2011年07月26日

工房の鍵、壊れる・・・

工房の鍵、壊れる・・・

今日は午後から工房へ。

夕方4時半くらいから雷がゴロゴロと・・・。

バイクで来ていた私は「これはマズい!!」と思い、丁度区切りのいいところまで作業が終わっていたので、続きはまた明日・・・と、帰り支度をそそくさとし、さぁ鍵を閉めようか・・・と、戸の鍵穴に鍵を差し込んで回したところ、感触が一向になく、くるくる鍵が回るばかり。

時々こういうことがあるので、「またか・・・」と思って粘ってみたが、一向に鍵がかかる気配なし。

 これはいつもと違う、、、と思って戸を外すと・・・

 鍵穴内側の、あるべきはずの突起が無い???という様子。 

 周囲をよく探すと・・・
 戸の間のレールのところに、金具が落っこちてた。

マジかっ!!!このまま帰れんやん!!・・・と思い、
無理を承知で修理開始!

金具を鍵の内側にどう止めようかと思案~~~

 イチかバチか・・・ネジかクギか?


 やっぱ、ダメや~~

 今度は展示用のワイヤーで・・・


 おぉぉぉ!!っと、上手くいったぁ~~!!

ということで、謎解きのような鍵修理と格闘すること45分、
ダメもとと思っていたが、何とか成功。

 以前より鍵がスルスルとかけやすくなったし、、、

 これぞ、災い転じて福となす!!

 し・か・し、、、更なる災いが・・・
 まるでボルデモートが降りてくるかのような暗雲迫る!!


まさに南西方向から迫る暗雲に追いかけられつつ、何とか無事帰宅。
危なかった~~~


帰宅してから、上さんが仕事で出ていたので、私が夕食を作り、娘と一緒に食べたのだが、、、

鍵と暗雲の呪いが解けたワタシ。。。
昨晩に引き続き、録画していたハリポ「パリーポッターと謎のプリンス」のつづきを観たのは、、、
言うまでも無い。

  


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 23:50Comments(0)制作日記

2011年07月26日

卵殻技法・・・

卵殻技法・・・

漆塗り装飾技法のひとつ「卵殻」。
ウズラの卵の殻を粒状に割って、漆で貼っていく技法のこと。

なぜウズラの卵かというと・・・
殻が薄くて、キメが細かいからだと思われるが・・・
伝統的にウズラです!

以前、鶏の卵を試してみたが・・・
割った時の卵の端がゴロゴロしている感じで
キレイではなかった。

下準備の工程を写真でご紹介↓



 卵の殻には、斑点がついている。このままでは使えない。

 サンドペーパーで大枠磨く。


 水で半分に薄めた酢に浸ける。

 水に付けながら布で磨くと細かい斑点が取れてくる。

 白くキレイになった!



師匠はクレンザーを使って根気良く斑点を取り除くが、酢を使った方が作業が早く、白くきれいになるだろう。しかし、ちょっと殻が薄く、弱くなる感じではある。他にも方法はあるが、一長一短といったところ。

次に、卵の中身を出す工程へ・・・

 まず、卵の上下に穴を開ける。

 片方の穴から息を吹き込む。※自分の顔があまりにもキモいので、モザイクをば・・・

 黄身も一緒に、トロ~ンと中身が出てくる。 

 穴を少し大きめにすると、黄身が潰れずにそのまま出てきて面白い。
 中身を全て出し終わった卵たち。


次に、卵の内側に付いている薄皮を剥ぐ工程へ・・・

 鼻毛切りバサミで上下に開いた穴からタテ方法に側面を切る。 

 ピンセットを使って薄皮を剥ぐ。

 剥ぎ終わった卵と薄皮。

 これがまた・・・薄皮が何層かになっているので、
 一番下の層から一気に剥がないと、極薄の皮が残って厄介だ。

 卵の内側は、緑っぽいのや白っぽいのがあり、
 表側の白さにも差異があるように、各々個性がある。
 
 剥ぎ終わった卵たちをパック詰め。

 色味の違いによって仕分け。
 左側から右側に向かって、茶→白という感じ。
 実際には右ふたつのパックしか使えないかも。

以上、卵殻下準備作業でした。  
タグ :卵殻技法


Posted by 瑞緒(ミズオ) at 10:28Comments(0)漆塗り