2012年08月13日

研磨機購入・・・お盆へ

研磨機購入・・・お盆へ

先週からバレル研磨機の自作に取り組んでいましたが、
研磨容量が少ないなどの問題も孕んでいるため、一旦中止。

研磨材の一部はすでに購入していますので、
先週末に業者とやり取りして、
振動式バレル研磨機(湿式)を購入しました。
この機械は乾式にも使えるようです。


 槽の容量8kg!!ちょっと大き過ぎるかも・・・
 でも「大は小を兼ねる」ということで^^

 昨日は早速工房で試運転と研究を。。。

ポイントは「水、研磨材、工作物をどう投入するか?」ということ。

本来であれば、研磨材と工作物は容器内全体で混合した状態にし、
工作物を、容器全体を振動させて研磨します。
しかしこのやり方だと研磨材を大量に使用しなければなりません。

しかも、槽=容器はプラスチックでできていますので、
たぶん硬いものを投入すると、研磨されてそう長くは持たないでしょう。
これは購入前から分かっていることでした。

そこで、、、成功するかどうかはまだ分かりませんが、
発案したのが「振動伝導材」と「ミニ容器投入」です。


 「振動伝導材」には、水道用の塩ビ管を使用。
 大量にカットして本体容器内に投入。
 塩化ビニール樹脂は、比較的柔らかく、水よりも比重が重くて沈みます。

☆昨日は貝研磨を取りやめ、このカットに集中しました。
 その数およそ600個(2cmずつで12m分)。
 容器が大きすぎて、まだ足りません~(汗!)


 「ミニ容器」には、、、ペットボトルを使用。
 日常生活で大量に手に入りますので、劣化してもOK。
 ボトル中に研磨材と小さな工作物、そして水も入れます。
 この方法だと研磨材は少量で済みます。
 ☆大きな工作物には使えない方法ですが…。

振動テストの結果は、、、
まずまずといったところでしょうか?

ちょっと時間がなくて30分ほどしかテストできませんでしたが、
多少の研磨効果が得られることが分かりました。
やはり、通常の振動バレル研磨よりは研磨速度が遅くなるようですね。
また容器内の投入量を変えてデータを取りましょう。

貝の種類によって硬さが違うので、
研磨レベルに差が出ることも分かりました。
ま~こればっかりは、やってみないとホント分からないことですね^^

今後は、普通のやり方にこだわらず、
工夫しながらこの研磨機を使いこなしていく予定です。


さて、今日からお盆ですが、、、


 昨晩は、お盆前のチャンポン〆。
 うちの工房お向かいのバイク工房K氏(長崎亭勤務!)が
 暖かく出迎えてくれました^^

皆様、良いお盆休みをお迎え下さい~。


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Posted by 瑞緒(ミズオ) at 12:59Comments(0)螺鈿(らでん)・貝細工