2022年03月18日

螺鈿三段箱の修理⑨ 下塗り・・・

螺鈿三段箱の修理⑨ 下塗り・・・

修理中の螺鈿三段箱は
修理箇所の下塗りを開始しました。


竹串でちょこちょこっと塗ります。

通常は蒔絵筆を使いますが、
本当に小さい部分の下塗りでは
このように竹串を使うこともアリです。

補修箇所周辺の色味を見て、
黒漆、生漆、透き漆などを使い分けて塗り、
その深さによって、塗る回数も変わって来ます。


底面や小口は、広範囲を上塗りしますが、
剥がせないまま残っている内側の布が
やっぱり作業の支障になるな~と思い、
さらにアレコレ確認してみたところ、、、


内底の布などがパカッと外せることが分かりました!
これが外せると、今後だいぶやりやすくなります(^^)/


金底パーツも一つだけ外せて良かったです!
箱の構造が更に分かって来ました~(^.^)


外せない布にはマスキングをして、、、
これから塗りを進めて行きましょう。

つづく。。。


  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 19:43Comments(0)制作日記螺鈿(らでん)・貝細工漆塗り