新しい地平を切り開くにはチャレンジが必要です。
「チャレンジは裏切らない。」(ん!?どっかで聞いたようなセリフ(^^;)

問題・課題や物事の本質・本筋から目を背けたり、逃げてしまうというのは簡単です。
でも、いずれそうした行為が積み重なると、閉塞的な結果や不幸をもたらしかねません。
遠ざけずに踏みとどまって難題にチャレンジし、チャンスに変える・・・というのは、
ステップアップや充実した結果を得るためには必要なことではないでしょうか?

そしてまさに今、コロナ禍という極めて厳しい状況の中で、
心のバランスを取る様々な努力をしながら、モチベーションを保ち続けなければなりませんが、
困難を克服する突破力が、いま培われている、必要とされる時だと思いますので、
ここは何とか頑張って参りましょう。


*以上のようなことも考えつつ、いまご依頼の螺鈿製作をしている次第です。





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